人肌程度に温める
猫の食いつきがよくないのは、フードの匂いがしないからかもしれません。猫は匂いで食べ物かどうかを判断しています。そのため、人肌程度に温めると香りが立ち、食べてよいものだとわかりやすくなるのです。
ウェットフードなら軽くレンジでチンするのもよいでしょう。湯煎や食器を温めてもOKです。
ただし温めすぎには注意です。あまり熱いと猫が食べられません。ヤケドのリスクもあります。
もし温めすぎてしまった場合には、冷ましてから与えるようにしましょう。
柔らかくする
固いフードが食べにくいという猫もいます。子猫や老猫など噛む力が弱いと、ドライフードを敬遠する場合があるでしょう。そんなときはぬるま湯や味つけなしのチキンスープなどでふやかしてあげてください。
ドライフードをしばらく浸けておけば、柔らかくなります。水分補給にもなって一石二鳥です。愛猫が食べてくれない場合は、フードの固さも意識してみるとよいでしょう。
粒の大きさを変える
キャットフードの粒の大きさはさまざまです。大粒なものもあれば、小粒なものもあります。その大きさが愛猫の好みに合っていないと食べてくれない場合があるのです。
もし大きすぎるのなら、砕いて細かくしてからあげてください。猫の口は意外と小さく、小柄な猫の場合はあまり大粒なフードは食べられない可能性があります。
逆に小粒が嫌な場合もあるでしょう。大きめの粒のフードに変えれば、食べてくれるかもしれません。愛猫の好みがわからないときは、サンプルがあれば試ししてみてください。
食器や環境を変える
猫が使う食器や食事場所の環境を変えてあげると、食いつきがよくなるかもしれません。ヒゲが触れるのを嫌がる場合があります。そんなときはなるべく浅い食器にしてあげるとよいでしょう。
食事場所は落ち着けるところが望ましいです。ドタバタしていたり人の通り道で落ち着かなかったりすると、嫌がってしまうでしょう。周りを気にせず集中して食事できる場所にしてあげてください。
手であげる
飼い主さんの手に乗せて与えると、食べてくれる場合があります。安心するのか体温で温められて匂いが立つのかはよくわかりませんが、いつもと気分を変えて行ってみてください。もしかしたら甘えているのかもしれません。
筆者宅にも1匹、よく手で食べさせる猫がいます。そのときの気分もあるようです。普段甘えられない愛猫の甘えということもありますので、なるべくその要求には応えてあげるとよいでしょう。
まとめ
食べすぎも困りますが、食べてくれないのも困りますよね。どうしたら愛猫がおいしくご飯を食べてくれるのか、多くの飼い主さんが抱えているお悩みでしょう。ちょっとした工夫で食いつきが変わる場合がありますので、いろいろ試してみてください。