野良猫との出会いから４年、『一緒に帰ろう』と声をかけたら…まさかの光景に涙する人続出「言葉に目が熱くなった」「感動で泣いた」

山で暮らすサビ猫「サビちゃん」の物語をご紹介。キャリーを携えて彼女を迎えに行った日、投稿者さんの胸は、彼女と一緒に帰ることができる喜びに満ち満ちていました。

2024年10月18日更新

執筆ライター

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福岡県糟屋郡を拠点に活動する動物愛護団体キーテイル発のYouTubeチャンネル「人生はねこだらけ【動物愛護団体キーテイル】」に投稿されたのは、４年間にも及ぶ野良生活を卒業した猫の動画です。

動画は本記事執筆時点で９万再生を突破しており、「頑張って生きて来たね」「保護して頂き感謝」といった声が寄せられています。

鍵しっぽを持つサビ柄の野良猫・通称「サビちゃん」

サビちゃんはとある山を棲み処とする野良猫の女の子。動画投稿者さんとは動物愛護団体設立前からの付き合いで、同団体が把握しているだけでも二度の妊娠・出産を経験しており、８匹の子どもたちを育てたお母さん猫なのだそう。

クールなサビ模様と鍵しっぽがチャームポイントのサビ猫ガール・サビちゃん

出産回数は把握しているだけでも2回なのだそう

ＴＮＲを施し、食事のお世話を続けるなか、サビちゃんに腎疾患や食欲低下の兆候を感じたと語る投稿者さん。彼女が高齢であることを考慮し、夏を目前に控えた2024年のある日、ついに保護に踏み切ったといいます。

体をすり寄せてご挨拶するサビちゃん。とてもかわいい女の子です

「お外で頑張ったね。一緒に帰ろうね」　野良生活からの卒業。出会いから４年目の門出

保護決行前は母猫・サビちゃん保護の旨を彼女の子どもたちに事前報告したという投稿者さん。保護猫部屋「ねこだらけハウス」にサビちゃんのためのスペースを設え、いよいよ迎えた保護当日、投稿者さんは、彼女と共に帰れる喜びで胸がいっぱいだったそう。

さあ、一緒に帰ろう！

待ち望んだサビちゃんの保護に投稿者さんのうれしさもひとしお

「お家帰ろう」。サビちゃんに優しく声をかけた投稿者さんは、首元を保定して彼女を抱き上げ、そのままキャリーの中へ。捕獲機いらずの保護成功は、４年間かけて築いた信頼関係があってこその結果なのかもしれません。

保護の瞬間。ひょいと抱き上げ、そのままキャリーへ

安全快適なケージに約束された幸せな未来

保護猫部屋「ねこだらけハウス」到着直後のサビちゃんは、新たな環境への戸惑いからか、不安そうな鳴き声を。それでも駆虫薬の滴下にはとても協力的で、ご飯もしっかり食べてくれたのだとか。

しっかり食べてくれて一安心

息子猫・隼人くんとのちょっぴりぎこちない再会シーンも

動画終盤にはケージ内で緊張の面持ちを浮かべるサビちゃんの姿が。そんな彼女の映像には、長期間に渡った野良生活への労いと、「幸せな家猫になろうね」との願いが込められたテロップが重ねられていました。

もう大丈夫。あとは幸せになるだけなのです

元野良猫・サビちゃんの物語は、たくさんの視聴者の心を震わせました

野良猫・サビちゃんの物語が紹介された当動画に寄せられたコメントは本記事執筆時点で100件弱。「これからは幸せにだけなって、安心で幸せな毎日を生きて欲しいです。保護してくださり、ありがとうございます」「感動して泣いてしまいました。たくさん子供を産んで子育てして、４年間お外でがんばったサビちゃん。これからは安心できる場所で幸せな猫生を過ごしてほしいです」等、野良生活からの門出を祝福する声や、彼女の幸せを願う言葉であふれています。

野良猫をゼロにすることを目標に活動されている動物愛護団体・キーテイル発のYouTubeチャンネル「人生はねこだらけ【動物愛護団体キーテイル】では、サビちゃん同様、同団体によって過酷な環境から救い出された猫ちゃんたちの動画が公開されています。