みんなの保護猫物語〜レオちゃん・ライちゃん・ルウちゃんとの出会い〜

みんなの保護猫物語〜レオちゃん・ライちゃん・ルウちゃんとの出会い〜

最近では、外で暮らしていた猫ちゃんを保護し、家族に迎える人も増えてきました。飼い主さんと保護猫ちゃん、どのように出会って、どんなふうに共同生活を築き上げているのでしょうか?飼い主さんのリアルな声をお届けします!

修理中の車の中から鳴き声が!!

今回の主役は、生後2ヶ月になる3兄妹の子猫達。ハチワレのレオちゃん(男の子)と茶トラのライちゃん(男の子)、そして白猫のルウちゃん(女の子)です。

響きが可愛らしいお名前は、兄弟らしく似たものをとかんがえていた飼い主さん。熟慮の末、レオちゃんは上から見るとお菓子のオレオのように見えることから授けました。またライちゃんは1番元気で小さなライオンのようだったことに由来しています。

ルウちゃんは当初、ルルちゃんというお名前が候補に上がっていたそうです。ドイツ語で「ルル」は、真珠の意味を持つそう。真っ白な被毛にふさわしいお名前を付けたいと思った飼い主さんは、当初、「ルル」と名づけようと考えていましたが、他のねこちゃんたちのお名前と合わせて「ルウ」と名付けたそうです。う。

そんなレオちゃん達との出会いは突然訪れたと振り返る飼い主さん。

「仕事中でした。自動車板金工場にて修理中の車から鳴き声が聞こえ、覗いてみると目も開いていない生後間もない子猫達がいました」

「もしかしたら母猫が迎えに来るかも」と思った飼い主さんは、3日〜4日様子を見ることにしたそうです。しかし残念ながら母猫は現れず、そのまま迎えることにしたのでした。

実は、近々猫や犬を飼いたいと思っていたそうで、「この子達との出会いには、何か運命的なものを感じます」と語ってくれました。

お家にやってきた時、ライちゃんとレオちゃんはよく鳴いていたのだそう。一方のルウちゃんはあまり動かず、鳴かなかったといいます。

「保護してから3日くらいは3匹共、中々ミルクを飲んでくれず、少し心配な状態でした」と振り返る飼い主さん。その後、4日目くらいから少しずつミルクが飲めるようになったのだとか。同時に元気が出てきたそうです。

しかし安心したのもつかの間、今度は別の心配事が出てきたそうで……?

「体重は通常よりも軽く、便も全く出なくて、1ヶ月くらいは3日~1週間に1回の頻度で病院に通っていました」

更に"自分達でも何かできないか"という思いから、ネットで対処法を調べたり、フォロワーさんの体験談を伺ったりしたそうです。

保護当初は、手のひらにすっぽり収まるほど小さかったレオちゃん達。あれから約2ヶ月。3匹はパワフルで、個性的豊かな子へと成長を遂げたのでした。

現在進行形ですくすく成長中!!

まだまだ現役子猫のレオちゃん、ライちゃん、ルウちゃん。徐々に、それぞれの持ち味が出てきているのだとか。

中でも1番甘えん坊で、食いしん坊なのはレオちゃんなのだそう。

「ご飯への反応がとっても早く、食べてる時間も長いです。他の子達がご馳走様をして遊んでいても、他の子が残した分まで黙々と全部綺麗に食べちゃいます」と教えてくれました。

ライちゃんは、目が開き始めた頃から誰よりもやんちゃで、暴れん坊さんなのだそう。

「他の子達を見つけるとすぐじゃれついたり、ひとりでずっと鳴きながら家中を駆け回ったり、飛んだりしています」と教えてくれました。

なんとそのやんちゃぶりは、ハウスの中にいてもよじ登ってすぐに脱走するほどなのだとか!

ルウちゃんはとても繊細なのだそう。「初めての場所に行った時や、他の猫が飛び降りて大きな音がした時などは、唸ったりlシャーッと怒ったりします」と教えてくれました。

また慎重派な1面があり、誰よりも落ち着いているそうで……?

「初めて見る物に他の子達はすぐ飛びついていきますが、ルウちゃんはしばらく様子を見て沢山匂いを嗅いでからゆっくり近づいていきます」

これまでも、子猫や子犬と暮らした経験があったという飼い主さんと配偶者さん。しかし、生後間もない子猫を育てるのは今回が初めてだったといいます。

保護してからの日々を、「スマホを片手に毎日必死だった」と振り返ってくれました。

今ではレオちゃん、ライちゃん、ルウちゃん皆がすくすく育ってくれたことに感謝をしているそうですよ。

そして、「2人暮しだった我が家に可愛い家族が増え、とても賑やかになって毎日がより楽しくなりました」と語ってくれました。

実は、今までにも保護猫を迎えたことのある飼い主さん。

「生まれてきた小さな命を救う事ができて、我が家で成長を見守れて、幸せに暮らしてくれる事は私達にとってとても嬉しい事です」と胸の内を明かしてくれました。

そしてレオちゃん達に対し、「母猫から早いうちに離れてしまった分、沢山甘えさせてあげたいし、幸せな毎日を送ってくれたらいいなと思います」と語ってくれました。

あどけない表情のレオちゃん、ライちゃん、ルウちゃん。優しい飼い主さんと共に、楽しい猫生を歩んでいくことでしょう。今後ますますの成長が楽しみですね!

レオちゃん、ライちゃん、ルウちゃん、飼い主さん、素敵なエピソードをシェアしてくださり、本当にありがとうございました!

※この記事は、取材協力者さまのご了承をいただいたうえで制作しています

取材/ねこちゃんホンポ編集部
文/めろんぱん

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