猫のリードハーネスの使い方
散歩のときに使う
猫のリードハーネスをどのようなタイミングで使うのかというと、犬と同じく散歩のときに使います。
猫に散歩をさせる必要なんてないのでは?感染症や事故のリスクが高いからさせたくないと考える方も多いでしょうし、その意見はごもっともです。
しかし犬のように、近所の散歩をさせないとしても、気分転換で庭やベランダで遊ばせてあげたりするときにもリードハーネスが使えます。
外に散歩に行かないからといって、猫を庭やベランダで遊ばせるとどうしても脱走をしてしまうリスクが高まります。そんなとき、リードハーネスをつけてあげれば万が一のときにも脱走を防止できますし、ベランダから落下する事故も未然に防げます。
動物病院へ行くときに使う
リードハーネスは動物病院へ行くときにも大変役立ちます。外に出ることがあまりない猫ちゃんの場合、部屋の外に出るということだけでパニックなのに、痛い思いをする動物病院へ行くとなると更にストレスを感じます。
実際に動物病院へ行くときにキャリーバッグが開いてしまって「猫が脱走した!」という話をよく耳にしますよね。そのような事故を防ぐために是非活用していただきたいのでリードハーネスです。
猫をキャリーバッグにしっかり入れるのと同時に保険としてリードハーネスを首につけてあげれば、万が一バッグが開いたときでも脱走を防げます。その他にも、引っ越しのときや旅行へ行くときなどにも、リードハーネスをつけておくだけで脱走のリスクを減らせます。
避難所生活のときに使う
リードハーネスの活用法は災害時の避難所生活でも役立つことがあります。避難所での生活を余儀なくされる多くの猫は、ペットケージの限られたスペースでの生活を余儀なくされます。
多くの人がいる環境、制限された生活、飼い主様の不安げな表情など、避難所生活で猫が感じるストレスは決して小さいものではありません。
そんなときに、猫がリードハーネスで歩くことに慣れていれば、リードハーネスをつけて散歩をすることで気分転換ができますし、うまくいけばお昼のうちは飼い主様と外で一緒に過ごすことができます。
そういった点からも、万が一に備えてリードハーネスにふだんから慣れておくことは大切なのです。
猫のリードハーネスの選び方
ちょうどいいサイズかどうかで選ぶ
それではここから猫のリードハーネスの選び方、ポイントをご紹介しましょう。
まずチェックしてほしいのが、その猫にとってちょうどいいサイズかどうかという点です。
一口に猫といっても、個体によって体の大きさは変わってきますし首の太さや胴体の太さも変わってきます。
そのため、リードハーネスを選ぶときは愛猫の体のサイズや首周りにあったものを選ぶようにしましょう。サイズの測り方は、紐などを準備して愛猫の首周りや胴回りの長さを測るやり方が一番良いでしょう。
警戒しているときに測っても性格に測定出来な場合もありますので、できれば寝ているときやリラックスしているときにそっと測ることをおすすめします。
抜けないものを選ぶ
猫にリードハーネスを使うに当たってもっとも怖いのが、抜けてしまって猫が脱走してしまう事故です。リードハーネスが大きすぎるとちょっと力を加えただけで猫が逃げてしまう可能性がありますし、逆に窮屈だと首が苦しくなってしまいます。
目安としてはリードハーネスと猫の首の間に1本指が入る程度。リードハーネスを選ぶときは抜けないものを選ぶように心がけましょう。
また抜けないようにするためにダブルブロックタイプのリードハーネスを選ぶのもおすすめです。ダブルブロックとは、胴の部分とお腹の部分で固定している猫のリードハーネスで、たとえ胴部分が引っ張り過ぎて抜けてしまったとしても、腹部分でも固定されているので、抜けないというものです。
暴れん坊な猫ちゃん、脱走歴のある猫ちゃんなどにはこのダブルブロックタイプを考えてみてはいかがでしょうか?
かわいいデザインかどうかで選ぶ
せっかくリードハーネスを購入するならば、見た目もかわいいものが欲しいと思いませんか?
リードハーネスは様々な種類や見た目のものがたくさん発売されています。愛猫にとって安全、安心なリードハーネスを購入するのは大前提ではありますが、それらをクリアしたならば、是非気になるデザインのリードハーネスを選んであげてはいかがでしょう?
