猫によるソファーへの爪とぎ防止策7つ!役立つグッズ紹介まで

猫によるソファーへの爪とぎ防止策7つ!役立つグッズ紹介まで

猫にとって爪とぎは本能的に必要な行動ですが、ソファーで爪とぎをしてしまう猫がいます。ソファーがボロボロになってしまったという経験がある飼い主さんも多いと思いますが、その防止策などについてご紹介します。

猫がソファーで爪とぎをする理由

ソファで爪とぎする猫

猫にとって爪とぎは生きるうえで重要な行動です。爪とぎはストレス発散や古い爪の処理、マーキングなどを目的としています。そのため、爪とぎできないとストレスになる可能性があるので、爪とぎできる環境を整えてあげましょう。

しかし、爪とぎが家にあっても、ソファーで爪とぎをしてしまう猫は多いので、理由をご説明します。

好きな素材が使われていて爪とぎしやすい

猫によって、爪とぎをするときに好む素材や爪とぎしずらい素材が異なります。ダンボール素材が好きな猫もいれば、麻素材が好きな猫など好みは様々です。

そのため、ソファーに猫が爪とぎをしやすい好きな素材が使われていると、爪とぎが家にあっても猫はソファーで爪とぎをしてしまいます。

また、ソファーの生地は爪をひっかけやすい素材を使われていることが多く、猫にとっては思いっきり爪とぎできる素材になります。

重みがあり動かないため気持ちよく爪とぎできる

市販の爪とぎは、ダンボール素材や床置きのものなど素材や形状は様々です。しかし、猫は使用中に動くなど不安定な爪とぎを使わなくなることがあります。

特にダンボール素材は軽いため、壁掛けで固定されていないと不安定です。また、床置きする爪とぎは、滑り止め付きでも勢いよく爪とぎすると動いてしまうことも。

人間用のソファーは重みがあり動かないため、猫にとって気持ちよく爪とぎできる場所になります。

爪とぎをしやすい高さがある

猫は爪とぎをするときに身体と腕を思いっきり伸ばす子もいます。猫にとって爪とぎの高さも、爪とぎをするときに重要です。爪とぎの高さが低いと、ちょうどいい高さの場所で爪とぎをすることがあります。

家に置いてあるソファーが猫にとって爪とぎをしやすい高さのものなら、恰好の爪とぎ場になる可能性があります。

家に気に入る爪とぎがない

家にある爪とぎを使用しない場合、猫にとって気に入る爪とぎでないという可能性があります。猫には爪とぎの素材や形など好みや気に入るものが猫によって違うため、爪とぎであれば何でもいいわけではありません。

立って爪とぎをする猫や床置きタイプが好きな猫など姿勢によっても違い、ダンボール素材やカーペット生地などの素材によっても好みが分かれます。

好きな素材などで爪とぎを用意しないと、爪とぎを買っても使わないといったことも。そのため、爪とぎが気に入るものではないと、家にある壁やソファーなどほかの場所で爪とぎをしてしまいます。

ソファに猫好みの素材が使われている場合は、そこで毎日爪とぎをしてすぐボロボロになるので対策が必要です。

猫によるソファーへの爪とぎ防止対策7つ!

爪とぎにしがみつく猫

猫がソファーに爪とぎをしてしまう理由についてご説明しましたが、「何か対策はないのかな?」という飼い主さんも多いと思います。

ソファーは飼い主さんにとっても大きな買い物なので、すぐ引っ掻き傷だらけでボロボロになるのは避けたいはずです。猫がソファーで爪とぎをしないようにする対策を下記で紹介するので参考にしてください。

爪とぎグッズを見直して猫の好みに合わせる

家に爪とぎグッズを置いていても、そのグッズで全然爪とぎをしてくれないことがあります。その場合は、その爪とぎグッズが猫にとって好みのものではないということです。

爪とぎの素材や大きさなど、猫によって好みが異なります。今置いてある爪とぎを使わずソファーで爪とぎをしてしまう場合は、素材や形などを猫の好みに合わせるようにしましょう。

猫好みの爪とぎグッズを用意すれば使ってくれるようになるので、家の家具が傷つくことがなくなります。

猫の爪とぎ素材として好みでないソファーを選ぶ

猫はソファが爪とぎとして好みの素材や高さだと、爪とぎをします。布や合皮素材のものは爪とぎしやすいので、爪とぎしづらい革素材のソファーがおすすめです。

ソファーの背面は垂直で高さがあるものだと爪とぎしやすいため、あまり高さのないものを選び背面は壁にくっつけるなどの工夫をしてみるといいかもしれません。背面や角に爪とぎ防止シートを貼るのも効果的です。

また、フレームは猫が爪とぎとして好む木製素材ではなく、表面がツルツルとしてとぎ心地が悪いメタルフレームを選ぶといいでしょう。

猫が爪とぎしにくい素材のソファであることを重視すると、部屋の雰囲気に合うソファー選びが難しくなるかもしれません。しかし、猫がソファーではなく、ちゃんと爪とぎを使ってくれるようになる可能性があります。

