猫が「快適♪」と思うベッドとは?5つの特徴や最適な設置場所も解説!

猫が「快適♪」と思うベッドとは?5つの特徴や最適な設置場所も解説!

猫の語源は寝子だといわれるほど睡眠時間が長い猫ですが、ずっと熟睡しているわけではありません。何かあればすぐに目を覚まし、対応できる態勢で休んでいます。そんな猫たちが安心して休めるような寝床を用意してあげることで、生活の質を良くしてあげられるはずです。猫にとって快適なベッドの特徴や、最適な設置場所について解説します。

猫にも安心して眠れる場所が必要

テント型のベッドで寝る子猫

猫は名ハンターだからこその習性で、いざという時に最大の力を発揮できるよう、1日の大半は体力を温存するために寝ています。

ただし、寝ている全ての時間を熟睡しているわけではなく、ちょっとした気配にも目を覚まし、直ぐに行動できるような態勢で休んでいるのです。

だからこそ、ベッドは猫にとってとても重要な意味を持っています。安心して寝られる場所があることで、猫の生活の質が良いものになるからです。

今回は、愛猫に快適だと思ってもらえるベッドの特徴や、喜んで使ってもらえる設置場所について考えてみたいと思います。

猫が快適と思うベッドの特徴

ジャストサイズのベッドで寝る猫

では、猫が「快適♪」と思うベッドには、どのような特徴があるのでしょうか。

1.寝心地のよい素材

人と同じように、猫にとっても寝心地の良い素材であることが大切です。猫用のベッドを購入しなくても、寝心地の良い毛布やブランケット、タオルなどを適切な場所に置いておくと、猫は自らそこをベッドとして選ぶこともある程です。

一般的に、猫は柔らかい素材を好む傾向があります。ただし猫によって好みが異なりますので、最も喜ぶ素材を見つけてあげましょう。保温性のあるふわふわの素材や通気性の良い籐で編まれたものなど、季節によって工夫しましょう。

猫の肌が触れる部分の素材が接触冷感素材と通常の布地とのリバーシブルになっていて、通年で使用できる製品なども出ています。

2.ジャストサイズ

猫は自分の体がピッタリと入り、周囲が囲まれているような形状を好みます。体が何かに触れていることで、安心できるようです。特に臆病な子は、天井まですっぽりと囲まれているようなハウスタイプのベッドを好むことが多いようです。

他にも、天井のないオープンタイプのベッドやハンモックなど、さまざまな製品が市販されています。愛猫の性格なども考慮の上で、選択しましょう。

3.周囲の様子を見渡せる

周囲の様子を見渡せるようなベッドだと安心できる子も多いようです。猫は室内を見渡せるような高い場所を好むため、高い所に部屋が設置されているタイプのキャットタワーを活用するのも良いでしょう。

4.隠れられる

臆病な性格の子の場合は、眠っている姿が人目にさらされないことで安心できることがあります。

そのような猫の場合は、できるだけ出入り口が小さいハウスタイプのベッドを用意すると良いでしょう。この場合も、体にジャストフィットするサイズであることが重要です。

5.清潔である

猫は清潔好きです。長い時間体を横たえるベッドは、抜け毛やフケが溜まったり体温で暖まったりするため、ダニの温床になってしまうこともあります。飼い主さんが掃除をしやすい形状のベッドを選ぶことも、大切です。

丸洗いできるもの、クッション部分を外して洗濯機で洗えるものなど、飼い主さんが扱いやすいベッドであることも条件に入れて探してみてください。

猫のベッドの最適な設置場所

飼い主さんのベッドを占領する猫

では次に、猫が「快適♪」と思うベッドの設置場所について考えてみましょう。

静かで落ち着ける場所

人の出入りが激しい場所や、外の音、テレビやオーディオの音がよく聞こえる場所では、私達人間もなかなか眠れません。人間の何倍もよく聞こえる聴覚を備えている猫にとっては、なおさらです。

猫が利用する時間帯にもよりますが、できるだけ騒音が聞こえないような、静かで落ち着ける場所にベッドを設置してあげましょう。

暑すぎず寒すぎない場所

猫は体温の調節があまり上手ではありません。特に、暑さには弱い動物です。ベッドを設置する場所は、暑すぎもせず寒すぎもしない場所を選びましょう。季節によって、場所を変える方が良い場合もあります。

猫は、自分で居心地の良い場所を探す天才ですので、普段から猫の様子をよく観察し、その時期に最もよくいる場所を見つけてベッドを移動してあげるのも、良いかもしれません。

室内を見渡せる場所

猫が快適と思うベッドの特徴でもご紹介した通り、猫は自分の縄張りを見渡せるような高い場所を好む傾向があります。わざわざキャットタワーを用意しなくても、棚の上などに寝心地の良いベッドを用意してあげるというのも一案です。

外の様子を見られる場所

昼間の留守番用としては、オープンタイプのベッドを窓辺に置くのも良いでしょう。外の景色を眺めながら体を休めることができ、日光浴ができたり外の刺激により脳が活性化されたりといった効果も期待できます。

今は、吸盤や吸盤をネジで圧着する方式で窓ガラスに貼り付けられるタイプのベッドも市販されています。愛猫の体重と製品の耐荷重をよく確認した上で、利用してみるのも良いでしょう。

飼い主さんが見える場所

なんと言っても愛猫が一番安心できる環境は、飼い主さんが見える場所です。夜間の睡眠用ベッドは、飼い主さんの寝室内というのも良いでしょう。

飼い主さんの布団の中に潜り込んで一緒に寝たがる子もいますが、そうではない子も、同じ室内に自分用のベッドがあると安心して眠れることでしょう。

まとめ

お昼寝中の子猫

猫はその時々で最も居心地の良い場所で寝たがるので、一匹に一つのベッドというわけにはいきません。

だからといって、猫用のベッドをたくさん購入する必要はありません。一番長く寝ている時間用には本格的なベッドを用意し、それ以外の時は、心地よく寝られるような環境を整えるだけでも構いません。

ただし、複数の猫を飼育されている場合は、それぞれの猫が専用で使えるベッドを整えてあげるようにしましょう。

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