猫にピスタチオを与えてはいけない!持病悪化の危険性も

猫にピスタチオを与えてはいけない!持病悪化の危険性も

人にとっては美味しいピスタチオですが、猫に与えてはいけないことをご存知でしょうか?ピスタチオは猫の体には害のある食べ物です。ときには持病を悪化させてしまうことも。今回は、猫にピスタチオを与えてはいけない理由と誤食したときの対処方法をご説明します。

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猫にピスタチオを食べさせるのはNG!

猫にピスタチオを食べさせるのはNG

ピスタチオは猫に与えてはいけない食べ物です。人間にとってはおやつ、おつまみなどに最適なピスタチオですが、猫にピスタチオを食べさせると健康に悪影響を及ぼします。

なぜ、猫にピスタチオを食べさせてはいけないのか下記で説明していきます。

消化不良や肥満の原因になる

ピスタチオは脂質が多い食べ物です。ピスタチオの脂質は100gあたり56.1g。人が脂質を摂りすぎると太ってしまうように、猫に脂質の多いピスタチオを食べさせると、肥満の原因になってしまいます。

また猫は肉食動物のため、植物を消化、分解する機能が備わっていません。ピスタチオを食べさせて消化不良からくる下痢、嘔吐を引き起こす恐れもあります。

これはピスタチオだけでなく、ほかのナッツ類にも同様のことがいえます。ピスタチオだけでなく、ナッツ類は猫に食べさせないようにしてください。

ピスタチオの加工品もNG

ピスタチオそのものだけでなく、ピスタチオを使用した加工品も食べさせないでください。

人間が食べるピスタチオの加工品は、砂糖、脂肪分、食塩、香辛料などが含まれています。これらの材料は猫に与えると、健康に悪影響を及ぼすものばかりです。

つい与えたくなってしまう気持ちもありますが、人間にとって食用とされるものでも猫には害になることがあります。肥満だけでなく、ほかの病気を引き起こす可能性もあるので注意しましょう。

食べすぎると病気の原因や持病悪化につながる

ピスタチオの成分には、カリウムやリンといったミネラル分が含まれています。ピスタチオを食べたことによって、これらのミネラル分が過剰になり、病気や持病悪化の原因となるのです。

なぜ、ピスタチオに含まれるミネラル分が病気の原因になるのかというと、腎臓機能が正常な猫だと、カリウムやリンは腎臓から排出されていきますが、腎臓機能が低下している猫はカリウム、リンがうまく排出できないからです。

排出できないと体内にカリウム、リンが蓄積され、腎臓に負担がかかり腎臓病を引き起こします。また、もともと腎臓病を患っている猫は、ピスタチオを食べたことによって病状が悪化する可能性もあります。

カリウム、リンが含まれているピスタチオを食べすぎてしまうと、腎臓に障害を与えてしまう危険性があるので、猫にピスタチオを与えるのは避けたほうが良いでしょう。

殻を食べると内臓を傷つけるなどの危険もある

猫にはピスタチオの実だけでなく、ピスタチオの殻も誤食しないように気を付けましょう。

ピスタチオには硬い殻が付いて販売されていますが、この殻はピスタチオの風味を維持するために付いています。人がピスタチオを食べるときに殻は剥いて実だけ食べるように、猫にとってもピスタチオの殻は食べるものではありません。

猫がピスタチオの硬い殻を食べると、食道粘膜を傷つけたり、喉に詰まったりする危険があります。さらには、腸に詰まって腸閉塞を起こし、手術をしなくてはならない事態につながるので、ピスタチオの殻の誤食には注意してください。

アレルギーを引き起こす可能性がる

もともとアレルギー体質の猫やピスタチオを食べたことがない猫は、アレルギーを起こすことも少なくありません。

アレルギーは、タンパク質に反応して起こるため、ピスタチオに含まれているタンパク質がアレルゲンとなる可能性があります。痒みや下痢、嘔吐などのアレルギー症状が見られた場合は、動物病院での治療が必要です。

