子猫が元気でもくしゃみをする理由
子猫が元気で食欲もあるけど、くしゃみが気になる…というとき、原因は何なのか気になりますよね。まだ子猫だし、あまりにくしゃみが止まらなければ、風邪を疑うこともあります。
もちろん、猫風邪の可能性も否定できませんが、風邪以外にも、子猫にくしゃみを引き起こす原因ってあるんですよ。
猫風邪以外で考えられる、6つの理由を挙げてみたいと思います。
原因その1 ハウスダスト
ホコリによって、目のかゆみやくしゃみがしばらく続くような経験をしたことはありませんか?実は、猫も同じようにホコリやハウスダストが原因で、くしゃみが頻繁に発生することがあります。
それがまだ身体も小さく、免疫力も乏しい子猫であれば、余計に影響は出やすいのです。
掃き掃除の直後や、最近忙しくて掃除が手抜きだったかも…なんて時、子猫が「くしゅん!くしゅん!」と何度もくしゃみをしていたら、それはもしかしたら溜まったホコリやハウスダストが原因かもしれません。
大掃除や換気を行うことで、くしゃみが止まる可能性があるので、元気はある子猫のくしゃみが気になったら、一度試してみてください。
原因その2 花粉症
毎年春先になると世間を騒がせる花粉ですが、その花粉に迷惑を被っているのは人間だけではありません。いつもは元気なのに、期間限定で激しくくしゃみをする子猫ならば、その子猫は花粉症に悩まされているのかもしれません。
原因その3アロマなどの刺激臭
今の家電には、いたるところに付属されているアロマですが、人間には良い香りであっても子猫にとっては不快な匂いかもしれません。
他にも芳香剤やお香など、強い匂いがするものは、くしゃみの原因となることがあるので、匂いの届かない他の部屋では元気だったり、使い始めてから子猫のくしゃみが目立つようになったりしたと感じたら、一度使用を中止してみると、くしゃみが止まるかもしれません。
原因その4寒暖差
寒い冬の日、窓を開けて暖かい部屋に冷たい風が入ってきたとき、急な寒暖差から呼吸器が刺激されてくしゃみが出ることがあります。
子猫が元気に遊んでいるところ、窓を開けたら「くしゅん!」といったパターンであれば、きっと原因は寒暖差から出たくしゃみと思ってよいでしょう。
原因その5 鼻に何か入った
あまりない事例ではありますが、稀に鼻の中に花や草の種などが入り込み、それがくしゃみの原因となることがあります。
引き取る前にお外で生活していた子猫や、お散歩が大好きで、お外を元気に走り回るような猫でしたら、もしかしたら鼻に異物が入り込んでいるのかも?
子猫が元気なときでもくしゃみをするときに注意すべきこと
鼻水も伴う場合は注意
子猫に鼻水もなく、くしゃみだけならば上記のようないろいろな原因が考えられますが、鼻水も一緒に出る場合は、風邪、鼻炎、感染症、ガンやポリープといった腫瘍といった病気の可能性があります。
子猫が元気だからといって放っておくと、悪化して更に大きな病気に発展してしまうかもしれません。
過信に注意
くしゃみはするけど元気だし、きっと風邪以外のどれかだろうと飼い主さんが勝手に決めつけてしまうのは良くありません。
子猫の身体はまだ小さく成長途中のため、元気そうに見えても数時間で急に容態が悪くなったり、1日で死んでしまったりすることもあります。
ただのくしゃみでも、重症化すると治療も長引いて大変ですし、子猫の身体にも負担がかかります。ですので、鼻水がなくてもくしゃみが止まらないときは、一度病院で検査をし、くしゃみの原因を一緒に特定してもらうと安心です。
まとめ
子猫に元気はあるのに、くしゃみをする5つの原因と、注意するべき2つのことを紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
人間でも、くしゃみを何度も繰り返すと地味に疲れますよね。子猫の小さな身体であれば、もっと疲れてしまうかも。たかがくしゃみ、だと思っていても、されどくしゃみ、なのです。
子猫がくしゃみを1度や2度、たまにするくらいであれば良くあることですが、毎日何度もしている場合は、たとえ元気であっても原因を探ってあげるのが良いでしょう。更に鼻水や鼻血も伴う場合は、要注意ですよ。
特にアロマなどの香料は、猫にとっては時として毒にもなります。子猫でしたら命に関わることもあるので、できれば使用を避けるのが吉かもしれませんね。