猫の盗み食い対策としつけ方

猫の盗み食い対策としつけ方

少し目を離した隙に猫に盗み食いをされてしまった!または、食事のたびに猫が盗み食いをしようと狙ってくる…という経験ありませんか?そもそも、猫はなぜ自分のご飯があるのに人間の食べ物を狙うのでしょうか?猫が盗み食いをする理由と、盗み食いをされない為にはどうしたらよいかなど、対策をまとめてみました。

猫の盗み食い対策

盗み食いをしている猫

猫が盗み食いをする理由は

  • 好奇心
  • 味をしめた
  • 飢えた経験から
  • 子猫の時から食べていた
  • 性格

大体この5つが考えられます。

好奇心

猫はとても好奇心旺盛な生き物です。人間が美味しそうに食べているのを見て、猫も興味を惹かれるのでしょう。しかし、夏目漱石の「吾輩は猫である」のように、好奇心は良いことだけではありません。人間の食事の時は猫は別室に移し、盗み食いをしないよう食べ物をなるべく見せないようにすると良いでしょう。

味をしめた

盗み食いしようとしている猫

一度食べてみたらとっても美味しかった!また食べたい!と思うのは猫も同じです。人間の食べ物は美味しいと猫が知ってしまったら執拗に狙い、なんとか隙をついて盗み食いをしようとするようになります。対策としては、先に猫を満腹状態にして、人間の食べ物に興味が向かないようにします。

飢えた経験から

元野良の猫だと、以前の飢えた経験から、食べ物はあるうちに食べないと次またいつ食べられるかわからないと思い、食べ物に異常な執着心をみせる猫もいます。これは生存本能として身体に染みついてしまっているものです。
こういった猫の場合は盗み食いの他にごみ箱を漁ったりもするので、ごみ箱は蓋つきに替え、ごはんもなるべく空腹時が続かないよう少量を数時間おきにこまめに与え、もう飢えの心配はないんだよと猫を安心させてあげます。

子猫の時から食べていた

子猫の頃から食べていたものは習慣として覚えてしまっているので、そのまま大人になってからも食べようとします。盗み食い対策としてまず猫の習慣を直すことから始めるので、キャットフード以外のものを与えるのはやめ、人間の食事の時は猫をケージにいれて、人間の食べ物はもう食べられないと分かってもらいます。

性格

今までキャットフードしか食べたことがない猫でも、人間の食べ物に興味を示す猫と示さない猫で性格が分かれます。猫が盗み食いをしないよう机や膝に乗ったらすぐ下におろし、食事中は猫に構わないようにします。

そしてどの理由でも言えるのは、食べた後の食器類は置きっぱなしにせず、出来ればすぐ洗ってしまいましょう。キッチンにも猫がいたずら出来ないように柵を設けたり、キャットフードもかじられないようにハードケースや引き出しにしまっておくと良いです。

猫に盗み食いをやめさせるしつけ方

魚を盗み食いした猫
  • 猫が机に乗ったらすぐ下におろす
  • 猫が机に乗ったら机を揺らす
  • 猫が机に乗ったら大きな音を立てる

猫に盗み食いをやめさせるため、机の上に乗らないようにしつけます。猫には机の上に乗ってはいけないと分かってもらうために、猫が机に乗ったらすぐ下におろします。猫は”食事中はだめだけど普段はいい”という応用が利きません。ですので、普段から机に乗っている子は、食事中のみおろしたり叱ったりしても「なぜダメなの?いつもは怒らないのに」と理解できず混乱を招くため、食事中でなくても普段から猫が机に乗ったらすぐおろし、”机の上に乗るのはだめなこと”と教えてあげましょう。

猫に見えないように机を揺らしたり、大きな音を立てるのも有効です。猫が「机の上は怖い」と思ってくれれば机にも乗らなくなります。見えているところでやってしまうと信頼関係が壊れてしまう可能性があるので、必ず猫から見えないところでやるようにして下さいね。机の上に乗らなくなれば、自然と猫は盗み食いもしなくなります。

もちろん、飼い主さんも食器や食べ残しを出しっぱなしにしないように引き続き気を付けましょう。

猫の盗み食いの危険性

左手で盗み食いをする猫

猫にとって良くないもの

  • ごはんやパンなどの炭水化物
  • 生クリームやケーキなどの脂肪分
  • 生魚や青魚全般
  • とうもろこしなど食物繊維の多いもの

猫にとって有害なもの

  • 玉ねぎ、ニラなどネギ類
  • ココア、チョコなどのカカオ類
  • コーヒーや紅茶などのカフェイン類
  • アルコール系
  • 生肉(特に豚肉)
  • 貝類
  • アボカド
  • ぶどうやレーズン

かなり種類があることが分かって頂けると思います。人間がいつも食べている食べ物は、人間にとって無害でも猫にとっては有害なものがたくさんあります。中にはたった一口の盗み食いでも中毒を起こし、それが命取りになってしまうものもあります。

猫に盗み食いをされないように、しつけや対策は万全に行っておきましょう。

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