猫をシャンプータオルで拭く効果
子猫の頃からシャンプーに慣れさせると、嫌がらない子もいますが、猫の多くは水を怖がる事が多く、シャンプーが苦手です。無理やりシャンプーをすることは、猫に大きなストレスを与えてしまうため、シャンプーが苦手な場合は、猫用シャンプータオルがおすすめです。
体のフケや被毛についたホコリを取り除く
室内飼いでも、部屋のホコリや汚れで、知らず知らずに猫の被毛や体について汚れてしまいます。そんな汚れを取る時に、シャンプータオルは体についた汚れを簡単に拭くことができます。
飼い主さんが外から持ってくる花粉などが、猫の被毛についてしまい、アレルギーや花粉症の原因にもなる事があるので、定期的に拭いてあげるのがおすすめです。
毛艶を良くする
猫用シャンプータオルは、被毛にうるおいや保湿効果を与えるものが多く、体全体を拭いてあげることで、毛艶を良くすることもできます。
老猫になると毛艶が悪くなりますが、シャンプーは体に負担が大きいので、シャンプータオルで優しく拭いてあげることで毛艶を整える効果もありおすすめです。
抜け毛を取り除く
猫によってはブラッシングが苦手な子もいて、毛玉を取ることが難しい場合もあります。毛玉がひどい場合、猫自身が毛づくろいをすることにより、お腹に毛玉が溜まる毛玉症になる危険性があります。
愛猫がブラッシングが苦手な場合、シャンプータオルで拭くことで、毛を取り除いてあげる効果があります。また、ブラッシング後に残った毛を取り除くのにも効果的です。
体臭を抑える
猫用シャンプータオルには、消臭効果や、香りの良いものも多いので、愛猫の体臭がキツイと感じる場合は、拭いてあげることでニオイを抑えることができます。
また、排泄時に足にうんちがついてしまった時などに、サッと拭き取ることができるので便利です。猫用のシャンプータオルは猫が舐めても安全な成分でできているので、気になってなめてしまって問題ないように作られていますが、人間用のウェットシートなどを代用するのはやめましょう。
猫をシャンプータオルで拭く頻度
猫は自分で毛づくろいをすることで体をきれいにしているため、室内飼いであれば、犬ほどシャンプーなどのお手入れは必要ないと言われています。
ただし、部屋が汚れていたり、ホコリが溜まっていれば猫の体に付いて汚れてしまいます。シャンプータオルを使う頻度は、短毛種で週一回位が目安になります。
長毛種は毛の中に汚れが溜まりやすく、毛が抜けやすいので、状態を見ながら週二回程度が目安になります。
換毛期や、排泄後などでニオイが気になる場合は、その都度拭いてあげましょう。特に肉球の間に汚れが溜まりやすいので、こまめに拭いてあげるのがおすすめです。
シャンプータオルは、子猫の頃から使えるものが多いので、小さいうちはシャンプーなどで風邪を引いたりなど体に負担をかけないように、シャンプータオルを使うと良いでしょう。
猫におすすめのシャンプータオル4選
実際に使った飼い主さんの口コミなどから、おすすめのシャンプータオルをご紹介します。
ジョイペット うるおうコラーゲン シャンプータオル 猫用
ジョイペット アミノリンスインシャンプータオル 猫用
猫が舐めても安心なアミノ酸系洗浄成分が使用されています。保湿効果もあり、猫の体を拭くと毛がふわふわになり、毛を絡み取ることもできるため、ブラッシング後の仕上げに使うのにもおすすめです。アルペンハーブの香が、猫の体臭を抑えるる効果があります。
ライオン クイック&リッチ トリートメントインシャンプータオル 愛猫用
ミクロトリートメント成分が、毛をコーティングすることで毛艶がツヤツヤになります。毛艶が気になる場合や、高齢猫の毛並みのケアなどにもおすすめです。
ドギーマン ウエットシャンプータオル 猫用
水分がたっぷり含まれているので、体全体の汚れを落とすことができます。拭くことで毛や体がしっとりするため、夏場は体温を下げてあげることができます。
冬場や、体がしっとりしすぎて気になる場合は、乾いたタオルで水分を取ってあげましょう。メッシュ素材が毛も絡み取ってくれるので、毛玉がたまりやすい長毛種にもおすすめです。
猫をシャンプータオルで体を拭くコツ
突然シャンプータオルを被せたり、強引に拭いたりすると嫌になってしまう可能性があります。また、お尻などデリケートな部分は急に拭かれるのを嫌がる猫も多いので、猫が嫌がらないコツや手順をご紹介します。
拭く前に抱っこや撫でるなどリラックスさせる
猫は一度苦手だと認識したことは忘れないため、シャンプータオルを見ただけも逃げてしまうことがあります。
猫がびっくりしたり嫌がらないように、拭く前にリラックスさせることが大切です。頭や体全体を撫でてあげたり、抱っこするなど、愛猫がリラックスする状態にしてあげましょう。
撫でながら体全体を拭く
安心感を与えるために、優しく撫でながら、頭から毛並みにそうように背中を拭き、嫌がらなければそのまま顔やお腹、しっぽなど順番に拭いてあげましょう。
お腹を触られるのが苦手な子の場合は、無理に拭かないようしてください。少しずつ慣れさせることが大切です。
口や耳、おしり、肉球、足の細かい部分を拭く
体全体を拭き終わったら、細かい汚れが多い口や耳などを拭いてあげましょう。
いきなり足や口などの細かい部分を拭こうとすると、嫌がってしまうことが多いので、体全体を拭いてシャンプータオルに慣れたことを確認してから拭くことをおすすめします。
肉球の間などは、部屋の中でも汚れがたまりやすいため、シャンプータオルを使って拭いてあげましょう。
お尻は体の中でもとてもデリケートな部分なので、拭かれるのを嫌がる猫は本当に多いですが、大丈夫な場合は、ポンポンと優しく拭いてあげてください。抵抗する場合は無理に拭く必要はありません。
まとめ
シャンプーが苦手な猫にとって、シャンプータオルはストレスを溜めずに皮膚や被毛の健康を保つことができるアイテムです。猫の体をきれいに保つことは、健康に過ごすうえでも重要なことです。愛猫健康を守るためにも、シャンプータオルを使って清潔な状態を維持していきましょう。