猫がお腹を見せる5つの理由とは

猫がお腹を見せる意味

猫がお腹を見せるのには、いくつかの理由があると言われています。人間にとってのお腹は、健康を保つ上で非常に重要な体の部分ですが、猫にとっては急所です。なぜなら、お腹には大切な内臓があり、しかも骨で守られていない柔らかい部分だからです。ここを敵に狙われて噛み付かれでもしたら、命に関わります。ではなぜ猫は、わざわざ急所であるお腹を猫は見せるのでしょうか？謎は深まるばかりです…。

猫がお腹を見せる5つの理由

それでは、謎多き猫がお腹を見せる理由について、詳しくチェックしていきましょう！

信頼度を示している

良く言われるのが、急所であるお腹を猫が無防備に見せるのだから、見せている相手（飼い主さん）をよほど信頼しているのだろうと言うことです。

確かに用心深い猫ですから、この人に何かをされるのでは？と疑念を持っていたり、完全に信頼していなかったりすれば、急所をさらすことはないでしょう。「あニャたには全てをさらけ出してもOK☆」とばかり、信頼し切ってくれている可能性が高いです！嬉しいですね♪

お腹を見せる状態で寝てしまう猫もいますが、よほど安心し切っているのでしょう。野良猫では、あまり見られなさそうな寝相です。

遊びに誘っている

ゴロンと寝っころがりお腹を見せた時は、「遊ぼうよ！」と誘っている可能性もあります。「さぁ、こい！」とばかりに、手招きすることもあります。我が家の猫も良くお腹を見せていますが、信頼を示しているのか遊びに誘ってくれているのか、その判断は難しいところです。

威嚇している

上記2つの理由と正反対の理由でも、猫がお腹を見せることがあります。猫が恐怖を感じているけれど、「それ以上近付くと、攻撃するニャ！」と威嚇している時です。この時は「シャーッ」と言っていたり、瞳孔が開き、耳を伏せたりしていますので、分かりやすいでしょう。

この時の猫に不用意に近付くと、本当に引っ掻かれる、噛まれるなどの被害を受ける事がありますので、素早くその場から立ち去りましょう。危険です。

暑い！！

猫が暑さを感じている時も、お腹を見せることがあります。「うぅ〜暑い！！」という時にお腹を上に向けて、少しでも熱を逃がそうとしているのでしょう。あまりに暑いと熱中症になってしまうこともありますので、室温には充分に注意してあげましょう。

気分転換

お腹を見せながらクネクネしていたり、背伸びをしたりして、ちょっと気晴らしをしているのかもしれません。一人の世界に入っていることもありますので、そっとしておいてあげましょう。退屈そうであればおもちゃをお腹の上に垂らし、遊ぶのも良いですね♪

猫がお腹を見せる時に触ると嫌がる理由

猫はお腹を見せることがしばしばありますが、触られることは嫌がる事が多いようです。また、反射的に体が動き、猫パンチや噛むこともあります。我が家の猫たちはやはりお腹を見せるにも関わらず手でお腹を撫でると必ず手や口が出てきます。お腹をブラッシングしようとしても、まずブラシに攻撃します（笑）。

これは噛み癖などと言うのではなく、急所であるお腹を守ろうとする反射行動なので仕方の無いことです。なるべく本気で噛まれないよう、猫がお腹を見せる時にもしつこく触らないことが大切です。中には触られても全く動じない猫も、いるようですが。

猫がお腹を見せる時に気になる「たるみ」

猫がお腹を見せる時、だらんと垂れたあの皮膚が気になりませんか？個体差はありますが、立ち上がるとだらんと垂れるお腹のたるみ…これは実は肥満ではなく、「プライモーディアルポーチ」と呼ばれる舌を噛みそうな名前の皮膚なのです。

なぜこのたるみがあるのかと言えば、お腹を守る為や後ろ足の動きを活かす為、まとめ食い出来るように、などの理由が考えられます。ライオンやトラなどにも見られるので、野生動物の証とも言えるかも？

愛猫がお腹を見せる時、その皮膚がタルタルしていても、ウエストがくびれていて脂肪が体にたくさん付いていなければ肥満ではないでしょうから、ご心配なく。判断に迷う場合は、獣医師さんに確認して貰いましょう！

まとめ

猫のしぐさって本当に可愛くて面白いですよね！猫を見ていると、「人生楽しまなきゃな〜」とか「楽天的にいかなきゃ〜」とか様々な教訓を得られるような気がします。

我が家の猫はお腹を見せることも多くコチラをじ〜っと見つめている事があるのですが、何を考えてそうしているのか、未だにナゾです。敵意がないのは間違えなさそうですが、ウチの愛猫は一体何を、訴えているのでしょう？