猫がピスタチオを食べしまったときの対処法

猫がピスタチオを食べしまったときの対処法

猫がピスタチオを食べないように注意していても、目を離してしまった隙に食べてしまった、床に落としたピスタチオを食べてしまったといった不測の事態も起こるでしょう。

下記では、猫がピスタチオを食べてしまったときの適切な対処方法を説明します。

少量であれば様子を見る

猫がピスタチオを食べてしまった場合、少量であれば緊急性はないので様子を見ましょう。下痢や嘔吐といった体調に異変がなければ問題はありません。

もし猫に下痢や嘔吐などの症状が出た場合は、吐いた物や便を持って、動物病院へ行ってください。ピスタチオを食べってしまったことを獣医師に伝え、適切な処置をしてもらいましょう。

いつ、どのくらいの量を食べたか獣医師に伝えられるようにしておくと、さらに良いです。

大量に食べた場合はすぐに動物病院へ

猫がピスタチオを大量に食べてしまったときは、早めの対処が必要です。すぐにかかりつけの動物病院へ連絡して獣医師の指示を仰ぎましょう。

食べた量によっては様子を見ることもあれば、動物病院で吐かせる処置をする場合もあります。

すぐ動物病院へ行くときは、どのくらいの量のピスタチオを食べたのかわかるように、食べた量を把握して獣医師に伝えられるようにしましょう。

様子を見るよう言われたときは、猫の体調に変化はないか観察してください。下痢、嘔吐といった症状が出た場合には、すぐ動物病院へ行きましょう。

かかりつけの動物病院の休診日や診察時間外に猫がピスタチオを食べてしまったときは、夜間対応や救急対応をしてくれる動物病院、近隣の動物病院を探す必要があります。

万が一のときに慌てなくて済むよう、事前に近隣の動物病院や救急病院、夜間対応病院を調べておきましょう。

初心者判断で無理に吐かせない

自宅で出来る吐かせる方法について、指を猫の口に入れて吐かせる、食塩、オキシドールを飲ませるといったものが挙げられています。しかし、これらは危険な方法のため、初心者判断で行わないでください。

まず猫の口に指を無理やり入れると、猫の口腔内を傷つける危険性もあります。無理に指を入れて、飼い主が噛まれて怪我をする恐れもあるでしょう。

愛猫との信頼関係も崩れることになりかねませんので、注意してください。

また、インターネット上には食塩やオキシドールを飲ませて吐かせる方法が挙げられていますが、これらは初心者判断で行うのはとても危険です。

食塩を飲ませてピスタチオを吐かなかった場合、ナトリウムの過剰摂取で高ナトリウム血症になる恐れがあり、命に関わります。

さらにオキシドールは胃の胃や食道粘膜を重度に傷つけてしまうので、飲ませてはいけません。オキシドールを飲ませて吐かせた後に、猫の体調が悪くなる恐れがあります。

猫が誤食をして吐かせるときは、自宅で行うよりも動物病院で注射をして、催吐処置をもらうのが最も安全な方法です。初心者判断で無理に吐かせようとするのはやめて、動物病院へ行きましょう。

誤食したときはインターネットで吐かせる方法を調べるよりも、動物病院へ相談することをオススメします。

まとめ

猫にピスタチオを食べさせてはいけない理由、誤食したときの対処方法をまとめていきました。

猫がピスタチオを過剰に摂取してしまうと、肥満になるだけでなく、消化不良、腎臓機能に障害を与える、アレルギーを引き起こすといった健康に悪影響を及ぼすことがあります。

もちろんピスタチオの殻の誤食にも気を付けなくてはいけません。ピスタチオの殻は硬く、誤食すると喉に詰まったり、食道粘膜を傷つけてしまったりする可能性があります。

猫がピスタチオを誤食してしまった場合は、すぐに動物病院へ相談しましょう。

ピスタチオは人にとっては美味しい食べ物なので、猫にもあげたくなってしまいますが、猫には体の良いものをあげてくださいね。