シャム猫の値段について
みなさんは「シャム猫」という猫をご存知でしょうか?
シャム(サイアミーズ)と呼ばれるこの猫は、実はタイが原産国。白の毛に黒の指し色に青い瞳を持っており、非常に優雅な振る舞いやその美麗な容姿に世界各国の猫好きは魅了されています。
「タイが生んだ宝」といった表現もされるくらいの猫ですから、タイとしても鼻が高いでしょう。
そんなシャム猫を飼いたい!と考えたことがある方も多いのではないかと思いますが、いったいシャム猫の値段はいくらくらいするのでしょうか?
昔ほどではないものの、そこそこ人気のシャム猫ですから、その値段がどうしても気になるのが本音です。
そこでこの記事では、ペットショップやネットでのブリーダー販売(キャッテリー)の平均価格などについてお話させていただきます。
同じシャム猫でも値段が違う理由
顔つき
シャムには大きく分けて、V字型をした頭部と細身の体を持つもの(モダンスタイル)と、丸顔で体つきも丸みを帯びたもの(トラッドスタイル)との2種類がいます。
一般的にシャム猫というと、モダンスタイルの方を指します。鼻先が高くてV字型の顔つきをしていて、両耳は大きく、目はやや細目のつり上がったアーモンド型をしています。
キャットショーにはモダンスタイルのシャムが出ることがほとんどなため、チャンピオンの血統をもつシャムであればモダンスタイルの方が金額はあがるでしょう。
色
シャムの被毛には、耳や鼻、手足と尻尾の先にポイントカラーと呼ばれる濃い色がついており、このポイントカラーの違いで毛色を表現します。
シャムの毛色には大きく分けて4種類があり、シールポイント、チョコレートポイント、ブルーポイント、ライラックポイントとなっています。
シールポイントはよく見られるシャムの毛色で、ポイントカラーは濃いめの茶色です。チョコレートポイントは、シールポイントよりも少し薄い、チョコレートのような毛色です。
ブルーポイントはさらに薄く、灰色で少し青みがかったように見えるポイントカラーをしています。そしてライラックポイントはブルーポイントよりも毛色が薄く、ポイントカラーの場所はうっすらとグレーになっているといった程度です。
ブルーポイントやライラックポイントはシャムの中でも希少な毛色なため、値段が上がる理由となるでしょう。
年齢
他の猫種と同じく、ペットショップでもブリーダーでも、より子猫であるほうが値段は高くなります。たとえば、生後6ヶ月よりも生後5ヶ月の方が値段は高くなるということです。
小さい頃から飼育したいという希望や、しつけがしやすいといった理由などから、子猫の方が好まれ、値段も高くなります。
迎え入れる先によってシャム猫の値段は変わる?
シャム猫を迎え入れる先によってもその値段は変わってくるのかも気になるところですね。
ざっくり分けると「ペットショップ」で迎え入れるか、「ブリーダー(キャッテリー)」から迎え入れるかという二択になりますので、それぞれお話していきます。(里親になるという選択肢もありますが、値段に触れる記事のため割愛させていただきます。)
シャム猫の値段~ペットショップの平均価格~
まずはペットショップでシャム猫を迎え入れる際の値段についてです。
一般的なペットショップでのシャム猫の相場は8~20万円の間で推移している模様です。しかし、個体差の状態によってシャム猫の相場は大きく変動します。
シャム猫の値段~ブリーダー(キャッテリー)の平均価格~
次にシャム猫をブリーダー(キャッテリー)さんから譲り受ける際の値段についてです。
シャム猫をペットショップでは見かけることも少ないと思いますので、必然的にシャム猫ブリーダーの方などから譲り受けることが多くなります。
現代の日本ではアメリカンショートヘア等が人気になっており、シャム猫の人気は昔ほどではありません。
需要の関係もあるのか、こちらもペットショップの相場と似ていて10~20万円ほどの間で推移している印象を受けます。
シャム猫の値段~里親になって迎え入れる場合
保護されたシャム猫は、ペットショップやブリーダーで譲り受ける時のような購入金額はかからず迎え入れられます。保護団体は、資格がないと動物を販売することはできません。
