捨てられていた猫達
愛犬マリスとニコの散歩中、突然強く引っ張るマリス、犬任せに行きたい方へ歩くとニコまでも引っ張る、何やらそこ落ちていた土嚢袋が気になるようす、暗闇の中、恐る恐る土嚢袋を開けると、生まれて間もない子猫が2匹、ドロドロに濡れていて、かすかに鳴き声が聞こえました。
すぐにお散歩中止して、2匹の子猫を家に連れて帰ることにしました。
子猫育てに大忙し
連れて帰ったドロドロの猫達、急いで洗って温める。タオルドライして乾いたタオルにくるめる、その後に目が離せないので、急いで知り合いに電話して、哺乳瓶と子猫用のミルクを買ってきてもらいました。
ミルクを温め哺乳瓶で与えてみるも飲んでくれません、お願い!飲んで!!そう願いながら、ちょっと強めに哺乳瓶を押すと、少し吐き出しましたが、ようやく少しづつ飲んでくれました。
2時間から3時間おきのミルク。食事のあとはティッシュでお尻のあたりを軽くポンポンするとおしっこやウンチをしてくれます。
なお、本来はお腹を下にしてミルクを与えるそうですが、この子達は人間の子供のようにお腹を上にして飲んでいます。
牝のニコさんが母性本能からか一生懸命舐め回します。
動物病院へ
翌朝一番に動物病院へ行きました。牡牝一匹ずつ検査して、問題ないそうでしたが、牡の子は肛門から袋が出ていたので尋ねると「最初のウンチは袋に入っているから引き抜けば大丈夫」と取っていただきました。
牝の方はどうやらニコさんが舐めてとってくれていたようです。ニコ偉い!
少しずつ成長する子猫達
目が見えるようになりましたら、トイレの躾です。前足を持って猫砂をサッサっとと掻いてあげるだけ、覚えの早い子は1回で覚えちゃいます。
この子達は、先住猫ハナちゃんの影響もあってか、しばらくかかりました。歯が生え始めましたら、離乳食です、子猫用のカリカリふやかした物や、子猫用の柔らかい猫缶などです。
よく食べ、よく遊び、いたずら三昧、そしてよく寝ます。子猫の成長は早く、あっという間に大きくなっていきます。このあたりから、貰い手を探し2ヶ月目には優しい人のめぐり合えたのですが、3ヶ月立つまで待っていただきました。
本来仔猫が親からいろいろ学習するのが、3ヶ月くらいかかるそうです。
カーテンや障子に登ることも多いことです。障子はすぐに穴を開けます。いつもと違う鳴き声が聞こえたら見てあげてください、降りられない子もいたりします。
ゴミ箱で遊び疲れ眠ってしまうこともあります
里親さんへ子猫達の送り出しとお迎え
いよいよお別れの時、最初は2匹とも飼っていただくお約束でしたが、牡は人懐っこく人間大好き、牝は動物大好き、我が家の犬猫と仲良しであり、尚且つ、私の寂しさもあって、牡の子だけお渡ししました。
それでも少し涙が出るお別れでしたが、我が家の子達は気にすることもなくいつも通りの暮らしぶりに不思議に思ったものです。飼うと決めてから、名前をモモちゃんと名づけてあらためて、我が家の一員になりました。
しかし3日目、子猫の暴れっぷりと飼い主のストレスで里戻りしてしまいました。次の日色々とお話し合いをされたようで、覚悟を決めてまた貰われていきました。名前をチビタと名付けられ、溺愛されております。
みんな仲良し、医療猫に変身
モモちゃんを迎えたことで、犬2匹、猫2匹になり、それぞれに得意分野が出てきます。
犬のマリスは癒し系の甘えんぼ、猫のハナちゃんは侵入者撃退猫、虫、ねずみなど容赦はしません。犬のニコさんは甘えベタなお嬢様、そして新入り猫のモモちゃんは医療猫に、私の痛いところを、的確に舐めて癒してくれるのです。
犬と猫、今の暮らし
現在は、ハナちゃん、マリスと続いてお空に行き、残ったニコさん15歳になり5年前から後ろ足が立てなくなりましたがまだ元気です、モモちゃん14歳になり、甘えが強くなりましたが、相変わらず医療猫として元気に暮らしております。
眠るときはみんなで川の字、私がいない時はニコとモモ2匹寄り添って寝ております。
まとめ
子猫を保護した次の日は雪が降りました、あの時保護しなければ、2つの命が失われていたと思います。
何より土嚢袋に入れて捨てるなんて、悲しすぎます。子供が出来て困るお家は、避妊手術をお願いします。
チビタが戻ってきてしまうのも覚悟していました、子猫を向かい入れるには、それだけ大変であることを理解してください。
前もって心の準備と、費用、かかりつけになるであろう動物病院をあらかじめ探しておいてください。生後6ヶ月で避妊可能です。
- 5種ワクチン7千円くらい
- 去勢手術 牝2万円くらい
- 去勢手術 牡3万円くらい
病院によって変わるので、かかりつけの動物病院に確認してください。