愛猫を乳がんから守る【キャットリボン運動】がスタート

愛猫を乳がんから守る【キャットリボン運動】がスタート

乳がんは人間だけではなく、実は猫にとっても深刻な病気になっています。近年では、医療の発達によって猫の寿命も以前より延びており飼い猫の高齢化も問題になってきています。そして、高齢化によって猫の乳がんの発生率も上がってきています。そこで始まったのがキャットリボン運動です。

キャットリボン運動の概要

キャットリボン

2017年に猫の飼育数が犬の数字を上回り、医療関係者は猫の診察を受ける機会がひじょうに多くなりました。そして、現在ではペット医療や保険が充実してきているので猫の寿命は以前とは比べ物にならないぐらいに延びる結果を残しています。その弊害として、新たに猫を苦しめる病気の発症率が多くなりました。その病気こそ乳がんなのです。

猫の乳がんは発見された時には悪性腫瘍である確率が8割と高めとなっているため、専門的な治療を必要とするシニア猫は増えてきています。

そんな現状を踏まえて、実際に動物医療に携わる獣医師達が猫の乳がんについて正しい知識を付けて欲しいという思いから「キャットリボン運動」が立ち上げられました。

「キャットリボン運動」は、乳がん早期発見と治療の大切さを説く事によって乳がんで苦しむ猫の数を減らしていこうという趣旨になっています。

猫の高齢化によって、問題になる病気は今後も増えていくでしょう。飼い主の知識のアップデートもその都度必要となってくるので「キャットリボン運動」で、まずは乳がんについての情報が広まると良いですね。

猫の乳がんとは?

キャットリボンイメージの猫イラスト

猫の乳がんとは、乳腺に出来た悪性腫瘍の事を指します。猫の身体に発見される悪性腫瘍の中で最も多い病気が乳がんだと報告されています。

更に、乳腺にしこりが見つかった場合殆どの場合が悪性腫瘍であるため早めに見つける必要があります。何故なら、乳がんの開始時期のしこりの大きさによって生存期間が左右されてしまうからです。

今や病気で亡くなる猫の約3分の1が乳がんであると言われているので、他人事ではなく猫にとって乳がんは避けては通れない病気になりつつあります。

今後のキャットリボン運動の活動内容

11月にチャリティーレクチャー

11月10日の日曜日に東京都内で飼い主と獣医師に向けた乳がんのチャリティーレクチャーを行います。少しでも猫の乳がんの知識を身に付けて、愛猫ががんに苦しむ事のないように努めていきましょう。

9月1日よりホームページが公開

9月1日より「キャットリボン運動」の公式ホームページが開設されました。

ホームページには、乳がんを見つけるためのマッサージの方法や乳がんに関する知識などがんに関する知識が豊富に記されています。

11月に開催されるチャリティーレクチャーに参加出来ない飼い主はホームページを見て勉強するだけでも病気への正しい理解を得られる事が出来るので、是非ホームページへアクセスしてみて下さい。ピンクが基調の可愛らしいデザインが目印です。

チャリティーグッズのピンバッジも

キャットリボンオリジナルピンバッジ

ピンクのリボンを模したオリジナルピンバッジが、チャリティーグッズとして予約販売されています。

全長が約2センチになっているので、猫の乳がんのセルフチェック時にも活用できますよ。

まとめ

猫の乳がんへの理解を深めて、愛猫を守っていきましょう。


乳がんで苦しむ猫をゼロにする。

キャットリボン運動 公式サイトはこちら

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