猫があなたに『撫でてください』とアピールしている仕草

1.体をスリスリしてくる
猫が足元や手に頭や体をこすりつけてくるのは、「もっと近くにいたい」という気持ちが表れている可能性があります。
猫の顔や体には、自分のにおいを付けるための分泌物を出す場所があります。人にスリスリすることで、自分のにおいを残したり、親しい相手とのつながりを確認したりしていると考えられているのです。
たとえば、帰宅した飼い主さんの足元に猫がやってきて、何度も「スリスリ」と体を寄せてくることがありますよね。そんなときは、単なる偶然ではなく、親しみを示しているのかもしれません。
このタイミングで手をそっと差し出すと、猫のほうから頬を押しつけてくることもあります。まさに撫でてほしい場所を指定されているようで、思わず笑ってしまう仕草です。
2.近くに座ってじっと見つめてくる
猫が飼い主さんのそばまで来て、少し距離を空けながらじっと見つめてくるのも、注目したい行動です。
「撫でてほしい」とき、猫は必ずしも積極的に体を押しつけてくるとは限りません。飼い主さんの反応をうかがうように、近くで待っている場合もあります。
たとえば、テレビを見ていると、愛猫がソファの横にちょこんと座ってこちらを見ている。目が合っても離れず、しっぽをゆったり動かしている……。そんな場面なら、「今なら構ってもらえるかな?」と様子を見ている可能性があります。
ここで急に手を伸ばすより、「どうしたの?」と声をかけながら手を近づけてみましょう。猫が自分から鼻を近づけたり、頬を寄せたりすれば、触れ合いを受け入れるサインと考えやすくなります。
3.撫でるのをやめると、もう一度近づいてくる
猫を撫でている途中で手を止めたとき、猫がさらに体を寄せてきたり、頭を手の下に入れてきたりすることがあります。
これは「もう少し続けて」と催促しているように見える、わかりやすい仕草のひとつです。
たとえば、頭や頬を数回撫でて「はい、おしまい」と手を離した瞬間、猫がグイッと頭を押しつけてくることも。
こうした行動が見られたら、猫が心地よく感じている範囲で、もう少し撫でてあげてもよいでしょう。ただし、しっぽを強く振る、耳を後ろに倒す、体を引くなどの変化が出たら、「そろそろ終わりにして」というサインかもしれません。
撫で方のコツや可愛い催促への応え方

猫を喜ばせたいなら、「たくさん撫でる」より「猫が気持ちいい場所を、猫のペースで撫でる」ことが大切です。まずは手を近づけ、猫が自分から鼻や頬を寄せてくるのを待ちましょう。触る場所は、額や頬、あごの下など、猫自身がこすりつけてくる部分から始めると安心です。
一方、お腹や足先、しっぽなどは苦手な猫も少なくありません。「お腹を見せた=撫でてほしい」とは限らないので注意が必要です。
そして、撫でている最中に猫が離れようとしたら、追いかけずにいったん手を止めます。人間でも、リラックスしているところを何度も触られ続けると疲れてしまいますよね。
猫も同じです。「もっと」と戻ってきたときに応えるくらいが、心地よいスキンシップにつながります。
まとめ

猫の「撫でてほしい」という気持ちは、スリスリしてくる、近くで見つめる、撫でるのをやめると再び寄ってくるといった行動から読み取れることがあります。
とはいえ、同じ仕草でも、その日の気分や体調によって意味が変わる場合があります。だからこそ、耳やしっぽ、体の向きなども一緒に観察することが大切です。
「今は触ってほしいのかな?」と愛猫の様子を見ながら少しずつ手を伸ばす。そのひと手間が、猫にとって安心できるコミュニケーションになります。可愛い催促に気づくことができるようになると、普段の何気ない時間もさらに楽しく感じられそうですね。