猫に熱がある時の対処法
- 熱がある時の対処法:アイスノンやクールマット等で猫の体温を下げる
- 脱水しないように水を飲ませる
- 熱がある時はすぐに動物病院へ
猫に熱があるかどうか調べる方法
猫の平熱は、38度から39度が一般的だと言われています。40度を超えると熱があると言えます。猫に熱がある場合は
- 薄暗い所や狭い所へ行きたがる
- 呼吸が荒い
- 小刻みに震えている
- 食欲や元気がない
等の症状が見られます。熱がある状態から時間が経つにつれ、おしっこの量も減り脱水症状が見られることもあります。猫に熱があるときは肛門に体温計を入れて測りますが、慣れていない猫は嫌がることがほとんどですし、無理熱を測ろうとして傷をつけてしまう可能性もあるので注意しましょう。脇や股の部分でも少しじっとしてくれれば測ることは可能です。
また、熱を測ろうとしなくても、猫の体を触り熱があるかどうか確かめることが出来ます。耳を触り、普段より熱いと感じた場合は熱があることが多いです。ほかにも、手足のつけ根に手を当てて熱いかどうか確かめることが出来ます。
十分に熱があがり、熱がっている時はハァハァと呼吸を荒くします。このような症状が見られる場合は、アイスノンやクールマット等を使用して体を冷やしてあげてください。
また、熱がある時と同時に下痢をしする、吐く等があれば、脱水症状を起こす可能性がありますので、水分を補給をさせるようにしましょう。どうしても水の飲みが悪い場合はペット用の電解質を入れて与える、水分が多い流動食や猫用ミルク等などを与えるようにしましょう。
熱がある訳ではないけれどもブルブルと体を小刻みに震えさせている場合は、これからまだ熱があがるサインです。このような状態の時、猫はとても寒いはず。
抱っこで暖めてあげたり、体に毛布を掛けてあげたりする方法もありますが、嫌がる猫もいるので、そのような場合は室内を暖かくしたり、ペット用ヒーターを用意したりしてあげましょう。
猫に熱がある時に考えられる原因
- 猫風邪が原因で熱がある
- コロナウイルスが原因で熱がある
- 熱中症が原因で熱がある など
猫に熱がある時は猫風邪が原因のことが多いです。猫風邪の場合は発熱のほかに、鼻水や涙なども見られます。猫の多頭飼いのご家庭や、猫が外にお散歩へいくことがある場合は、コロナウイルスによる猫伝染性腹膜が原因で発熱していることもあります。
また、真夏の時期は熱中症で熱があがるというのも、よくある症例の一つです。猫に熱がある場合原因は様々ですが、普段と違う様子が見られた時には、すぐに動物病院へ連れて行くことをオススメします。
猫に熱がある時に注意するべきポイント
熱がある場合には、脱水を防ぐためにも水分が必要です。脱水症状をおこしてしまうと、あっという間に悪化してしまうケースも多いと言われています。
猫が自ら水を飲んでくれない場合は、スポイトで飲ませたり、チャオちゅ~るやスープタイプの猫のおやつを用意してあげたりしましょう。お水は飲まなくても、おやつなら食べてくれるかもしれません。氷を好む猫もいるようなので、様々な手段を使い、猫に水分を摂らせることが1番だと言えます。
猫に熱がある時注意する症状
猫に熱があっても食欲があり、十分に水分もとれているようであれば、それほど心配はいりません。逆に注意が必要なのは、
- 下痢
- おう吐
- 高熱が下がらない
などの症状がみられた場合です。
これらの症状が2、3日続いている場合はただの猫風邪ではないかもしれません。感染性胃腸炎やその他の重篤な病気の可能性があります。
ちなみに我が家の猫は発熱時、おう吐を数回繰り返し、翌朝病院へいくと腎不全と診断されました。このように猫に熱がある場合、原因を突き止めるのはとても難しいです。思いもよらない病気が隠れているかもしれません。
熱があるか測りやすい体温計
商品情報
・最速10秒のスピード検温
・水洗いができ清潔にお使いいただけます
・本体にはプローブカバーが25枚ついています。
現在では体温計を肛門に入れるのが難しい人の為に、ペット用の耳で測る体温計も売られています。もしも何かあった時の為に1つ用意しておくと用意しておくと便利かもしれません。
まとめ
猫は熱があっても具合が悪い、寒い、などと喋ることが出来ないため、なかなか気が付きにくいものですよね。愛猫の熱がある時のサインを見逃さず、すぐに対処してあげることが大切です。
人間同様、猫にとっても脱水はとても恐ろしいものなので十分に気を付けてあげる必要があります。