猫の『歩き方に違和感』があるときに考えられる原因3つ 病気やケガの疑いも?取るべき対処法まで

猫の『歩き方に違和感』があるときに考えられる原因3つ 病気やケガの疑いも?取るべき対処法まで

愛猫の歩き方が「なんだかおかしいな?」と感じたことはありませんか?その違和感は、ケガや関節の病気などのサインかもしれません。小さな変化を見逃さないために、考えられる原因や対処法を知っておきましょう。

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記事の監修

麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、神奈川県内の動物病院にて勤務。獣医師の電話相談窓口やペットショップの巡回を経て、横浜市に自身の動物病院を開院。開院後、ASC永田の皮膚科塾を修了。皮膚科や小児科、産科分野に興味があり、日々の診療で力を入れさせていただいています。

違和感の原因3つ

窓辺でジャンプする猫

1.足や関節などのケガ

真っ先に考えられるのが、足や関節などのケガです。

高いところからジャンプして骨折や捻挫をしたり、走り回って爪が折れてしまったり、肉球にトゲが刺さってしまったりした場合、痛みや違和感から歩き方に違和感が見られることがあります。

足を地面につけたがらない、歩幅が短くなる、足をかばうような動きをするといった変化が見られたら要注意です。

2.関節の異常

関節の痛みや変形によって歩き方に違和感が出ることもあります。

特に、シニアの猫は加齢が進めば進むほど、最終的には約90%が変形性関節症を患っているというデータもあるほど、身近な病気です。若い猫でも体重が増えすぎると関節の軟骨がすり減り、痛みや炎症を引き起こす原因となってしまいます。

高い場所へジャンプしなくなったり、足を引きずるようになったり、寝ている時間が増えたりしたら、関節に何らかの異常があるサインかもしれません。

3.神経系のトラブル

痛みや違和感というよりも、歩き方そのものがおかしい場合には、神経系の異常も考えられます。

例えば、頚髄損傷や脳腫瘍、椎間板ヘルニアなどを発症すると、後ろ足がもつれる、まっすぐ歩けなくなるといった症状があらわれます。

突然立てなくなったり、極端にふらついたり、排尿・排便ができなくなったりしている場合は緊急性が高い場合もあります。

病気やケガの疑いは?対処法は?

足に包帯を巻かれる猫

猫の歩き方に違和感がある場合、次のような様子が見られれば何らかの病気やケガが隠れているかもしれません。

  • 足を地面につけない
  • ジャンプをしなくなった
  • 明らかに痛がっている
  • 足や関節が腫れている
  • 急に歩けなくなった
  • ふらついている
  • 食欲や元気もなくなっている

こうした症状が出た場合、無理に足を曲げ伸ばししたり、何度も触ったりすると悪化する恐れがあります。足をあまり動かさないようにしながら、速やかに動物病院を受診しましょう。

受診する際には、いつから、どのように歩き方が変わったのかを伝えると診断の助けになります。診察室では緊張などから、普段の歩き方に戻りがちです。歩き方がおかしいときの様子を動画で撮影しておくのもおすすめです。

まとめ

猫の手を握る人

猫の歩き方に違和感があるときは、足や関節のケガ、関節の病気、神経や脊椎のトラブルなどさまざまな原因が考えられます。

猫は痛みを隠しやすいため、「少し歩きにくそうなだけ」と安易に考えて見過ごさないことが大切です。

歩き方だけでなく、ジャンプするときの動作や触られたときの反応なども観察して、少しでも心配なときは獣医師に相談することをおすすめします。

愛猫と一緒に穏やかで幸せな毎日を過ごせるよう、足の健康や歩き方の変化にも気を配ってあげてくださいね。

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