無賃乗車の猫を発見
「世界猫の日」にあたる2024年8月8日、英国のバス車内で、ドライブを楽しんでいた猫が発見されました。運行するFirst Bus社は、この「無賃乗車の猫」の飼い主を探しているところです。
ウェストン=スーパー=メア発のバスがブリストルに到着したとき、車内にメスの白黒猫がいるのがわかりました。運転手のJulia Reynoldsさんは、この猫はサマセット州バックウェル付近で乗り込んだのではないかと考えています。
とりあえずバス会社では、SNS上で飼い主に申し出るよう呼びかけるとともに、猫を預かって餌や水、快適な寝床を用意して世話を続けています。
マイクロチップ情報は8年前のもの
この猫にはマイクロチップが埋め込まれていましたが、情報が更新されておらず、飼い主の連絡先は不明のままです。その人が8年ほど前までウェストン=スーパー=メアにあるバーンベック桟橋の近くに住んでいたことしかわかっていません。
「この猫は本当に賢くて、態度はまさに『猫様』そのものです」と同社はFacebook上に投稿しています。
これを見たネット民からは100件を超えるコメントが寄せられ、元の投稿は300回以上シェアされています。なかには餌の寄付や一時預かりを申し出る人もいました。
飼い主探しは続く
同社のChristian Lockyerさんによると、この猫は「社員たちにかわいがられながら、贅沢な一夜を過ごした」ということです。
「最大の問題は、従業員みんながこの猫に首ったけなので、飼い主が見つかっても手放すのがつらいだろうということです。この猫は、かなりの期間、野良だった可能性もあります。きっと冒険好きで、あちこちを巡り歩いていたのでしょう」とChristianさん。
「ドアが開いて人が乗り込んできたときに、ちゃっかり乗車したのでしょうね。『ブリストルまで無料で乗っていける』とでも思ったのでしょう」
Christianさんは、飼い主が見つからない場合は、猫のために新しい家族を見つけてあげる予定だそうです。