YouTubeに投稿されたのは、飼い主さんが新たに迎え入れた幼い子猫と、先住猫との出会いを映した3日間の記録です。子猫と先住猫は思わぬ形で初日から出会うことになり、心配していた飼い主さんの想像を超えて、新たな関係を築き始めました!
YouTubeでは54万回以上再生され、約80件のコメントも寄せられている、新入り子猫と先住猫の心温まる光景をご覧ください。
嬉しい展開!新入り子猫と優しい先住猫の新生活スタート
キャリーに入れられて不安そうに鳴いている1匹の子猫。「ラム」くんと名付けられたキジトラ柄の子猫はこの日、飼い主さんのお家に迎え入れられることになりました。
元々は先住猫の遊び相手探しにと、当初は考えていなかった多頭飼いをすることに決め、良いご縁を待ち望んでいた飼い主さん。
そんな時偶然にも出会ったのが、他の猫や人に馴染んでおらず、極度の怖がりだからと、動物愛護センターできょうだい猫とともに積極的な募集に至っていなかったラムくんだったのです。
たまたま飼い主さんがラムくんについて問い合わせたタイミングが、動物愛護センターでのふれあいコーナーデビューとも重なったそう。さっそく会ってみると、隠れてしまったきょうだい猫とは異なり、ラムくんは飼い主さんにすりすりゴロゴロと甘えに寄って来てくれました。
きょうだいと離すことにはかなりの迷いがありつつも、遊び好きな先住猫の「ココア」くんには積極的な子が良いかもと、1匹でも連れて帰ってあげてほしいという思いを抱くセンターの方とも相談し、熟考の上で迎え入れることを決めたそうです。
ラムくんは、お家に着いてラムくん用のケージ入れてもらってから、顔つきは緊張気味ですが、お部屋に入れてもらったご飯も食べることができています。
飼い主さんとしては、新しい環境に馴染んでからココアくんと会ってもらおうと考えていたのですが…。
ラムくんの気配を察知したのか、ココアくんが別室からケージの前にやって来てしまいました!
慌てる飼い主さんをよそに、ココアくんはケージ越しに匂いを嗅いでチェックしてから、威嚇も何もしないまま、一旦は無言で離れます。しかし、飼い主さんがほっとしたのもつかの間、しっぽをブワリと膨らませて再び戻ってきました。
「なんなんだ!」と、自分のテリトリーに存在する新入り子猫に戸惑っているようで、威嚇の声をあげます。しかし、元が優しい性格だからか、徐々にその態度は和らぎ、「悪いやつじゃなさそう…」と、子猫を落ち着いて観察する姿勢を見せ始めてくれました。
一方で、子猫のラムくんにとっては自分よりとても大きな相手です。ココアくんが優しく鼻先を近づけて挨拶してくれたものの、驚きすぎて思わずシャーッと威嚇。
ラムくんはココアくんから逃げようと、ケージの中に隠れ、用意してもらったベッドでドキドキとした表情です。
ココアくんはというと、先ほどまで威嚇していたその姿はすっかりなくなり、子猫の動きを気にして近くに行きたそうな様子を見せています。
思わぬ初対面をさっそく終えてしまったラムくんの緊張をほぐすため、飼い主さんはご飯をあげたり、猫じゃらしで遊んだりと、一休み入れることにしました。
実は、動物愛護センターにいた頃からラムくんは少食だったため、飼い主さんの心配もしばらく続くことになるのですが、食べっぷりの良い先住猫のココアくんが食事を先導してくれることで、後にこの不安も解消されることとなります。
移動して、先住猫のココアくんと会って、食べて、遊んでと盛りだくさんだった初日。さすがに疲れたのか、ラムくんもウトウトとし始めました。
時間が経つうちにラムくんからココアくんに近寄ってみたり、2匹でじゃれて遊ぶほか、別部屋に離すとお互いに「あの子に会わせて!」と大騒ぎする様子も見られたため、飼い主さんは無理に2匹を隔離せずに、目が届く範囲で一緒にする時間を作ろうと決めます。
そしてラムくんがやって来て2日目、ココアくんがなぜかいつもはいない廊下の真ん中でじっとしているのを飼い主さんが見つけます。
不思議に思いながらラムくんの様子を見に行ってみると、なんとココアくんのお気に入りのベッドでのんびりくつろぐラムくんの姿がありました!
どうやら、モコモコ、ふわふわのココアくんお気に入りのベッドは、ラムくんにとっても居心地良い場所だったようです。
ココアくんは、子猫のラムくんが自分のベッドでくつろいでいるからと、寝る場所を譲って廊下にいたのでした。
ラムくんを移動させてもすぐにココアくん用のベッドに戻ってしまうため、飼い主さんは同じベッドを注文してあげることにしたそう。
出会って2日目にも関わらず、小さな子猫に寝る場所を取られても怒らずにいるココアくんに、飼い主さんも感動したようです。(その後、ラムくんには移動してもらい、ココアくんの寝る場所はしっかり確保してあげました)
ラムくんとココアくんが出会って3日目、この日はソファに座ったパパの膝の上で、ココアくんがなでられながらくつろいでいました。ココアくんの体の後方には、遠慮がちにお尻をくっつけたラムくんの姿もあります。
至福の時間を過ごすココアくんを見て、ラムくんはうらやましくなったのか、パパの手元の方にそっと近づき、膝の上に乗ろうとします。
しかし、至近距離にはパパの膝でくつろぐココアくんの顔が…。少し緊張した表情でココアくんをちらっと確認したラムくんですが、怒られないことがわかってからは、そわそわとしながらベストな位置を探し始めました。
やがて、パパの体とココアくんの顔に挟まれるような形で、ちょうど良い場所を見つけたラムくんはぐっすりと寝始めます。
出会ってまだ3日目しか経っていませんが、ココアくんが穏やかに受け入れてくれたからこそのこの馴染みぶりとも言えそうです。
ココアくんは、目を覚ましてからもラムくんを邪険にすることはなく、寄り添ったまま毛づくろいをしています。
優しいココアくんの姿に安心したのか、ラムくんも体を伸ばしてくつろげている様子。その後、パパがそばを離れても、2匹は体を寄せ合ってのんびりと寝ていました。
まだ緊張感がすべて取り払えたわけではないものの、飼い主さんは2匹がお互いに好意的な様子で過ごしていることに一安心したようです。
まだまだ子猫のラムくんですが、その後もココアくんとはほど良い距離感で仲良く暮らしているそう。これから成長して、2匹はどのような絆を築いていくのでしょうか?
ラムくんとココアくんの3日間の触れ合いの様子には、『これは可愛すぎる。なんて愛おしいんだ』『猫にも相性が有るのでこのふたりは良いコンビかも』『良い相棒同士になりますように!』『優しいパパとママの元で幸せになってね!』などの、新しい家族の誕生を祝福する声が続出しました。
また、ラムくんのきょうだいであった愛護センターで人慣れ訓練中の子猫にも、『もう1匹もきっと幸せな猫生が待っています』と、今後の幸せを願う声が届けられています。
こちらの投稿の続きとなるラムくんとココアくんの日々の暮らしは、他の投稿からご覧いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。
ラムくん、ココアくん、飼い主さん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!