猫の命に関わる『危険なアレルギー』3つ 主な症状や発症時の対処法、予防法まで解説

猫の命に関わる『危険なアレルギー』3つ 主な症状や発症時の対処法、予防法まで解説

アレルギーと聞くと、くしゃみや鼻水など軽い症状を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、中には命に関わるようなアレルギー反応もあり、その症状や対処法は全他の飼い主さんが知っている必要があります。この記事では猫の命に関わるアナフィラキシーについて症状や対策をご紹介します。

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記事の監修

麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、神奈川県内の動物病院にて勤務。獣医師の電話相談窓口やペットショップの巡回を経て、横浜市に自身の動物病院を開院。開院後、ASC永田の皮膚科塾を修了。皮膚科や小児科、産科分野に興味があり、日々の診療で力を入れさせていただいています。

︎1.食物

フードを食べる猫

猫の食物アレルギーは、初めて口にした瞬間から現れる場合もあれば、ずっと食べていたフードやおやつで突然アレルギーを発症することもあります。

食物アレルギーの主な症状は、下痢や嘔吐、皮膚のかゆみなどが一般的です。これらの症状は食後数時間後に起きることが多く、食物アレルギーだと気づかずに慢性化すると数週間続く場合もあります。

しかし、稀にアナフィラキシーという食べた直後から数分以内に症状が現れる場合もあります。食物アレルギーの場合、食べてから発症までの時間が短いほど、アレルギーの症状は重くなりやすく、顔が腫れる、呼吸困難になる、動けなくなる、激しい下痢嘔吐が連続する場合には、かなり危険な状態です。

食べた直後にこの様な症状が見られた時は、アナフィラキシーの可能性があり、命に関わる状態であるため、様子を見ずにすぐに動物病院に向かいましょう。

やってはいけない対処法として、食べた物を無理に吐かせようとするのは大変危険です。意識が朦朧としている事もあり、嘔吐物で誤嚥してしまう可能性もあるのでやめましょう。

︎2.ワクチン

ワクチン接種

ワクチン接種後にアレルギー反応が出てしまう事は少なくありません。ワクチン接種後のアレルギー反応は、打ってから30分以内に起こることが多く、その場合すぐに対処をしなければ命に関わる事もあります。最も多い初期症状は、顔の腫れや、体をしきりに痒がる、呼吸が早くなる、嘔吐などです。

もしも、ワクチンを打った直後にこの様な症状が一つでも現れた場合には、すぐに動物病院に戻り、治療をしなければ命に関わる事もあります。そうならないためにも、ワクチン接種後は30分ほど動物病院の近くで待機する事がおすすめです。

また、ワクチンアレルギーは数時間後に症状が現れる事もあるため、アレルギーが出てしまった場合でも動物病院が開いている時間に見てもらえるように、ワクチンは午前中に打つことをお勧めします。ワクチン接種後はなるべく安静にし、接種した日は飼い主さんが1日家で様子を見ていられる日を選びましょう。

︎3.蜂

蜂

猫は動くものに対して興味を示してしまうため、口の中など外から見えない部分を蜂に刺される事も少なくありません。そのため、外に出ることのある猫は、蜂によるアレルギーにも注意が必要です。特に2回目に刺された場合には、アナフィラキシーになるリスクが飛躍的に高まり、刺された直後から激しい症状が現れる可能性が高いです。

主な症状としては、刺された部位の腫れ、激しい痛み、大量のよだれ、嘔吐、震え、興奮などです。この様な症状が見られた場合にはアナフィラキシーになっている可能性があるため、すぐに動物病院を受診しないと危ない状態です。

針が残っている場合、抜ければ抜いた方が良いですが、猫が痛がったり興奮したりして難しい場合には、無理に時間をかけず、まずは急いで動物病院に向かう事を優先しましょう。

 

︎まとめ

猫と飼い主

アレルギーの中でも、発症までの時間が短いアナフィラキシーショックは、症状も激しくすぐに治療をしなければ、命に関わる事もあります。初めてのフードを与える時や、ワクチン接種など、アレルギーが予想される時には、飼い主さんが様子を見ていられる日を選ぶ様にしましょう。

また、アナフィラキシーは夜間に起きる事もあり、その場合でも朝に動物病院が開くまで様子をみてはいけません。日頃から夜間に具合が悪くなったらどこで見てもらえるのか、場所や電話番号などのメモを控えておくと、アナフィラキシーや他の急病の時にも、冷静に行動できる手助けとなります。

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