保健所から引き出されたひとりぼっちの小さな子猫は、ご飯をたくさん食べて無事に大きくなりました。仲良しの友達もでき、あとは「ずっとのお家」を探すだけ!
Instagramに投稿された子猫の成長物語は、75万回以上再生され、たくさんの幸せを願う声が届けられています。
ひとりぼっちで鳴いていた子猫
愛媛県のNPO団体とも協力しながら、個人で保護猫のミルクボランティアと預かりボランティアをしている投稿主さんの元に、1匹の子猫がやって来ました。
後に「結くん」と名付けられるまだ小さな赤ちゃん猫は、NPO団体のスタッフさんによって保健所から引き出されたばかり。まずは隔離と初期医療のため、投稿主さんが一旦預かることになったのです。
人間の手のひらにおさまってしまうほど幼いにも関わらず、ひとりぼっちだった結くんは、自分に寄り添い守ってくれる誰かと、安心できる場所を探して一生懸命鳴いていました。
そんな結くんに暖かい布団と、優しくなでてくれる手をプレゼントしてくれたのが、投稿主さんたちです。
友達と仲良く遊べるまでに成長
投稿主さんの元に結くんがいたのは1週間ほど。最初のお世話を受けた結くんは、次の預かりボランティアさんの元で体調管理をしてもらいながら、少しずつ成長を遂げました。
寂しげだった結くんの鳴き声は、次第に「なでて!」という甘えん坊な声へと変化していきます。また、ご飯を食べると褒めてもらえるのが嬉しい結くんは、お腹いっぱいしっかりと食べて大きくなってくれました。
そして、ひとりぼっちだった結くんにもお友達が!濃い茶トラの結くんよりも少し淡い、クリーム色の茶トラの女の子、「ひよりちゃん」です。
ふたりは大の仲良しで、大きくなった結くんは、ひよりちゃんと追いかけっこもできるまでに!
「ずっとのお家」を見つけるために
「結くんとひよりちゃん、仲良しのふたりをできれば一緒のお家で迎えてもらいたい・・・」と願っていた投稿主さんたちの元に、県を越えて協力してくれていた岐阜県のNPO団体さんから嬉しい知らせが届きました。
なんと、結くんとひよりちゃんが一緒に暮らせる「ずっとのお家」が見つかったのです!
愛媛県は人口が多くはなく、保護猫活動もなかなか認知が進まずにうまくいかないことがよくあるそう。けれども、ふたりにはたくさんの強い味方がいたおかげで、幸せの第1歩を踏み出すことができました。
投稿主さんも、結くんの保護に協力したすべての人たちも、子猫たちを育てるミルクボランティアの拡充や、行政・県外の保護団体との連携など、みんなで協力できる態勢がもっと広がればと願ってやみません。そうすればきっと、結くんやひよりちゃんのような幸せを掴める子猫が増えてくれるはずです。
この投稿には、『こんなに可愛い子達には赤い糸が必ずある』『ずっとのお家で優しいご家族に迎えられて、幸せになれますように祈ってます』など、これからのふたりの明るい未来を願う優しいコメントが多く寄せられました。
ミルクボランティア・預かりボランティアとして、今日も小さな命を守るために奮闘している投稿主さんと、猫たちの最新の記録は、Instagramの他の投稿からもご覧いただけます。
結くん、ひよりちゃん、投稿主さん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!
写真・動画提供:Instagramアカウント「うさうさまる*多肉*猫」さま
執筆:orion
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。