猫が洗濯物を好む理由4選！困った時の対処法は？
取り込んだ洗濯物を畳んでいると、＂待ってました＂と言わんばかりに飛び乗る猫。そのままゴローンと寝転ばれては困り果てるという経験をしたことはありませんか？
ある意味「ネコハラ」なこの行動には、どのような意味があるのでしょうか。ここでは猫が洗濯物の虜になってしまう理由を、4つ紹介したします。
最後に対処法も解説していくので参考にしてみてください。
1.清潔感があってふわふわしているから
猫は母猫を連想するふわふわして温かいもの、そして綺麗なものを好む習性があります。洗濯物はまさに理にかなっていますよね。
私たちが洗濯物に顔を埋めたくなる感覚と同様に、猫もたっぷりとお日様を浴びた洗濯物は心地よいと感じるのでしょう。
2.飼い主さんのにおいがするから
洗濯を終えたとはいえ、普段から愛用している衣類やタオルには飼い主さんのにおいが染み込んでいます。特に室内干しが主流のご家庭では、生活臭も含めて猫が落ち着けるにおいが付着していることでしょう。
いわば母猫代わりである飼い主さんのにおいがする洗濯物は、猫にとっては安全基地のようなもの。思わずゴローンと寝転びたくなるのは、信頼と猫心によるものだと理解してあげてください。
3.自分のにおいをつけたくなる
外干しされた洗濯物は、人間には感知できない様々なにおいが付着しています。慣れないにおいがするからこその好奇心によって飛び乗りたくなる猫もいるのです。
そして、重要なのがにおい付けです。猫は他所のにおいがするものや、縄張りにないにおいがするものに対してマーキングを行います。
このマーキングはスプレー行為とは異なり、悪臭を放つ心配はありません。フェロモが出る顎をスリスリしてにおい付けをします。ゴローンと寝転がる仕草もこの一環です。寛ぎながら縄張りの維持をしています。
4.柔軟剤の匂いが好き
柔軟剤に関しては、好む派と嫌う派にわかれます。苦手な猫は洗濯物に興味を持ちません。逆に大好きな猫は、とことんはまります。
柔軟剤フェチの猫は＂いい香りがする＂という理由だけでもすり寄るのです。
猫は好きだけれど清潔な洗濯物には乗られたくないという場合は、猫が好みにくいシトラス系の柔軟剤をチョイスするのも選択肢の1つでしょう。
さらに、猫が立ち入らない部屋があれば取り込んだ洗濯物はそちらの部屋に保管して畳む習慣をつけても良いですね。
まとめ
洗濯物が大好きな猫に見られる特徴としては、ふわふわとした質感が好き・飼い主さんのにおいに癒される・におい付けがしたい・柔軟剤が好きなどという傾向がありました。
特に支障がなければ洗濯物に乗ること自体は危険なことではありません。ただ、飼い主さん側がやめてほしいというのであれば策を講じたほうがストレス軽減になるでしょう。
愛猫が寝ている隙に畳む・立ち入らない部屋で畳む・戸棚に収納してしまう・愛猫が好まない柔軟剤をチョイスするなどの対処法を試してみてください。
最後に柔軟剤に関する補足として、アロマや香水の類を直接吹きかけたものは猫にとって害になる恐れがあります。これらの仕上げをしているご家庭では、洗濯物に触れさせないようにしてください。
また近づけない対策とはいえ、猫が強いストレスを感じるにおいを使用することは控えましょう。これらの注意点も参考に、ネコハラ対策をしてみてください。