買ってから後悔しがちな猫用アイテム5選

なぜか猫用アイテムには魅力的に見える製品がたくさんあります。しかし、買うのは飼い主、使うのは猫!買った後で猫が気に入ってくれるとは限らないのです。
ここからは「買ったけれど使わなかった」「思ったより不便だった」と後悔しやすいアイテムを紹介します。
1.大きなキャットタワー
猫を飼ったらまずはタワーを購入する飼い主は少なくありません。しかし、実際には、苦労して組み立てたわりに、下段の爪とぎしか使わなかったり、警戒して近づこうとしなかったりすることさえあります。
中でも海外製品は、布を貼ってある接着剤や麻ヒモのニオイが取れるまで数ヵ月かかることや、大型タイプは部屋を圧迫しやすく、掃除がしにくい点も後悔の原因になりがちです。
キャットタワーはほかに用途がないため、買ってみなければわからない部分もありますが、使わなかったらどうするか(譲るか、売るか、捨てるか)も考えておきたいアイテムです。
2.自動給餌器
外出時に便利な自動給餌器ですが、製品によっては「音を怖がって近づかない」「設定が面倒」「思ったような作動をしない」と感じる飼い主も少なくありません。
警戒心の強い繊細な猫の場合、機械音や動きに驚いて食べないケースもあり、結局、飼い主の帰宅まで空腹で待っている可能性もあります。
機械モノなので、定期的な洗浄やメンテナンスなどで、思った以上に給餌器のお世話をする必要があり、停電などがあると肝心な時に作動しないことも考えられるため、購入前に製品の特性も検討したいポイントです。
3.猫ベッド
冬はあったか、夏はひんやり、季節に応じた快適な猫ベッドを用意してあげても、なぜか「いつもの場所」で寝ている猫は珍しくありません。
また、猫は思っている以上に素材に対する好みもあるので、ふわふわだけど静電気が起きやすいとか、ひんやり素材のつるつる感が嫌など好き嫌いで使わないこともあります。もちろんドーム型かオープン型かなどでも好みが分かれるでしょう。
素材の好みはお気に入りのブランケットなどでカバーできる場合もありますが、形状がどうしても合わない場合は、永遠に使ってくれないこともあるのです。使わなかったときのリカバリ方法も検討しておきましょう。
4.粗悪なダンボール製爪とぎ
猫の爪とぎには、麻やひのきなどいろいろな素材がありますが、加工のしやすさからダンボール製のバリエーションがとても豊富です。最近では、ベッド代わりにもなる「ソファ型」、中に入って遊べる「テレビ型」までありますが、依然として主流は、一枚の「板状」の爪とぎです。
安価な爪とぎの中には、すぐにボロボロになり部屋中にダンボールくずが散乱してしまうことがあります。使用期間も短く、掃除の手間も増えるばかりでは、買って後悔することもあるかもしれません。
もともと爪とぎは消耗品ですが、ダンボールの密度が高いほど長持ちする傾向にあります。
5.お徳用大容量フード
大容量フードは、購入時は高くてもレギュラーサイズよりもグラム単価でお買い得です。特にふだんから食べているフードなら、多めにあっても定期的に消費できますし、小袋入りなら鮮度も安心です。
ところが、たくさんある時に限って「途中で食べなくなる」ということがあります。猫は同じ味・匂い・食感が続くと、急に興味を失う個体が多いのです。さらにローテーション用に別の物を購入したら今度はそっちの方ばかり食べてしまい、結局残りを廃棄なんてことも。
いつも食べているキャットフードでも、安さだけで選ぶのではなく、食べきれる量を買っていく方が安心です。
失敗しないためにこうやって選ぼう

買ってから後悔しやすいものに共通しているのは、「飼い主目線では良さそうでも、猫の価値観はまったく別」という点です。つまり失敗しないコツは、人間の理屈よりも猫の実績を優先することです。
ポイントは、「いきなり大きい・高い・多いを買わない」ことです。失敗するパターンは、最初から高額な大本命を買ってしまうことです。必ずしもすべてのアイテムでできるとは限りませんが、最初は小サイズで試す→反応を見る→気に入ったらアップグレードするという順番がかなり大切です。
特に猫が今すでに好きなものを採用することも失敗が少なくなる秘訣です。猫は急な変化を好まないので、飼い主のフリースに乗る、コットンシーツを好む、チキンよりフィッシュ派などそれが猫の好きな素材です。購入時の参考になるでしょう。愛猫のデータ収集は、失敗を減らすコツになるのです。
まとめ

猫用品の買い物で失敗する原因は、たいてい猫にとって本当に快適かよりも、飼い主にとって魅力的かどうかを優先して選ぶためです。
便利そう、高評価、おしゃれ、お得など人間側の価値観だけで選ぶと、実際には猫の性格や好みに合わず、使われないまま終わってしまうことがあります。特に猫は、それぞれの個体差があるため、何百件と良いレビューがある人気商品でも、愛猫に合うとは限らないのです。
また、失敗したときは「うわぁ、無駄だったぁ」とガッカリするよりも、「うちの猫の好みをまたひとつ理解した」と考えると少しだけ気持ちも軽くなるものです。
猫用品は、だいたい失敗するものだと思っておくと、逆に一度で気に入ってもらえたときの喜びもあります。愛猫の反応を見つつ、最適解を見つけていく意識でお買い物を楽しみましょう。