猫がソファーに爪とぎをしにくくなるカバーを装着する

「買ったばかりのソファーで爪とぎされる」「今使っているソファーがとても気に入っていて変えたくない」という飼い主さんは、ソファーに爪とぎしにくいカバーを装着するのもおすすめです。

ソファーにカバーを装着するとカバーが動いて爪とぎしにくいので、猫の爪とぎ対策に適しています。しかし、カバーが取れやすいものだと取れてしまった場合、ソファーで爪とぎされてしまう可能性があるので注意してください。

カバーであればソファーを変える必要がなく、汚れてもすぐ洗えます。また、カバーによって部屋の雰囲気を変えられるので、飼い主さんも気分転換できるのではないでしょうか。

爪とぎ防止スプレーを活用する

ソファーにカバーなどをかけたくない場合は、市販の爪とぎ防止スプレーを活用するのも対策のひとつです。爪とぎ防止スプレーには柑橘系やお酢など猫が好まない臭いを使用しています。猫は臭いに敏感なので、スプレーですぐに爪とぎをやめさせることが可能です。

しかし、スプレーによってはソファーに臭いがついたり、色が白いソファーだと染みになったりすることもあるため使う前に注意が必要です。

定期的に爪をちゃんと切ってあげる

猫は、古い爪をはがす目的でも爪とぎをします。爪をちゃんと切らないと伸びてしまい、猫が自分で爪とぎをしてはがすことがあります。

定期的にちゃんと爪切りをしていれば、爪をはがすための爪とぎは必要なくなるのでソファーで爪とぎをすることがなくなるかもしれません。

爪切りが苦手な猫もいると思いますが、その場合は1日にすべての爪を切るのではなく、何日かに分けて切ってあげるといいでしょう。

爪とぎの場所を覚えさせる

爪とぎは子猫の頃から覚えさせてあげれば、爪とぎグッズ以外で爪とぎをすることはあまりありません。子猫のころにしっかりと覚えさせるのが一番いいので、成猫になってから覚えさせるのは少し大変です。

爪とぎを使ったことがないと、急に爪とぎを用意されても用途がわからない猫もいます。ソファーで爪とぎをし始めたら一旦爪とぎの場所まで移動させ、「爪とぎはここだよ」と手を持ってあげて一緒に爪とぎをガリガリするように動かしてあげてください。

少し大変かもしれませんが、猫も何度かやるとここで爪とぎをするんだと認識するので、ちゃんと爪とぎの場所を覚えさせるようにしましょう。

爪とぎグッズの数を増やす

部屋に爪とぎを置く広さがある場合、爪とぎグッズの数を増やしてみてもいいかもしれません。猫が好む爪とぎグッズは一つ買っただけではわからない場合もあるので、複数買ってお気に入りを見つけるのもおすすめです。

また、たくさんあればその分爪とぎできる場所も増えるので、猫がソファーで爪とぎをする可能性が低くなります。しかし、あまり買いすぎると全く使わない爪とぎもあるのので、適度な数にしておきましょう。

ソファーへの爪とぎ防止に役立つグッズ

毛玉だらけの肘置きと猫の手

猫のソファーへの爪とぎ防止対策でソファーにカバーをかけることや爪とぎ防止スプレーを使うなどの対策をご紹介しました。実際にどのような商品があるのかやグッズの選び方に迷う飼い主さんもいると思います。

実際に使っている飼い主さんの口コミをもとに、おすすめの爪とぎ防止グッズをご紹介します。

撥水加工 無地 ソファーカバー

撥水加工 無地 ソファーカバー
3,700円(税込)

生地がツルツルとしていて猫が爪とぎをしずらいカバーです。ソファーのひじ置きと足元までカバーをかけられるので、猫が爪をとぐ場所を覆うことができます。

防水素材にもなっているため、猫がコーヒーやジュースをひっくり返してしまった場合も汚れづらく安心です。取り付けが簡単で、薄いため洗濯をするのも楽です。

LATTCURE 【8枚入り 】ツメ傷保護シート

LATTCURE 【8枚入り 】ツメ傷保護シート 猫 爪とぎステッカー 爪とぎ防止 ソファー 壁 柱 家具 保護 ステッカー 厚い 透明 猫ひっかき傷 保護シート 30x40CM
¥1,780 (¥222 / 枚)円(税込)

布製のソファーに貼り付けられる透明の爪とぎ防止シートです。ツイストピンが付属されているため、布製のソファーにも対応。また、裏面をはがすと弱粘着の糊がついていて、簡単にソファーに貼り付けられます。

自分で好きな大きさにカットして使うことができるため、よく爪とぎをしてしまう部分にだけ貼ることも可能です。

Cudmia 猫 爪とぎ サイザル麻マット

Cudmia 猫 爪とぎ サイザル麻マット 家具保護 猫スクラッチャー 多機能 ソファー 壁 椅子 ステッカー 猫スクラッチマット 猫ひっかき傷 保護シート 取り付け簡単
¥3,625 (¥3,625 / 個)円(税込)

