猫が『しっぽを振っている』ときに考えられる心理8つ 振り方別の意味や気持ちを読み取るコツまで

猫が『しっぽを振っている』ときに考えられる心理8つ 振り方別の意味や気持ちを読み取るコツまで

猫がしっぽを振っている姿を見ると、「機嫌がいいのかな」と思う方もいるかもしれません。しかし、犬とは異なり、猫のしっぽの動きは必ずしも喜びを表しているわけではなく、振り方や速さ、しっぽの形によって意味が大きく変わります。ゆったりと動かしているときは落ち着いていることがありますが、激しく振っている場合は、イライラや不安を感じている可能性もあるでしょう。ここでは、猫がしっぽを振っているときに考えられる8つの心理と、気持ちを読み取るコツ、動きに合わせた接し方について解説します。

猫が『しっぽを振っている』ときに考えられる心理8つ

猫のしっぽ

猫のしっぽには、そのときの気分や興奮の程度、周囲への警戒心などが表れます。一つの動きだけで決めつけず、どのような場面で見られたのかも合わせて確認しましょう。

1.大きくゆっくり左右に振る

しっぽを大きく、ゆったりと左右へ動かしているときは、比較的落ち着いた気分でいることが多いでしょう。日向ぼっこをしているときや、寝転びながら周囲を眺めているときなどに見られ、何かを考えながらのんびり過ごしている可能性があります。

ただし、触っている最中に動きが徐々に大きくなった場合は、不快感が高まっていることもあるため注意が必要です。

2.激しく左右に振る・床へ叩きつける

しっぽを勢いよく左右へ振ったり、床へ何度も叩きつけたりしている場合は、イライラや不満、強い興奮を感じている可能性があります。

なでられることに飽きたときや、思い通りにならないとき、周囲の音やほかの動物を気にしているときに見られることがあります。そのまま触り続けると、猫パンチや噛みつきにつながる場合もあるため、いったん手を止めて距離を取りましょう。

3.しっぽをピンと立てる

しっぽをまっすぐ上に立てて近づいてくるのは、親しみや安心感、うれしい気持ちを表していることが多いしぐさです。飼い主の帰宅時や食事を待っているとき、甘えたいときなどによく見られます。

しっぽを立てたまま体をすり寄せてくる場合は、友好的な気持ちで関わろうとしている可能性が高いでしょう。

4.しっぽを立て、先端を小刻みに震わせる

しっぽを立てた状態で先端や全体を細かく震わせるときは、喜びや期待、興奮が高まっている可能性があります。

大好きな飼い主へ近づくときや、ごはん、おやつを期待している場面などで見られることがあるでしょう。ただし、壁や家具へお尻を向けながら尿をかけるような動作を伴う場合は、マーキングの可能性もあります。

5.しっぽの先だけをピクピク動かす

しっぽ全体はほとんど動かさず、先端だけを小さく動かしているときは、何かへ意識を集中させていることがあります。

窓の外の鳥や虫を見ているとき、おもちゃを狙っているときなど、狩猟本能が刺激されている場面でよく見られます。一方で、触られている最中に先端の動きが速くなった場合は、少しずつ不機嫌になっている可能性も考えられます。

6.高速で細かく振る

しっぽを落ち着きなく細かく動かしている場合は、不安や緊張、警戒心が高まっている可能性があります。

初めての場所や知らない人がいる環境、大きな音がしたあとなどに、このような動きが見られることがあります。耳を横や後ろへ倒す、体を低くする、瞳孔が開くといった反応も伴っているなら、無理に近づかず静かな場所へ移動できるようにしましょう。

7.しっぽを体へ巻きつける

座った状態でしっぽを前足や体に沿わせるように巻きつけているときは、静かに過ごしたい、落ち着いて周囲を観察したいと考えていることがあります。

体の力が抜け、目を細めているなら、安心して休んでいる可能性が高いでしょう。一方で、体を小さく縮め、耳を伏せている場合は、不安や寒さを感じていることもあるため、全身の様子を確認することが大切です。

8.しっぽが大きく膨らむ

しっぽの毛が逆立ち、普段より太く見えるときは、強い驚きや恐怖、威嚇の気持ちが表れています。

自分を大きく見せることで、相手を遠ざけようとする防御的な反応と考えられます。この状態の猫は興奮しているため、抱き上げたり無理になだめたりせず、刺激を減らして自分から落ち着けるように見守りましょう。

振り方別の意味や気持ちを読み取るコツ

リラックスした猫1

猫のしっぽは感情を知る手掛かりになりますが、しっぽだけを見て気持ちを断定することはできません。動かす速さや形だけでなく、耳や目、姿勢、周囲の状況まで合わせて観察しましょう。

しっぽを振る速さを見る

一般的に、ゆったりした動きは落ち着きや迷いを、速く激しい動きは不満や興奮、緊張を表すことが多いとされています。

ただし、ゆっくり振っているから必ず機嫌がよいとは限らず、獲物を狙いながら集中している場合もあります。動きが途中から速くなったときは、感情が高ぶってきたサインとして注意しましょう。

しっぽの高さや形にも注目する

しっぽを高く立てているときは、親しみや自信を示していることが多く、反対に低く下げたり足の間へ巻き込んだりしている場合は、不安や恐怖を感じている可能性があります。

また、しっぽが膨らんでいるなら強い驚きや警戒、体へ巻きつけているなら静かに過ごしたい気持ちが表れていることもあるでしょう。

耳や目、姿勢を合わせて確認する

耳が前を向き、目を細め、体の力が抜けているなら、比較的リラックスしている状態と考えられます。

一方で、耳を伏せる、目を大きく見開く、体を低くする、背中の毛を逆立てるといった反応がある場合は、恐怖や警戒心が高まっている可能性があります。しっぽの動きとほかのボディランゲージが一致しているかを見ると、気持ちを読み取りやすくなるでしょう。

動きが始まった場面を振り返る

しっぽを振り始める直前に、何が起きたのかを確認することも大切です。なでている途中なら「もうやめてほしい」、窓の外を見ているなら「獲物へ集中している」、来客直後なら「警戒している」など、同じ動きでも場面によって意味が変わります。

愛猫がどのような状況でどの動きを見せるのか、普段から観察しておきましょう。

まとめ

リラックスした猫2

猫のしっぽには、リラックスや親しみ、喜びだけでなく、集中、イライラ、不安、恐怖など、さまざまな心理が表れます。大きくゆっくり振る、先端だけを動かす、激しく床へ叩きつける、しっぽを立てる、膨らませるなど、動き方や形によって意味は異なります。

猫の気持ちを読み取るときは、しっぽだけで判断せず、耳や目、姿勢、その行動が見られた場面も合わせて観察することが大切です。興奮や警戒のサインが見られたら無理に触らず、愛猫が自分のペースで落ち着けるように見守ることで、安心できる関係を築きやすくなるでしょう。

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