Instagramアカウント「krosukesara」に小さな猫さんが保護された様子が投稿されました。保護当初の壮絶な光景は24万再生を突破し、300近いコメントが寄せられました。「泣いちゃいました」「涙が滝の様に流れます」という声の他、泣き顔の絵文字やハートマークがコメント欄に溢れています。
ひとりぼっちの子猫
紹介するのは、とある日の夕方に保護主であるママさんが出会った男の子、後に「ひまわり」とパパさんに名付けられた通称「ぴーちゃん」です。動画はぴーちゃんの目線で語られています。
幹線道路わきのビルの隙間にぺたりと座ったぴーちゃんを見つけたママさんは、その日の夜に食べ物を入れた捕獲機でぴーちゃんを保護しました。
捕獲後、ママさんのお宅で一晩過ごす事になったぴーちゃんはさらにごはんを食べますが、ママさんがご飯をそばに置こうと手を伸ばすと小さな体で精いっぱい威嚇します。威嚇しながら後ずさりする際、ぴーちゃんの両後ろ足が動いていないように見えます。
もう大丈夫だよ
翌日、病院で診てもらうとぴーちゃんは生後一か月だろうということ、貧血を起こしていた状態と左右の大腿骨を骨折していた事が分かりました。お風呂に入れてもらい鎮痛剤を注射してもらいましたが、鎮痛剤が効くまでは痛みのせいか顔を歪めて大きな声で鳴いていました。
鎮痛剤が効いたのか、ぐっすり眠って目を覚ましたぴーちゃんに触れようとママさんが指をかざすとぴーちゃんは威嚇を始めます。ゆっくりと人差し指でぴーちゃんの頭を撫でていくうちに、ママさんに対する警戒心が少しずつ解れてきたのか、鳴き声も甘えたような声になっていきます。
そしてママさんがぴーちゃんの体にそっと添えた手の平はまるで「もう大丈夫だよ」と言っているかのようです。コメント欄ではこのママさんの手に小さな爪痕を見て「猫の爪痕ある優しい手です」という声がいくつか寄せられていました。
力強く生きて幸せに
その後ぴーちゃんは、沢山ごはんを食べて貧血も改善。体重もしっかり増えていきます。骨折した両足の治療のためにママさんと連日の通院を続けますが、ママさんに撫でられながらカバンの中でふみふみするぴーちゃんの姿は保護当初に比べるとまるで別猫のように幸せそうです。
病院では貧血が治った事を確認して、2日に分けて片足ずつ手術を受けました。手術の翌日にカラーをつけたぴーちゃんをお見舞いに訪れたママを見た瞬間、ぴーちゃんは前足だけでママさんの元へ這ってきました。大きく見開いた瞳でママさんを見つめるぴーちゃんの姿で動画は終わっています。
動画が投稿されるとユーザーからは「小さい体でよく頑張ったね」「辛かったね」「目から汗が…おかしいな」とぴーちゃんを労うコメントが、そしてママさんに「保護して下さって本当にありがとう」と感謝の声も沢山寄せられました。
ぴーちゃんことひまわり君は、今日もママさんのお宅で先住猫のさらちゃんと元気に暮らしています。左後ろ足は曲がらないままとなってしまいましたが、そんな事を感じさせないくらい日々、パワーアップしているそうです。
Instagramアカウント「krosukesara」では大きくなったひまわり君と、同じくママさんに保護されて一緒に暮らす事になった黒猫のさらちゃんの心温まる楽しい日々を見る事が出来ます。
ひまわり君、飼い主さま、この度はご協力頂き誠にありがとうございました。
写真・動画提供:Instagramアカウント「krosukesara」さま
執筆:ジャクソン
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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