猫がよく爪とぎをするソファーの肘かけ部分に取り付けられる、サイザル麻の保護クッションです。サイザル麻は環境にやさしい天然素材で、猫が気持ちよく爪とぎできます。ソファーの肘かけ部分で爪とぎをしてしまう猫対策におすすめです。

PETCUTE ソファーカバー

PETCUTE ソファカバー ソファカバー ソファー シート ペット用品 犬猫用シート マルチカバー 替えソファカバー 防塵 滑り止め 汚れ防止 傷防止 爪とぎ防止 四季適用 洗える (グレー, 一人掛け)
¥3,899円(税込)

一人掛けでも使えるソファーカバーです。猫の爪とぎからソファーを守ることはもちろん、防菌やダニ防止などの効果もあり猫を守ることができます。

また、滑り止めやカバー固定用のゴムバンドもついて、飼い主さんが座ってもカバーがずれません。色味は落ち着いたダークベースのものが多く、シックなお部屋に向いています。

接触冷感 洗える ひんやり 夏用 ソファーカバー

ソファーカバー 冷感 マルチカバー
3,500円(税込)

夏でもひんやりとして猫が気持ちよく過ごせる、夏用のソファーカバーです。シロクマの柄もかわいく、このカバーで模様替えをするのもいいかもしれません。

背もたれや肘かけ、足元にもカバーをかけられるので猫の爪とぎを防止するのに最適です。ひんやりとしていて、猫も爪とぎをするよりソファーでくつろぐことが多くなるかもしれませんね。

ハムデリー はがせる 保護テープ

ハムデリー はがせる 保護テープ 【10m×6.35cm / ペットの爪とぎや汚れ、しつけでお困りの方に人気】 透明 壁 柱 家具 机 壁の傷 汚れ防止 引っ掻き傷 ペット 犬 猫 用 ひっかき つめとぎ 防止 爪とぎ
¥1,690円(税込)

貼ってはがせる透明の保護テープで、簡単にソファーに貼ることができます。テープタイプなので広い部分だけでなく、ソファーのコーナー部分などの爪とぎされやすい箇所に部分的に貼ることも可能です。

保護シートよりもツルツルしているので、猫は爪とぎをできない場所だと認識して爪とぎをしなくなります。特殊粘着素材のため、剥がすときもシールのベタベタ感がソファーに残らず綺麗なままです。

ソファー座面カバー

ソファー座面カバー
1,280円(税込)

ソファーの座る部分を保護できる座面カバーです。ゴム製なので座面にすっぽりとはめられてずれる心配がなく、伸縮性もあり取り付けがしやすいです。

座面は飼い主さんが座る部分なので、保護シールやシートは使用できないため便利です。ひっかき傷対策にもなり、カラーも豊富でソファーをおしゃれにすることもできます。

ソファーカバー 北欧 スカート マルチカバー

ソファーカバー 北欧 スカート マルチカバー
5,280円(税込)

ソファー全面にふわっとかけられるソファーカバーです。ソファー全体を覆えるので、全面から猫の爪とぎを防止することができます。被せて取り付けるカバーですが、ズレ防止のためのクリップもついているので固定することも可能です。

トーラス 強力ひっかき防止スプレー ヒッカキノン

トーラス 100ml
¥1,290 (¥13 / ミリリットル)円(税込)

家具などに使用できる爪とぎ防止スプレーです。猫が苦手な柑橘・木酢・山葵を合わせた臭いを放つので、ソファーに吹きかければ猫の爪とぎ防止になります。

効果は個体差があるとは思いますが、爪とぎだけでなく、噛み癖がある猫にも効果的です。使う際には換気をするようにして、部屋を閉め切った状態で使用しないようにしましょう。

JOYPET(ジョイペット) ザ・しつけ ちゃんとしつけ剤

JOYPET(ジョイペット) ザ・しつけ ちゃんとしつけ剤 200ml
¥1,074 (¥5 / ミリリットル)円(税込)

猫にとって嫌な臭いを放つスプレーで、爪とぎやマーキング防止などのしつけに効果があります。
ペットがなめても安心な成分でできているため使っても安心です。人間には臭いは感じられないので、ソファーにかけても臭いが気になりません。爪とぎされやすい部分に気軽に使えます。

まとめ

爪とぎする猫

猫がソファーで爪とぎをしてソファーがボロボロになることは、猫を飼っている方には多い悩みではないでしょうか。猫を飼っている以上、家のものが傷つくのは当然あることですが、できることなら防ぎたいですよね。

最近は、猫の爪とぎ防止のためのグッズが、ネット通販やペットショップなどでたくさん販売されています。今回ご紹介した商品や爪とぎ防止対策を参考にして、試してみてください。

ソファーは猫にとってとても爪とぎしやすい場所ですが、ちゃんと対策や工夫をすればソファーでの爪とぎを防ぐことができます。猫の日々の行動を観察しながら、いろいろな爪とぎ防止の工夫をしてみましょう。