猫の健康をサポートする『ツボマッサージ』3選

愛猫に癒しをプラスしながらマッサージできるツボは、次のような3つがあります。スキンシップをとりながら猫との絆を深めましょう。
1.労宮(ろうきゅう)はリラックス効果
労宮は、猫の前足の一番大きな肉球の下中央にあるツボで、「気持ちを落ち着ける」と言われています。この部分を親指で指圧したりなでたりすることで、猫がリラックスしやすくなります。
たとえば、爪切りやシャンプー後など、猫が緊張しやすいタイミングで優しく触れると、安心感を与えることができます。肉球は敏感なので、力を入れすぎず、嫌がる様子がないか確認しながら行いましょう。
2.百会(ひゃくえ)はストレス軽減
百会は、猫の頭のてっぺん、耳と耳の間にあるツボです。この部分を指の腹で軽く円を描くようにマッサージすると、リラックスしやすくなります。百会は「自律神経を整える」とされ、人間のツボとしても有名です。
猫がソワソワしているときに行うと、嫌がられてしまうことがあるため、落ち着いている時にこのツボを優しく刺激してみましょう。強く押しすぎずに、心地よさを確認しながら行いましょう。
3.胃兪(いゆ)は胃腸の働きをサポートする
胃兪は、猫の背中側の腰のあたり、背骨の両脇にあるツボです。ここを親指で優しく押してあげると、胃腸の調子を整えるのに役立つとされています。
猫が食欲が落ちているときや便秘ぎみのときに、軽く刺激すると消化を助ける可能性があります。とはいえ、食欲不振が続く場合はマッサージだけに頼らず、早めに獣医師に相談しましょう。
ツボマッサージのコツと注意点

ツボマッサージは、猫がリラックスしているタイミングで行うのがポイントです。食後すぐや興奮しているときは避け、寝る前や甘えてくるときに優しく触れましょう。
また、力を入れすぎず、指の腹で撫でるように刺激するのがコツです。最初は短時間から始め、猫が心地よさそうなら少しずつ時間を延ばします。
嫌がる素振りを見せたら無理をせず、別の機会に試しましょう。体調が悪いときや持病がある場合は、獣医師に相談すると安心です。
まとめ

ツボマッサージは、猫にとって気持ちの良いスキンシップのひとつです。リラックス効果や体調管理のサポートが期待できるだけでなく、飼い主との信頼関係も深まります。ただし、猫の様子を見ながら無理に続けないことが大切です。
日々の触れ合いの中で、愛猫が喜ぶツボマッサージを少しずつ取り入れてみましょう。心地よい刺激が、猫の健康維持にもつながります。
何より、大切な愛猫と穏やかに過ごす時間が増えることが一番のメリットです。ツボマッサージを習慣にして、猫との暮らしをより豊かにしていきたいですね。