愛護活動用バスプロジェクト発案のきっかけ

キーテイルの代表が外の過酷な環境下で生きる野良猫達を目の当たりにし、猫に人生を捧げようと決意して団体を設立したのが、24歳の時でした。
彼の夢は『野良猫がゼロとなり、すべての猫が人と幸せに暮らす社会を実現すること』。そんな彼が自身の活動を通して考え、企画したのがこの「愛護活動用バスプロジェクト」です。
私たち愛護団体の活動の一つである保護活動は悩みも多く、保護したら終わりではありません。里親さんとのご縁をつなぎ、幸せな家猫にするまで、途轍もない労力がいるのです。
その里親さん探しの大きな悩み、それは里親さんとの出会いの場でもある「譲渡会」の開催場所でした。役場や企業等の施設にお願いしても「屋内での開催はアレルギー問題や衛生上の観点から難しい」という理由で、なかなか場所が抑えられずに自主開催ができずにいました。
屋外での開催は許可されるものの、屋外は天候にも左右され、そしてなにより猫にとってストレスがとても大きいので開催には躊躇(ちゅうちょ)していました。
そこで考えついたのが、屋外で駐車するスペースをお借りし、バス車内で開催する譲渡会でした。
“みんなで使えるバスにしたい”という想いについて
「譲渡会」の開催場所の悩みは私たちキーテイルだけでなく、他の愛護活動者さんや愛護団体さんでも共通の悩みでもあります。もっともっと多くの命を救いたい一方で、里親さんがなかなか決まらずに保護したくてもできない状況に陥る問題を、なんとか解決したいと考えたのです。
キーテイル代表が好きな言葉で“1人の100歩より100人の1歩”という言葉があります。ひとりの人がたくさん頑張るよりも、みんなで少しずつ頑張るほうが大きな力を生み出すことができるという意味です。
このバスプロジェクトも、キーテイルだけがバスを使い前進するより、地域・愛護団体さん・愛護活動者さんの垣根を越えてみんなでバスを使い、みんなで前進するほうが、もっともっと多くの命を救えると思っています。
そこでバスを無償で貸し出すことに決めました。現在は貸し出しに向けて準備を進めています。
▼愛護活動用バスプロジェクトのプロモーション動画はこちら▼
2025年2月2日、念願のバス譲渡会を「伊都蔦屋書店」様で開催!

実はバスが納車されたのは、譲渡会開催日1週間前でした…。ぎりぎりまでバスでの譲渡会が開催できるか不安でしたが、1週間で急ピッチに準備を進め、なんとか当日を迎えることができました。
不安と緊張、そして期待が入り混じった中での開催となりましたが、日曜日ということもあって、たくさんの方がみえられました。バス車内への乗車人数は限られるため、入場には条件がありますが、真剣に猫ちゃんを家族に迎えたいという方々に、保護猫ちゃんと面会していただけました。
2月の屋外での譲渡会は気温や天候で行わないことが多いですが、バスでの譲渡会なら猫ちゃんが温かい車内で過ごせます。外の音もほとんど気になりませんでした。
もちろん課題はありますが、多くの方々に保護猫ちゃんのこと、そして愛護活動への興味を持ってもらえたと確信しています。
バスプロジェクトへの応援をお願いします!
私たち「一般社団法人動物愛護団体キーテイル」は、福岡県糟屋郡を拠点として、“野良猫ゼロ、すべての猫が幸せな家猫になること”を最終目標に、保護活動や里親探し、TNR活動、地域猫活動支援、啓発活動を行っています。
設立から3年と活動歴としてはまだまだ浅いですが、小さい団体ながらも日々猫の命を守るために活動しています。
この愛護活動用バスプロジェクトはこれからが本番です。バスの用途を譲渡会場に限定するのではなく、啓発イベントやチャリティーイベント等の、さまざまな愛護活動にも使えるようなバスにしたいと考えています。
キーテイル、そして九州の愛護活動者さん、愛護団体さん、みんなでもっともっと命を救うためにバスを活用していきたいです。
このバスを維持していくために、皆さまぜひ応援をよろしくお願いいたします!
ご支援先
▼お振込み口座▼
西日本シティ銀行 大名支店
店番号:019
口座番号:普通3200561
シヤ)ドウブツアイゴダンタイキーテイル