ただし、ワクチンや去勢・避妊手術の代金、もし移送するならばその際の実費など、保護団体によって違いがありますが、保護する際に必要となった金額を支払う必要がある場合があります。
猫によっても個体差があるため、受け入れる前に金額を確認しておきましょう。
シャム猫を育てるのにかかる値段
シャム猫の餌の値段
シャム猫は一般的なキャットフードでも十分健康を維持できますが、しなやかで筋肉質な体型を維持させてあげたいと考えるならば専用のキャットフードを用意してあげるのがおすすめです。シャム猫はとてもスレンダーな体型をしていますが、大変太りやすくカロリーオーバーをするとすぐに肥満になります。かといってカロリーが足りないと、運動量が多いため痩せすぎてしまうこともあります。
そのような状態を防ぐためにも、シャム猫の体型にあったフードを選ぶことが重要です。なお、餌の値段はそのシャム猫の食べる量や、どんなフードを選ぶかによって大きく異なってきますが年間で3万~4万円ほどが相場となっています。
そのため少し多めに見積もって年間4万5千円、一月4000円弱あれば餌の値段としては十分だと考えましょう。
シャム猫の飼育にかかる費用
シャム猫の飼育の値段は、どのようなせいかつ環境でどのように育ててあげるかによって変わってきます。一般的にシャム猫を飼育するうえでかかる費用は以下のようなものがあります。
- 餌代
- トイレ用品代
- 爪とぎ
- おもちゃ
- キャットタワー
- 猫用ベッド
- グルーミング用品
- 医療費
これらのものをどれだけ用意してあげるかにもよりますし、病気や怪我をどれだけしたか?または健康的なシャム猫か?病弱なシャム猫か?シニアか?などによっても大きく変わってくるでしょう。そのため一概にこれだけかかる!ということは正直名言しにくいです。ただし、猫を飼うことでかかる値段の相場は年間15~19万円と言われています。
そこから計算をすると月に1万6千円ほどかかる可能性があります。病院にたくさん行った月、おもちゃなどを飼った月などによっても違いは出るでしょうが、あくまでも目安の値段として覚えておくとよいでしょう。
シャム猫の生涯費用
生涯費用もどのようなフードを選ぶかや医療費にどれだけかかったかによって値段は大きく変わります。何らかの病気を患った場合、10~50万円ほどの医療費がかかることもめずらしくはありませんし、どれだけそのシャム猫が長生きしたかにもよって異なります。
また、おもちゃをたくさん買い与えた場合にはそれだけ生涯費用は跳ね上がりますし、餌代も高級な物を与えれば安価な物を与えたときよりも大きく変わります。しかし、前述した飼育費用から考え、シャム猫の平均的な寿命である13年程生きたとして考えると、247万円となります。これだけの値段がかかるかは、飼育環境やどれだけ健康に生きられるかによって異なってきますが、あくまでも目安の値段として覚悟をしておきましょう。
個体差などにより変化するシャム猫の値段
同じシャム猫と言っても、やはり個体差による価格の変動というものは発生してきます。
例えば他のシャム猫よりも毛並みが綺麗だとか、他のシャム猫よりも可愛らしい顔つきをしているだとか、血統や色など、そういった要因の積み重ねでその個体の値段は計られています。
逆に、月齢がある程度経ってしまったシャム猫は安くなったりすることもありますので覚えておきましょう。
また、日本でもバブル時代などには経済が潤っていたのもあり、当時は高貴なイメージのあるシャム猫が絶大な人気を誇っていたそうです。その値段は今の倍以上の30~40万円といった相場に高騰していたとのこと。
その時代のシャム猫の値段と比較すると、現代は安価で推移していると考えても良いでしょう。
さらに、迎え入れ先の経済的な状況にも左右されることがあります。テナント代・家賃・スペース代等が高い地域などのペットショップ運営は必然的にランニングコストも高くなりますよね。
それが原因となり、シャム猫等の値段も高めに設定していることがあります。頭に入れておきましょう。
