奇跡!1450キロ離れた国立公園で迷子になった愛猫と再会 自宅へ向けて2ヵ月間歩き続けた?米国

奇跡!1450キロ離れた国立公園で迷子になった愛猫と再会 自宅へ向けて2ヵ月間歩き続けた?米国

キャンプ中に行方不明になってしまった猫が、2ヵ月後に1000キロ以上離れた自宅近くで見つかりました。この猫は痩せてケガをしており、自力で家をめざして遠距離を歩き続けたものと思われます。

キャンプ中に行方不明になった猫

イエローストーンの峡谷

画像はイメージです

愛猫と一緒に、自宅のあるカリフォルニア州から1400キロ以上離れたイエローストーン国立公園へとキャンプ旅行をした家族。ところが旅先で猫が行方不明になってしまいました。

2024年6月4日、BennyさんとSusanneさんのAnguiano夫妻は、愛猫「Rayne Beau」と妹猫をつれて国立公園内の「フィッシング・ブリッジ RV パーク」へとやってきました。猫たちにとっては初めての冒険の旅でした。

ところがRayne Beauが何かに驚いて木陰に隠れてしまい、そのまま行方不明になってしまったのです。4日間ずっと周辺を捜索したのですが、見つかりません。夫妻は悲痛な気持ちで自宅へと戻ったのでした。

しかし愛猫を探しだす希望は捨てていませんでした。自宅までのドライブ中に偶然見かけた「二重の虹」を愛猫が生きている兆しだと信じ、気持ちを奮い立たせた2人でした。

愛猫が無事に保護された!

荒野を歩くシャムネコ

画像はイメージです

それから2ヵ月以上たって、夫妻は猫のマイクロチップ会社から突然連絡を受けました。Rayne Beauが、カリフォルニア州ローズビルの動物虐待防止協会(SPCA)で無事に保護されているというのです。

その施設はイエローストーンから約1450キロも離れています。自宅から施設までは322キロほどでした。

8月3日、北カリフォルニアの街路をさまよっているRayne Beauを見つけた女性が餌と水を与え、その後地元のSPCAにつれてきてくれたのだといいます。夫妻はその翌日、さっそくかけつけ、愛猫と感動の再会を果たしました。このときRayne Beauの体重は2.7キロも減っており、足にはケガをしていました。

自力で遠距離を歩いてきた?

庭にたたずむシャムネコ

画像はイメージです

Bennyさんは「自力で遠距離を旅してきたと思われます。足は本当にボロボロでした。体重も40%も減って、栄養不足のためにタンパク質の数値はかなり低くなっていました。移動中、だれの世話も受けていなかったのでしょう」と話しています。

残念ながら、猫がどうやって自宅近くまでたどり着いたのかはだれにもわかりません。謎を解くため、2人は「移動中のRayne Beauを見かけた人は連絡してほしい」と呼びかけています。

現在この猫には、念のために「GPS追跡装置」付の首輪が取り付けられました。こんどキャンプ旅行につれていくときは「慣れさせるために、まず自宅の私道でキャンプの練習をします。そのあとで本番に臨む予定」なのだそうです。

出典:Yellowstone cat: Lost pet travels 900 miles to California after escaping during camping trip

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