猫トイレのニオイの原因とは?
猫トイレのニオイは、主に猫のおしっこやうんちから発生します。とくにおしっこに含まれる尿素は、時間が立つと空気中の細菌に分解され、アンモニアに変化します。そしてそれが、強いニオイの原因となるんですね。
さらに猫のおしっこは濃縮されていたり、「フェリニン」という成分が含まれていたりして、人や犬と比べてもおしっこがクサい傾向があります。
また猫の健康状態や食事内容も、ニオイの原因のひとつです。とくに泌尿器の病気やストレスが影響して、ニオイが強くなる場合もあるため注意しましょう。
トイレの掃除が不十分だとニオイがさらに蓄積され、家中に広がってしまうこともあります。適切なケアを心がけて、快適な環境を保ちましょう。
猫のトイレがクサいときに試したい5つの消臭対策
1.トイレタイプを見直す
ニオイが気になったら、トイレタイプの見直してみましょう。猫のトイレには、オープンタイプと上部が覆われたドームタイプがあります。
もしニオイが気になる場合、ドームタイプへ変更するといいかもしれません。ドームタイプはニオイが外に漏れにくく、猫砂の飛び散りも防ぐのに効果的です。
ただしトイレのサイズを考慮するのも忘れずに。ドームタイプはトイレ空間が狭く、大型の猫は少し小さく感じるかもしれません。
トイレの大きさは、猫が方向転換できて、排泄中にお尻がふちに当たらないくらいが目安です。
2.トイレ砂を見直す
猫砂の選び方も重要です。消臭効果の高い砂を選べばニオイを軽減できるでしょう。猫砂には鉱物系、木材系、シリカゲル系など様々な種類があり、それぞれに特徴があります。
ただしニオイが気になる場合は、特に消臭効果の高いシリカゲル系や、自然な消臭効果のある木材系の猫砂への変更を検討してみましょう。
また、尿の固まりやすさも重要なポイントです。固まりが早い猫砂を選ぶことで、散らばりを防げます。
3.トイレの掃除頻度を見直す
トイレの掃除はニオイ対策の基本です。猫の排泄後のこまめな掃除はもちろんですが、最低でも月に一度はトイレ全体を洗浄しましょう。
猫砂は汚れていない砂を少し残して、ほかは全取り換えします。トイレ容器の洗浄には中性洗剤を使用し、しっかりとすすいで乾燥させましょう。
4.専用の消臭剤を置く
専用の消臭剤の設置も効果的な対策です。市販の猫トイレ用消臭剤には、直接トイレの中にまくタイプや、置き型タイプ、スプレータイプなど、さまざまあります。使いやすさや好みのタイプで比較してみてください。
ただし消臭剤を選ぶ際は、成分や効果をよく確認し、愛猫に安全なものを選びましょう。また強い香りの製品は猫が苦手な場合があるため、なるべく無香料タイプを選ぶことをおすすめします。
ニオイが気になる場合は、直接まくタイプと置き型タイプのダブル使いをしてもいいかもしれませんね。
5.換気の良い場所に設置する
猫トイレの消臭対策をするなら、猫トイレの設置場所にも気をつけてみましょう。風通しの良い場所に設置できれば、臭気がこもりにくくなります。たとえば窓際や換気扇の近くなど、空気の入れ替えがしやすい場所が理想です。
ただし人の往来が多い場所や、猫が落ち着いて用を足せない場所、もしくはエアコンの風が直接あたるような場所は避けましょう!
まとめ
猫トイレのニオイ対策で大切なのは、継続的な取り組みです。トイレは放置するとすぐにクサくなるので、毎日欠かさずケアをしてあげるのが基本!
愛猫や自分のためにも今日紹介したような対策を実践してみてくださいね。
なお突然猫のトイレがニオイ始めたら、猫の健康状態にも注意を払ってください。尿量やニオイに急激な変化が見られた場合は、何かしらの病気かもしれません。続くようなら、獣医師に相談するのをおすすめします。