シャム猫の値段に関するまとめ
とても高級感のあるシャム猫ですが、現代には合わないのか昔よりも人気が落ちているので値段もそれなりに安価で落ち着いてきました。
昔よりかは値段的に迎え入れやすくなったシャム猫、これから猫を飼おうと考えている方々にもおすすめしたい猫です。
ただ、声を大にしてお伝えしたいことがあります。
ペットショップのシャム猫の値段が高いからそのシャム猫は良い猫、安いから悪い猫、ということは決してないということです。どんな子でも一緒に生活すると愛情が芽生えてきますので、できるだけ値段に左右されない選び方をしていただきたいと個人的には思います。
シャム猫についてもっと詳しく知りたい方はコチラ▼
女性 Keiko
50代以上 女性 ごじちゃん
我が家のシャム、避妊済みの女の子は庭の立木に、虎みたいに引っかける立ちションしてました。もう1匹は風呂にダイブ、悲鳴をあげながら泳いでました。買ってきたばかりのパンを狙ってくるのはシャム猫一味です。軽々とテーブルの上に飛び乗り、一瞬のすきをついてウィンナパンをゲットしていきます。要求があると、はっきりとした声で鳴いて、自分の心情を訴えていました。
大人しい、育てやすい猫をお望みなら、あまり向かない性格です。けれど賑やかな猫との生活をお望みなら、最高の飼い猫となるでしょう。
暑い国の猫だからというわけではないでしょうが、寒さには弱いようです。背中の毛が焦げるほど、ファンヒーターにくっついてました。
30代 女性 tonakai
血統などで毛並みの違いがあり、それによって値段が決まってしまいますが、シャム猫は年齢や季節によって毛色が変化するという特徴があるそうで、それは価格では分からない魅力ではないでしょうか。飼い始めてからのお楽しみですね。
女性 かな
その頃はシャム猫は人気があった気がしますが、確かに最近はペットショップでも見かけませんね。
そのときの人気によって値段が変わったりするのは、ある程度仕方がないのかもしれませんが、生き物なのに洋服なんかと同じ扱いのようでちょっと悲しいですね。
わたしは保護した猫ばかり飼っているのですが、猫との出会いは縁もあると思います。ペットショップで買う場合でも、そのときの人気や値段で決めずに、この子と一緒に暮らしたい!と心から思える猫との出会いを大切にしてほしいな~と思います。
30代 女性 ケロキ
20代 女性 ポテコ
ブルーの瞳がとっても魅力的で、スマートな外見を良い意味で裏切ってくれる、可愛さも兼ね備えたシャムには、憧れの一言。
実は、もうすぐ一人暮らしをはじめるので、可愛いにゃんこを探している最中です。
ペットショップをまわってみましたが、やはりシャムちゃんは見つからず、
知り合いの知り合いですが、猫のブリーダーさんがいるので、相談させてもらおうかと思っているところでした。
ただ、その方はシャムちゃんではなく、アメリカンショートヘアのブリーダーさんなので、悩むところ。
出会いはとても大切なので、慎重にいきたいと思う反面、信用第一のブリーダーさんとの出会いは、なかなか難しいとも言われています。
脱、実家暮らしで、新生活に向けてのパートナー探し!
この記事を読ませて頂いて決心付きました!
シャムネコちゃんとの素敵な運命がある事を願って、ブリーダーさんに連絡を取ってみようと思います。
40代 女性 なかむら25
私も私の母も猫好きで、ネットで見つけて一目ぼれ。
連絡を取った後、見学に行ってブリーダーさんのお話をしっかり聞いた後に、迎え入れました。
ツテなどはありませんでしたが、とても良いブリーダーさんだったので、トラブルや揉め事も無く、素敵な出会いができた事を常に感謝してます。
購入の流れは、
〇ネットで探す→問い合わせる→見学に行く(相談で、来てもらう事も可)→家族会議→購入有無の連絡→迎い入れが、大まかな流れです。
購入価格は15万円程で、私と母とで半々の金額を出し合いました。
おてんば盛りですが、絶賛、溺愛中。仕事の疲れも日々癒されています!
猫をお金で買うのはなぁ。
と思う方も多いのかもしれませんが、お金を出した分?
