ソマリってどんな猫?

- ロングヘアのアビシニアンとも呼ばれる、美しく豊かな被毛を持つ気品ある姿
- 非常に活発で人懐っこく、コミュニケーションを好むため、初心者でも比較的飼いやすい
- 環境の変化に敏感な一面があり、長時間の留守番は寂しさからストレスを感じやすい傾向
ソマリの特徴

【ソマリの基本情報】
- 英語表記:Somali
- 原産国:イギリス
- 体重:オス 3.5kg〜5.0kg/メス 2.5kg〜4.0kg
- 毛種:長毛種
- 毛色:ルディ、レッド、ブルー、フォーンなど
- 平均寿命:11歳〜15歳
- 公認団体:CFA、TICAなど
ソマリは、アビシニアンの繁殖過程で生まれた長毛の個体をもとに品種として固定化された、非常にエレガントな姿を持つ猫です。
全身の毛が1本のなかに複数の濃淡を持つ「ティッキングカラー」により、光の当たり方で絶妙に色合いが変化します。
筋肉質で引き締まったしなやかな体型をしており、美しく広がる大きな狐のような尾が大きな特徴として挙げられます。
ソマリの性格

- 人懐っこく甘えん坊
- 好奇心が強く活発
- 洞察力があり賢い
ソマリは人間の行動をよく観察しており、家族に対して非常に深い愛情を示す性質を持っています。
おもちゃで遊ぶことが大好きで、高い場所へ上ったり部屋を駆け回ったりする活発なエネルギーに溢れています。
人の声や気配に敏感に反応し、まるで対話をするように愛らしい声で鳴きかけてくるコミュニケーション性の高さも魅力です。
ソマリの毛色の種類

- ルディ(ダークブラウンに黒のティッキング)
- レッド(輝くアプリコットに赤褐色のティッキング)
- ブルー(ソフトな青灰色に濃いウォームグレーのティッキング)
- フォーン(温かみのあるベージュにココアブラウンのティッキング)
ソマリの毛色は主にこの4つのカラーが公式に認められており、いずれも独特のグラデーションを持っています。成長とともにティッキングの濃淡がはっきりしていき、成猫になる頃にはより深みのある美しい被毛へと変化します。
団体によってはチョコレートやシナモン、ライラック、シルバー系なども扱われ、公認カラーが異なります。
ソマリの価格相場

ソマリの生体価格は、ブリーダーやペットショップにおいて一般的に15万円から35万円前後が平均的な相場となっています。
血統の美しさや毛色の珍しさ、月齢の若さなどの条件によって価格は上下し、40万円を超えるケースもあります。
ソマリの飼い方

十分な上下運動ができる環境づくり
ソマリは非常に運動量が多く、高い場所に上ることを好むため、キャットタワーや棚、ステップなどを活用し、上下運動ができる環境を整えることが望ましいです。
室内を自由に動き回れるスペースを確保し、タワーはしっかりと固定された安定感のあるものを選んでください。
毎日の丁寧なブラッシング
セミロングの美しい被毛を維持するためには、少なくとも1日1回から2回のブラッシングが必要です。
特に脇の下や後肢の付け根などは毛玉ができやすいため、スリッカーブラシやコームを使い優しく整えます。
寂しさを防ぐコミュニケーション
人と過ごす時間を好むため、1日の中で必ずおもちゃを使って一緒に遊ぶ時間を設けるようにしてください。
長時間の留守番が続く環境は強いストレスとなるため、帰宅後はしっかりと声をかけ、甘えさせてあげることが大切です。
ソマリがかかりやすい病気

遺伝的な要因として、赤血球が破壊されて貧血を引き起こす「ピルビン酸キナーゼ欠損症」という進行性の疾患に注意が必要です。
また、網膜が徐々に萎縮して視力が低下していく「進行性網膜萎縮症」のリスクも報告されています。
そのほか、活発に動き回るため膝の関節が外れてしまう「膝蓋骨脱臼」や、歯垢が溜まることによる歯周病にも配慮が必要です。
ソマリの歴史

ソマリのルーツは、1950年代から1960年代にかけてアビシニアンの繁殖過程で時折生まれていた長毛の個体にあります。
当初はアビシニアンの規格外として扱われていましたが、その美しさに注目したブリーダーたちが計画的な繁殖を開始しました。
1970年代に入るとアメリカを中心に新しい独自のタイプとして公認され、アフリカのソマリアにちなんでソマリと名付けられました。
まとめ

ソマリは輝くグラデーションの被毛と、大きな狐のような尾を持つ大変美しい容姿が特徴の猫です。
非常に賢く人懐っこい性格で家族とのコミュニケーションを好むため、充実した室内飼育の環境が整えられる方に適しています。
遺伝性疾患への理解を深め、日々のブラッシングと十分な運動空間を用意することで、長く素晴らしいパートナーとなってくれます。