実は猫って近視?猫の視力について

実は猫って近視?猫の視力について

大きな目の猫。さぞ良く見えそうな感じがしますが、実際のところどうなのでしょう?あの大きな目で、どこまで見渡すことができるのでしょうか?また色の識別は、どうなっているのでしょう?気になる猫の視力について、まとめてみました。

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猫の視力のヒミツ

何かを見つめる猫の顔アップ

猫の視力について、ヒミツを探っていきましょう!

1.視力は正直『良くない』

歩く猫を下から見た写真

猫の視力は人の10分の1程度、0.1~0.2くらいと言われています。そのため、良く見えるのは10メートル先くらいだそう。

1番鮮明に見えるのは75cm程度先で、25cm以下の近い場所には焦点を合わすことができません。解像度も低いので、止まっているものはぼんやりとしか見えていない、という話もあります。

遠くに飼い主さんがいても、ハッキリと飼い主さんだと分かっているかは疑問です。ただ猫は鼻が良いので、匂いで識別できる場合はあるでしょうが…。

ですから猫が「?」と首を傾げているときは、ちょっと近づいて、姿を見せてあげると安心するでしょう。

2.動体視力がスゴイ!

獲物を捕まえようとする猫

視力があまり良くない代わりに、動体視力はスゴイものがあります。動くものには敏感に反応し、その動きを大きな目でとらえます。1秒間に4mmというほんのわずかな動きも捉えて、獲物を捕獲するのです。

飼い主さんがおもちゃを取り出すと、途端にその動きを察知して反応しますね。かなりの速さで振っても、猫はその動きをしっかりと見ています。そしてここぞ!というときに、キャッチするのです。

3.赤が見えない?

赤いハートのクッションと子猫

猫が見ている世界には、赤はないと言われています。目の網膜には「錐状体細胞」があり、それが色を認識しているのですが、猫の目には赤に反応するこの細胞がないのです。

そのため赤は見えず、緑と青を感知する細胞はあるため、緑や青は認識しているようです。白黒を判別する細胞である「杆状体(かんじょうたい)」は、人よりも猫の方が多くあるので、ちょっとした明暗を見分けることができるようになっています。

4.暗闇でもハッキリ見える

暗闇に光る猫の目

ご存じのように、猫は暗闇でも目が見えます。猫の目には「タペタム」という反射板のようなものがあり、これがわずかな光を反射するため、暗い場所でも良く見ることができるのです。ただ光が一切ない場所では、さすがの猫も見えないようです。

暗闇で目が見えるのは、獲物を捕まえるためです。猫が捕獲するような小動物は薄暗い時間に動き出すので、わずかな光でも有効利用できるような目に発達したのです。人の実に6分の1の明るさでもハッキリと見えると言いますから驚異的です。

また薄暗い場所では色が見えづらく、そのために色の識別能力よりも、明暗を識別できるような目の構造をしています。猫の目を横から見ると、ビー玉のようになっています。あれはレンズの働きをする水晶体や角膜なのですが、獲物を捕らえるには、最適な厚みなのです。

ただ一方で、視力を悪くする原因ともなっています。生きるため、獲物を捕らえるのに最適な形に発達させたのが、今の猫の目です。

5.視野が広い

くつろいでいるアメリカンカール

猫の視野は人よりも広いです。全体的な視野(片目と両目で見ることができる視野)として、人が200度なのに対し、猫は250度あります。

獲物を捕獲するために目を人と同様、顔の前面に配置することによって、全体視野を広く持てるように進化したのです。それにより獲物までの距離を正確に測れるので、捕獲率が高くなったのだとか。

6.テレビはカクカク見える?

座ってテレビを見ている猫

人が見ると滑らかな動きに感じるテレビですが、猫にはカクカクとした動きに見えているそう。これは、猫の時間分析脳が人よりも高いからです。

猫に滑らかな動きのテレビを見せようとしたら、1秒間に40枚の画像が必要だそう。ちなみに人の場合は1秒間30枚の画像でOKなので、テレビは猫が見ると、ヘンな動きをするおもちゃに見えているのかもしれません。

まとめ

伏せてこちらを見つめる青い瞳の猫

猫の視力は人とは大分違うようです。視力や色に関しては人よりも分が悪いですが、それでも生きていくのに困ることはありません。動体視力が優れていれば、獲物を捕獲できるからです。

人に飼われる猫が増えていく中、この先獲物を捕獲しなくなった猫の目は、また違った進化をしていくのかもしれませんね。

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