大切に、愛情たっぷり注いで育ててます。
40代 女性 ねこにこ
家族総出で何度かペットショップに通って、同時に2匹購入。
はじめは1匹の予定だったんですが、気に入った子を絞りきれなかった結果、2匹。
娘も息子も大喜びで可愛がっているので、今は迎えて良かったと主人と話をしています。
まだ2匹とも子猫なので、勝手がわからない事も多いですが、健康良好です。
シャム猫の記事を読んで、ふと、ペットショップにはいなかった事を思い出しました。
血統付きの猫はペットショップ!
と決めつけていましたが、ブリーダーさんからの購入も一般的なんだな、と今回納得です。
お値段は、1匹15万弱だったので、シャムちゃんと同じくらいでしょうか。
購入にお金は掛かりましたが、やはり、可愛いです。
20代 女性 阿部
20代 女性 めろん
たまにペットショップに行く機会がありますが、シャム猫を見たことはないです。今はスコティッシュフォールドやアメリカンショートヘアーなどが多い気がします。
昔ほど人気はないとは言え、高貴な雰囲気などを好む方からの人気はあると思います。
シャム猫はどちらかと言えば病気にかかりやすい猫との事なので、それを知った上で迎えてほしいなぁと思います。
スコティッシュとペルシャ猫が好きなのですが、シャム猫の魅力を知り好きになりました。
20代 女性 まろん
最近では猫の飼育数が犬の飼育数を超え、猫ブームと呼ばれていますよね、
様々な種類の猫を目にする機会が増えましたよね。
シャム猫の値段については、比較的人気種のスコティッシュフォールドなどに比べると価格は手頃といえますね。
ペットショップでも、土地やお店により結構価格に差があるので見て回るしかないのかなぁと思います。ブリーダーさんも人によりですが、ペットショップとそんなに差がないとこ事ですので飼育状態を確認できたり、親猫のルーツなど聞きたいことを確認できる点を踏まえるとブリーダーさんから迎えるのがおすすめですよね。
月齢が経てば経つほど価格は下がっていく傾向がありますよね。仔猫のうちは急な体調変化などもありますから、月齢が経った子を迎えると言うのも個人的にはおすすめですよ₊°♡
価格は毛並みや見た目や両親や血統書などで決められていますが、価格が高い安いは本当に関係ないと思います!
私も迎えた子は価格は関係なく、ひと目見て運命を感じたのでその子に決めました。正直どんなにいい猫と言われていても飼われる環境で表情や毛並みやその他もろもろって変わると思うんですよね♪
女性 ひなまま
私自身、シャム猫は苦手ではありませんが、あまり触れ合う機会もなく、どんな猫種なのかがよくわからないのですが、たしかに昔はかなり高価な猫だったというイメージがとても強いです。
シャム猫は品があり、瞳が綺麗で1度は飼育してみたい猫種ですが、最近ではなかなかペットショップでも見かけないような気がします。飼うとしたらブリーダーを探すのが1番かなと思いますが、近くにシャム猫のブリーダーさんも居ませんでした。
現在は身近にシャムねこのブリーダーが減ったことや、ペットショップにいることも減ってしまったことから、ある意味入手しずらくなってきているなと感じます。
30代 女性 はなこ
もともとの、飼い主のかたはシャム猫ちゃんを九万円で購入したと言ってらっしゃいましたがそれ以上に可愛くて賢いと誉めてらっしゃいました。確かにそのシャム猫ちゃんは賢くて優しくて人懐っこかったので、お世話がしやすかったです。やがて、シャム猫ちゃんは妊娠し、可愛い子猫ちゃんが産まれました。とても優しい母猫ちゃんになり立派に子育てをしてくれました。授乳中は乳腺炎になったり大変でしたが、乗り越えてくれました。シャム猫カップルは、仲もよく高齢になっても、お互いに毛を舐め合い引っ付いて仲良くしていました。
何をするときにも一緒だったシャム猫ちゃんは、亡くなった時期も3日違いだったそうです。どこまでも、仲がいいシャム猫ちゃんを尊敬しました。