SNSで大人気!「藤井動物病院院長」の初書籍!
『現役獣医師が猫のホンネから不調の原因までを解説! 家ねこ大全 285』は、神奈川県横浜市にある藤井動物病院の院長、藤井康一(ふじいこういち)先生の初書籍です。
SNS上で人気No.1の現役獣医師が、30年間培ってきた経験を基に丁寧かつ分かりやすく愛猫にまつわる285のことについて回答した、まさに『猫本決定版』といったところ。
分かっているようで分かっていない、分かってはいるけれど具体的な対策が見つからない、猫のことをもっと知りたい!そんな愛猫家さんに、ぜひ手に取ってほしい本書について徹底紹介します!
一家に一冊!愛猫家が『家ねこ大全285』を読むべき理由
「愛猫のためにできることは全てしたい」そう考える飼い主ほど、多くの猫に関する書籍を手に取り、正しいとされる情報を収集しようと尽力する機会が多いのではないかと思います。かくいう筆者も、愛猫をお迎えしてから読破した猫本、猫百科、猫の育児本は数知れず…。
しかし、読めば読むほど「同じことが書いてある」「難しい言葉ばかりが羅列してある」「それは分かったから、どうすれば良いのか教えてくれ!」なんて、かえって混乱してしまうことも。
『家ねこ大全285』を読んだ率直な感想、それは「痒い所ところに手が届とどく」でした。
ただの育猫本じゃない!
人間の子育てにおいても育児本なるものが存在しますよね。そこにはもちろん正しいことが書いてあるのだけれど、育児本通りにいけば苦労しないわ…なんて感想を持つのも正直なところ。
猫に関する本も、愛猫を思えば思うほど「分かってはいるけれど…」と、ただ正しいことを突きつけられているような感覚に陥ることも少なくありません。だからこそ、猫本から身を引いてしまった飼い主さんも多いのではないかと思います。
そんな方こそ、『家ねこ大全285』を手に取るべきなのかもしれません。藤井院長は30年間動物医療に携わってきたベテランの現役獣医師。ずっと飼い主さんに寄り添ってこられた実績があります。
- 症状をうまく説明するポイントは?
- 食器はどんなタイプがおすすめ?
- ツンデレ猫もいつかはデレになる?
- ドライとウエット、結局どっちがいいの?
- もしかして、今うなずいたよね?
- ひとりで過ごすの寂しくない?
“猫にまつわるよくある質問”と“獣医さんに聞いてみたいこと”を現役獣医師と飼い主、両方の立場で回答されているので、その感情も具体策もスッと心に入ってくるのです。読み始めるとすぐどこか優しく寄り添ってくれているような、院長の人柄にホッとさせられます。
正しいだけが正解じゃない!
猫本を手に取らなくてもインターネットで検索すれば情報が収集できるこの時代。『猫 ○○ 理由』と検索しては、見慣れた回答を再確認する…そんなことを繰り返してしまうのは何故か。
それは、その先のことを知りたいからなのかもしれません。本書で紹介されている猫の習性や健康管理に対する、飼い主がすべきこととできることとその範囲、今すぐに行動に移せる対応策や心づもり、準備などもとても現実的だと感じました。
「○○だから、○○するのが理想。でも思い通りにはならないこともあるから、○○してみよう」といった飼い主側にも寄り添った提案が詰まっているのです。
多くの飼い主が求めるのは、実際に誰かが経験した現実に起こった具体的な話や対策、それでいてそこに獣医師の専門知識…。そんな贅沢な欲求を叶えてくれるのがこの『家ねこ大全285』なのかもしれません。
正しいことだけが羅列してあるのではなく、飼い主にできること、愛猫がより愛おしくなる情報が詰まったまさに“かゆいところに手が届く”『家ねこ大全285』は、情報疲れしてしまった愛猫家こそ手に取るべき猫本となっています。
SNSで人気No.1の獣医師が与えてくれる安心感と親近感
藤井先生が2011年から開始したTwitterでは、犬や猫の飼い主に向けた現役獣医師ならではの情報を発信されています。
「安心した」「困っていた時に役立った」と評判になり、現在ではそのフォロワーは5万人を超える大人気アカウントとなりました。
猫と遊ぶ時は工夫が必要です。猫は夜獲物を獲るため人の1/6の光で十分ですが視力は悪く人の1/10程度です。動体視力は非常に優れており、1秒間に4mm動くものも感知できます。猫と遊ぶときは、暗くしてゆっくり動き、小さなカサカサ音を立て注意を引いて下さい。視覚、聴覚の衰えや活動性が評価できます
— 藤井動物病院(FVMC動物病院グループ) (@FujiiACC) August 26, 2020
今すぐに実践できる健康チェックや猫にとって危険なもの、季節による体調の変化や観察すべきポイントなど、飼い主にとって「なるほど」「やってみよう」と思える情報がとても分かりやすく投稿されています。
毎日犬猫と見つめ合ってください。眼や周囲の異常に気付く事が多いです。まぶたの一部が膨らんだり、イボはないか、赤眼になっていないか、眼の中が白く濁っていないか、瞳の形とラインが左右対称でくっきりとしているか、目は見えているか?目を追うかなど、アイコンタクトは、とても大切です。
— 藤井動物病院(FVMC動物病院グループ) (@FujiiACC) August 9, 2020
本書と併せてぜひチェックしてください。
藤井動物病院(FVMC動物病院グループ)ツイッターアカウント
最後に
あくまでも筆者個人の感想ではありますが、まるで物語のように読み進めることのできる猫本に出会ったのは初めてでした。思わずうるっと涙ぐんでしまったり、愛猫の行動を思い返してみたり…。授業を受けているような感覚に陥ると同時に、猫とはなんて面倒で愛おしい生き物なのかと改めて痛感させられたのです。
『家ねこ大全285』を読み終えたとき「全て理解して常に正しく猫を飼うなんて大それたことは到底無理なのかもしれない。ただ、愛猫のために出来得る限りのことを、決して押し付けることなくただ家族として尽力しよう」と、とても晴れやかな気分になったことにも驚きました。
ずっと愛猫のことを考えていたい愛猫家さん、『家ねこ大全285』をぜひ手にとってみてください。