軽くて動きやすいかどうかで選ぶ
せっかくリードハーネスを買ってあげたのに愛猫が動かない!なんてこともありえます。
これは猫にとって体に何かを身に着けるということは、あまり慣れ親しんだことではないということと、人間にとってはわずかな重みしか感じないリードハーネスでも、猫にとっては体におもりがついているような感覚になるため、動かなくなるということが考えられます。
そのため猫が感じるストレスを極力減らしたいと考えている方は、できるだけ軽くて動きやすいリードハーネスを選んであげるようにしましょう。軽い素材のものに変えるだけで、猫が動いてくれるようになった!という声もありますので是非試してみてくださいね。
猫のリードハーネスの付け方
①リードハーネスを付ける前にやっておくこと
リードハーネスを購入したらいよいよ愛猫に付けてみよう!と、言いたいところですが、リードハーネスを付けたことがない多くの猫ちゃんは自分にとって見慣れないものを体につけられることに恐怖を感じます。
そのためまずは、猫ちゃんにリードハーネスを見慣れたものにするために、しばらく猫が見える位置にリードハーネスを置いておきましょう。特に害になるようなものではないと猫ちゃんも分かれば、少しは付けやすくなりますので、焦らずじっくりリードハーネスという存在を認識させてください。
②実際に付けてみる
リードハーネスの存在に慣れてきたらいよいよ付けてみます。猫のリードハーネスは胸とお腹で固定をするタイプがほとんどです。そのため、まずは猫にリードハーネスは付けるということをやってみましょう。
付け方は猫の体の下にリードハーネスを置いて前足を所定の位置に通してゆっくりとつけてあげます。このときあまりにも嫌がるようなら無理に行わないことがポイント。猫は、自分がイヤだと思ったことは二度とやらない性格をしているので、できるだけ無理をしないように注意をしましょう。
③着脱を何度か繰り返す
猫にリードハーネスを付けることができたら一旦外してまた付けてみましょう。このリードハーネスの付け外しを何度か繰り返すことで、リードハーネスに慣れさせてあげましょう。付けることに慣れれば付けている時間を少しずつ伸ばしていき、最終的にはリードハーネスを付けて過ごせるようになれれば上出来です。
猫にリードハーネスを付ける練習をしたあとはご褒美のおやつをあげるなどして、リードハーネスに良い印象を与えてあげるようにしてくださいね。
猫のリードハーネスおすすめ3選!
1.猫専門店が作った「ゴロにゃんオリジナル猫用ハーネス」
商品情報
・猫の体にピッタリフィットします。
・胸当は可動式なので猫の胸板の厚さで調節できます。
どんなリードハーネスを購入すればいいのかわからないという方は、是非こちらのリードハーネスを候補にくわえてはいかがでしょう?猫専門店が考えた商品ということだけあって、こちらの商品には猫ちゃんの負担にならないような工夫が随所にあります。
更に猫のリードハーネスの中でも脱走防止になるダブルブロックタイプを採用しているため、初心者でも安心して使うことができます。リードハーネスを使いたいけど、抜けてしまうのが怖いと感じている方は是非検討をしてみてください。
2.通気性抜群のメッシュ素材「PUPTECK ハーネス 猫用」
商品情報
・サイズ調節が可能で猫も快適です。
・頸部と胸部にはマジックテープを使用。
・頸部にはワンタッチバックルを使用。
・通気性良く、夏でも蒸れにくいです。
夏の日にリードハーネスをつけたところが蒸れそうで心配。そんな方におすすめしたいのが、メッシュ素材のリードハーネスです。
こちらは通気性が良いのはもちろん、柔らかい素材を使用しているため猫への負担も少なく、バックルがついていることで抜けるを防止してくれる機能もついています。リードハーネスをつけることで猫が暑いと感じないか心配という方に是非おすすめしたい商品です。
3.かわいいおしゃれなリードハーネスなら「iikuru 猫用」
iikuru 猫用 ハーネス
商品情報
・ベスト型のハーネスです。
・頭を通さずマジックテープで簡単装着。
・お洋服感覚で着用できるのも魅力です。
猫にリードハーネスを買うなら機能性や安全性も大切だけどおしゃれや可愛さも重要!そんな考えを持っている方なら、是非こちらのリードハーネスがおすすめです。
水玉模様のハーネス部分に蝶ネクタイの飾りがとってもキュート!これだけでおめかしをしているような見た目になるのがとても良いですね。かわいくておしゃれなリードハーネスをお探しの方は是非、候補にくわえてみてはいかがでしょう?
まとめ
猫用のリードハーネスの存在はあまり世間に浸透していないため、ピンとこないかもしれませんがリードハーネスにふだんから慣れていると様々な場面で活躍をしてくれます。是非猫を飼っている方はいざというときのために、リードハーネスを活用することを検討してみてはいかがでしょうか?