猫に『怪しい人』と思われてしまう人の特徴4選

猫が距離を取るからといって、その人を嫌っているとは限りません。特に初対面では、相手が安全な存在か分からないため、慎重に様子を確認する猫もいます。
1.大きな声で話す
猫は聴覚が優れているため、大きな声や突然の物音に驚き、警戒することがあります。猫を見つけて思わず「かわいい!」と大きな声を出したり、高いテンションで次々と話しかけたりする行為も、猫には刺激が強いかもしれません。
特に初対面では、声が大きいだけで「何をしてくるのか分からない」と距離を取る猫もいます。猫の近くでは声量を抑え、穏やかな声で話すことを意識しましょう。
2.突然大きな動きをする
急に立ち上がる、腕を大きく動かす、猫に向かって素早く近づくなど、予測しにくい動きをする人も警戒されることがあります。猫に触れようとして頭上から急に手を伸ばす行動も、「捕まえられるかもしれない」と感じさせる場合があります。
仲良くなりたいからと猫へ一直線に近づかず、少し離れた場所でゆっくり動きましょう。猫が体を低くする、耳を後ろへ向ける、その場から離れるといった様子を見せたら、それ以上距離を詰めないことが大切です。
3.目をじっと見つめる
猫がかわいいと、つい目で追ったり顔をじっと見つめたりしたくなるかもしれません。しかし、信頼関係ができていない相手から長時間見つめられることを、猫が警戒する場合があります。
特に、猫が逃げようとしているのに視線で追い続けたり、正面から顔を近づけて見つめたりするのは避けたほうがよいでしょう。猫と目が合ったら自然に視線を外し、猫が距離を取りたがっている場合はそっとしておきましょう。
4.猫が苦手な強いニオイがする
猫は優れた嗅覚を持っているため、人間にはそれほど強く感じられないニオイでも、刺激を受けることがあります。香水や香りの強い整髪料、タバコのニオイなどがあると、猫が近づくのをためらう場合があります。
さらに、外出先で別の猫や犬と触れ合ったあとなど、普段とは違う動物のニオイに慎重になる猫もいます。猫と接するときは強い香りをなるべく控え、猫が自分からニオイを確認できるように待つことが大切です。
猫が『怪しい』と感じて警戒するのはなぜ?

猫が知らない人を警戒するのは、単純に「その人が嫌いだから」とは限りません。初めて会う人は、猫にとって行動を予測できない存在であるため、まず安全かどうかを確かめようとすることがあります。
そこへ大きな声や急な動き、長く続く視線、強いニオイなどが加われば、さらに慎重になることもあるでしょう。また、性格や社会化の経験、過去の体験などによっても、人に対する警戒の強さには個体差があります。
猫が不安や警戒を感じているときには、次のような様子が見られることがあります。
- 人から距離を取る
- 家具の陰などへ隠れる
- 体を低くする
- 耳を横や後ろへ倒す
- しっぽを膨らませる
- 瞳孔が大きくなる
- 「シャー」と威嚇する
- 逃げ道を探す
こうしたサインが見られるときに、「慣れてもらおう」と追いかけたり無理に触ったりすると、かえって警戒心を強める可能性があります。まずは猫が安心できる距離を確保してあげましょう。
猫に安心してもらうためのコツ

猫と仲良くなりたいときほど、人間側から積極的に距離を縮めすぎないことがポイントです。
まずは少し離れた場所で静かに過ごし、猫が自分から近づいてくるのを待ちましょう。ニオイを嗅ぎに来ても、すぐ頭を撫でたり抱き上げたりせず、猫自身に十分確認してもらいます。
手を差し出す場合も、顔の前へ勢いよく近づけるのではなく、猫が自分から近寄れる位置で静かに待ちます。猫が触られることを受け入れている様子なら、頬や顎周辺などから優しく触れてみるとよいでしょう。
一方、猫が離れたら追いかけず、そのまま距離を取らせてください。隠れられる場所や逃げ道を塞がないことも、安心感につながります。
人間側の「早く仲良くなりたい」というペースではなく、猫自身が「この人なら近づいても大丈夫」と判断するまで待つことが、結果的に距離を縮める近道になります。
まとめ

猫に「怪しい人」と思われやすいのは、大きな声を出す、突然大きく動く、目をじっと見つめる、強いニオイをまとっているといった人です。
ただし、猫が逃げたり隠れたりするからといって、その人を嫌っているとは限りません。初対面だから慎重になっているだけの場合もあり、猫の性格やこれまでの経験によって反応にも違いがあります。
猫に警戒されたときは、追いかけたり無理に触ったりせず、静かな声とゆっくりした動きを意識しましょう。猫のペースを尊重しながら「この人は何もしてこないから大丈夫」と感じられる時間を積み重ねることが、安心してもらうための大切なポイントです。