愛猫に「お手」してもらいたい!教え方解説

愛猫に「お手」してもらいたい!教え方解説

愛猫にお手をさせるには、ある物が必要です。それさえあれば、成功する可能性も高くなると言っても良いでしょう。しつけと言うよりも、楽しい事と教えるのが正しいようです。愛猫にお手を教える方法を解説をしてみたいと思います。

猫にお手を教える方法①

飼い主の手のひらにお手をするキジトラ猫

何回も繰り返して覚えさせる

猫がお手をするようにさせるには、おやつとお手の動作を関連づけなくては意味がありません。「猫が手を出す度におやつをあげる」を何回も繰り返して覚えさせるようにしましょう。猫はメリットがないことを続けようとしないので、お手をする事に意味がないとそっぽ向いてしまいます。

「お手=ご褒美をもらえる」と分かることで、自然と身についてくれるのでしょう。

お手の手順ポイント

まずは猫のお腹の状態を確かめましょう。ご飯を食べた直後の満腹状態は、猫のしつけに向きません。空腹感がある時にするのがポイントです。

第一段階は、猫に「お手!」と言いながら猫の手を取ります。猫がお手のポーズをしている事が必須です。すると、猫は「何するにゃ!」と手を引くので、そこですかさずおやつを与えます。「よく出来ました!」と褒めておやつを与えるようにしてください。

猫にお手を教える方法②

クリッカーを使う

飼い主のてのひらにお手をする黒猫

しつけによく使用されるのは、クリッカーと言う押すと「カチッ」と音が出る道具です。クリッカーは犬のしつけや訓練でよく使われていますが、猫のしつけにも効果的な道具なのです。クリッカーの音がしたらごほうびがもらえると覚えてもらうだけで、効率的にお手の練習ができるようになります。

ごほうびのおやつを片手に持ち、もう片手をお手を乗せるために前にだす…猫ちゃんは片手のごほうびがもらいたくて「お手」の手になんて見向きもしないような状態になりがちです。そんなときにクリッカーがあれば、おやつは持たなくてOK。クリッカーを鳴らしてからおやつを手に取れば良いのです。クリッカーは、500円前後で購入できます。

クリッカーの手順①クリッカーとおやつの関連付け

代表的なクリッカー

道具を使う時でも猫にはおやつは必須です。クリッカーの音がすると、おやつが貰えると関連づけることから始めましょう。まずは、愛猫におやつがあると認識させます。クリッカーを鳴らす→おやつ→クリッカーを鳴らす→おやつを何回か繰り返します。猫がクリッカーに慣れてきたら、次のステップに進みましょう。

クリッカーの手順②棒とクリッカー

次に長めの棒を用意します。持ちやすい細めの棒が良いでしょう。それを、猫の前に出すと鼻をくっ付けてきます。棒を目の前に差し出すと、鼻を付けたくなる猫の習性を活用していく作戦です。

クリッカーを鳴らすのは、猫が鼻を付けたタイミングです。棒を出す→鼻を付ける→クリッカーを鳴らす→おやつ、の順番です。もしも猫が棒に反応しなくなれば、棒の先に匂いを付けておびき寄せましょう。これを繰り返して、猫が「鼻を棒に付けるとおやつが貰える」と認識したら次のステップに進みましょう。

クリッカーの手順③棒の行き先を広げる

棒を猫に差し出している

棒に触る事で良いことに繋がると覚えてくれたら、次に棒の位置を低くして行きましょう。猫が棒に鼻ではなく前足で触れる事を教えます。

猫の前に棒を出し、それに触れた時にクリッカーを鳴らします。棒に触れるとご褒美が貰える、と覚えてくれるまで続けます。

次に、飼い主さんの手のひらに棒の先を乗せて、棒に触れさせるようにします。棒に触れた瞬間に棒を引き抜く事で、直接手に触れるのが目的です。

タイミングよく棒を引く事で、猫も手の上に乗せるのを求めていることに気づいてくれるんですよ。

クリッカーの手順④棒から声の合図へ移行

棒を使わずに手のひらに触れる事が出来るようになったら、声の合図を出します。

猫が飼い主さんの手のひらに前足を乗せた瞬間に「お手」と言います。この合図を出すのは、猫が正しくお手をできるようになってからを厳守です。まだうまくお手ができていない状態でこの合図を出してしまうと、猫が間違って覚えてしまう可能性があるので、焦らず進めましょう。

猫の行動を先読みして行き、声を出すタイミングを早めていきます。猫が出す前に「お手」と合図をして、猫が合図で乗せられるようになればクリアです。

まとめ

飼い主の指にお手をするスコティッシュフォールド

愛猫に「お手」を教える解説などを紹介していきました。猫にお手を教える方法は、猫の覚えやすいやり方で教えるのがいいと思います。クリッカーを使用して基本を覚えてくれたら、お手以外にもハイタッチなど、遊びの幅が広がります。遊びながらコミュニケーションをとり、距離を縮めていけるでしょう。

お手をしつけるのは、猫が楽しみながら刺激を受ける事にも繋がります。おもちゃだけでは飽きているのではないでしょうか?猫が好きな狩猟本能を利用して、成功する喜びを与えて見てはいかがでしょうか?

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