猫はヨーグルトを食べてもいいの？
猫がヨーグルトを食べるのは問題ありません。牛乳は消化器トラブルにつながることがあるので、牛乳から作られるヨーグルトも心配になりますよね。
しかし、お腹を壊す原因となる乳糖は、ヨーグルトでは発酵によって減少するため、牛乳よりもお腹を壊しにくいと言われています。
ただし、猫によっては体質的に乳製品が合わなかったり、含まれる脂質が消化器に負担になってしまったり、アレルギーを発症する恐れもあります。
十分気をつけて与える必要があります。与える頻度や量も注意が必要です。
猫のお腹にもヨーグルトは効果がある？
人間が食べると、腸内環境の改善が期待できるヨーグルトですが、猫にも同じことがいえるとされています。お腹の調子を整えてくれるので、下痢や便秘の解消につながる場合もあります。
さらに、腸内環境が整うことによって、免疫力も高められるといわれているのです。乳酸菌の種類によっては、口腔内環境の改善効果もあるといわれています。
安全に摂取できるよう猫用のサプリメントも市販されています。
だからといって、ヨーグルトの与えすぎはカロリーオーバーになったり、下痢を起こしてしまうこともあります。では、どのように猫にヨーグルトを与えたらいいのでしょうか。
猫にヨーグルトを与える方法
いくらお腹によいといっても、ヨーグルトを毎日与える必要はありません。1週間に1～2回くらいにとどめ、ご褒美のおやつや、食欲がないときに与えるくらいにしましょう。
適量は個体差があります。1回の量は、与えるとしてもほんの少量にとどめましょう。食事の前に与えてしまうと、ごはんを食べなくなることがあるため、食前は避けて下さい。
ヨーグルトの種類ですが、味付けされているものは避け、低脂肪あるいは無脂肪のヨーグルトがおすすめです。
最近では、ペット用のヨーグルトも販売されるようになりました。ペット用に調整されたヨーグルトなら安心ですね。
子猫にはヨーグルトは与えない方がいいでしょう。また、牛乳と比べ乳糖が減少しているとはいえ、全く含まれていないわけではありません。
猫によっては、少量でも乳糖を分解できない子もいます。その場合、消化器トラブルにつながる可能性が高いので、注意が必要です。
猫にヨーグルトを与える場合の注意点
- 砂糖や具が含まれているヨーグルトは避ける
- 持病のある猫には食べさせない
砂糖やフルーツが含まれているヨーグルトは、糖分を摂り過ぎてしまいます。また、フルーツの中には、猫が食べると害になるものもあるため、注意が必要です。
持病がある猫の場合は、悪化させてしまう恐れがあるため、ヨーグルトは食べさせないで下さい。下痢など体調を崩している猫にも与えないで下さいね。心配な場合はかかりつけの先生に確認しましょう。
まとめ
腸内環境の改善に役立つヨーグルトですが、与えた方がよいというものではないので、無理に食べさせるのはやめましょう。
薬ではないので、必ずしもお腹の調子がよくなるというものでもありません。猫の体質によっては、逆効果になってしまうこともあるため、注意が必要です。
ヨーグルトを食べた猫に体調の変化が見られた場合は、与えるのをやめて、動物病院を受診して下さいね。