猫の肉球の色から見た4つの性格傾向

猫の実際の性格が作られる要因には、持って生まれた特性や生育環境、飼い主の接し方なども含まれますが、肉球の色は、性格傾向の要素のひとつといわれています。
まずは、前足の肉球から見てみましょう。
ピンク
さくらのようなピンク色の肉球は、全体的に白毛や淡いクリーム色の被毛が多い猫に多く見られる特徴です。
ピンクの肉球を持つ猫は、「おっとりした甘えん坊タイプ」といわれることが多く、人によく懐き、警戒心が薄い傾向があります。
警戒心が薄いことから、来客があっても物怖じせずに近づいていくような、お茶目なアイドル気質の持ち主が多いので人によく慣れ、コミュニケーションも取りやすいタイプでしょう。
黒
黒色の肉球は、黒猫や濃いグレーの被毛を持つ猫に多く見られます。猫を飼っている人たちの間では指球(肉球の指先の小さな方)を「黒豆」なんて呼ぶこともありますね。
黒い肉球を持つ猫は、穏やかでフレンドリーな環境適応能力が高い傾向にあります。ワイルドさが薄れていないので、狩猟本能が強めでおもちゃ遊びも大好きでしょう。
一方、自分の時間を大切にする傾向があるといわれ、メリハリをつけるのが上手なタイプといえそうです。
あずき色
真っ黒よりも少し茶色っぽいあずき色の肉球は、キジトラやサビといった複雑な色を持つ猫に多く確認されます。
この色の肉球の猫は、黒色肉球に近いことから、人やほかの猫に対しても比較的穏やかですが、一方で好奇心の強さから、家中を探索したり新しいおもちゃに真っ先に飛びついたりすることも多そうです。
自己主張がはっきりしているので、好き嫌いや「おなかが空いた」「遊んで」などの要求もわかりやすいでしょう。
ぶち(ミックス)
ピンクの肉球に黒やあずき色が混ざり合ったぶち模様のミックスカラー肉球は、三毛猫やサビ、黒白、キジシロなど多色の被毛を持つ猫に見られます。
カラフルな肉球を持つ猫は、さっきまで一緒に遊んでいたのに、急にどこかへ行ってひとりで寝始めるようなマイペースな傾向があります。
いわゆるツンデレともいえますが、とても賢く、最初は慎重派ですが、仲良くなれば上手に甘えてくれるなど距離感を使い分けるタイプです。
猫の毛色と肉球の色との関連性

肉球の色はメラニン色素の量によって決まり、毛色と同じ遺伝子が関係しています。そのため、被毛の色の濃度と肉球の色がリンクしている傾向があります。黒やキジトラなどの肉球は黒く、白毛を含む毛色、特におなか側が白い猫は、肉球もピンク色になるのです。
三毛猫やサビ猫などで肉球の色がぶち模様になるのは、細胞ごとに黒(ユーメラニン)かオレンジ色(フェオメラニン)かのどちらの色素遺伝子を使うかがランダムに決まるためです。黒いぶちの部分は、ユーメラニンが出た部分です。
一方、オレンジ色のフェオメラニンは、被毛に出ると茶トラ色になりますが、皮膚に出てもあまり目立たないことから、見た目は本来のピンク色の皮膚に薄くオレンジがかかるだけになります。
ちなみに、あずき色の肉球も黒のユーメラニンで発色していますが、濃淡を決める遺伝子によって「淡く」されているためにあずき色に見えるのです。
まとめ

今回は肉球の色ごとの性格を見てきました。肉球の色だけで、その猫の性格が分かるのかという疑問を抱く方もいるかもしれません。
実は、猫は毛色によって性格に一定の傾向があることが、国内外の大学などの研究で分かっていて、さらに肉球の色は毛の色とも連動しているからというのが根拠となっています。
実際に猫の性格を構成する要素は、ほかにも経験や生活環境などたくさんあります。そのため、毛色も肉球の色も、あくまでも傾向としての目安です。まるで、人間の血液型占いのようなものですね。
猫は個性の強い動物ですから、目の前の猫の様子をよく観察して、個体差に合わせた付き合い方ができると最高でしょう。