家の扉を「猫ドア」にするメリット
「猫ドア」は、猫だけがサッと通り抜けられる特別な扉。映像などで見かけて気になっている飼い主さんも多いと思いますが、設置する一歩が踏み出せないという方もいらっしゃるでしょう。
費用はもちろんのこと、工事期間や自分での取り付けの可否等、確認しておきたいことは数え切れません。
そこで今回は、家の扉を「猫ドア」にするメリットを、設置するときのポイントや方法もあわせて解説します。「猫ドア」の設置に興味がある場合はぜひ参考にしてくださいね。
1.ストレスが減る
「猫ドア」があれば、飼い主さんの手を借りずに猫が部屋の出入りができるようになります。
忙しいタイミングで扉の開閉を愛猫から要求されることもなくなるので、飼い主さんにとっても快適ですし、愛猫も入室の際のストレスがなくなるでしょう。
尚、掃除や換気の関係で、侵入してほしくない時間帯が発生する場合は、猫ドアに扉があるタイプのものを取り付けると良いでしょう。扉を閉めることで出入りを制限することが可能になります。
2.冷暖房の効きが良くなる
「猫ドア」を設置することにより、家の扉は常に閉めたままの状態をキープすることができるようになります。
ここでありがたいのは、冷暖房の効き具合が良くなることです。扉を半開きにしたままでは、どうしても効率が悪くなってしまいますよね。猫ドアは、このようなお悩みを解消するアイテムでもあるのです。
ちなみに猫ドアは、「従来の扉に穴を開けて設置するタイプ」「最初から猫ドア込みの扉」「サッシにはめ込むだけのタイプ」など様々な種類があります。ご自身の住環境に応じて、設置しやすいものを選ぶと良いでしょう。
3.夜鳴きや叩き起こしの頻度が減る
「猫ドア」のおかげで家の中を自由に動けるようになった猫は、夜鳴きや叩き起こしの頻度も減るでしょう。
理由は至ってシンプルで、飼い主さんに対する欲求がひとつ減ったからです。もう深夜の運動会や、早朝の狩りごっこのために強引に起こされることもなくなります。
ちなみに猫ドアは、DIYで飼い主さんご自身で設置することも可能ですし、業者に依頼することもできます。依頼するとなると、工事費用が1万円〜2万5千円程度かかります。ドアごと取り替える場合は、更に費用が高くなる可能性があります。
4.扉に傷がつかなくなる
器用な猫は自力で出入りする際に、困難な猫は催促する際に扉を引っ掻きます。そうすると、家の扉に細かい傷が付くようになってしまいますよね。
しかし「猫ドア」があれば、扉自体に傷をつけられてしまうことも減るでしょう。
猫ドアの中には、大掛かりな工事が不要のものも。設置も簡単です。扉の内側にバネのような役割を果たす紐を取り付け、外側に引き戸の取ってを設置するのみです。
元々扉の開閉ができる猫はもちろん、仕組みが分かれば誰でも自力で開けられるようになります。猫が通り抜けた後は自然と扉が閉まるようになっているので、開きっぱなしになる心配もありません。
まとめ
「猫ドア」がある暮らしは、愛猫にとっても飼い主さんにとってもメリットがありました。
ドア本体の価格としては、3,000円〜1万円近いものまで、幅があります(後付けタイプの場合)。工事費用を少しでも節約したい場合は、自分で取り付けることも可能です。実行する際は、SNSの動画等の情報を参考にすると良いでしょう。
最後に重要なポイントをもうひとつ。
仮に工事不要のタイプの「猫ドア」でも、賃貸物件の場合は、必ず大家さんの許可を得るようにしてください。