1.黒猫

黒猫は多くの作品で「特別な存在」として描かれてきました。猫キャラクターの中でも特に人気が高く、ミステリアスさや賢さを表現するモチーフとして使われることが多いようです。
ジジ(魔女の宅急便)
黒猫のキャラクターで有名なのは「魔女の宅急便」に登場するジジ。モデルになった猫種として明言されていませんが、黒猫であるとすれば日本で昔から見られる雑種です。ただし、宮崎駿監督がロケハンで海外を訪れていることや、異国の雰囲気のある背景や、光沢のある黒毛や大きな目、しなやかなボディラインから「ボンベイ」ではないかともささやかれることがあります。
ルナ(美少女戦士セーラームーン)
額の三日月マークが特徴的な黒猫のルナ。実は人間の言葉を話せて、セーラー戦士を導く存在として描かれています。
ウィズ(魔法使いと黒猫のウィズ)
ゲーム作品に登場するウィズ。作品タイトルにも名前が入るほど重要な存在です。魔法や知識の世界観とも相性がよく、「賢い黒猫」というイメージが強く描かれています。
黒猫は神秘的なイメージが強く、知的で不思議な共通点があります。だからこそカワイイだけではなく、人気キャラクターに反映されることが多いのかもしれませんね。
なお、アニメではありませんがヤマト運輸のキャラクターもクロネコです。一般的な黒猫の親が子供をくわえて移動するロゴには「大切な荷物を丁寧に運ぶ」 という意味が込められています。
2.白猫

白猫も、多くのアニメやグッズのモチーフに起用されています。
ノンタン(ノンタン)
当初は白いキツネの構想だったようですが、より身近な動物にとの思いから、白猫に変更したようです。
フグ田タマ(サザエさん)
赤い首輪に大きな鈴がトレードマークのサザエさん一家のペット。
カリン様(ドラゴンボール)
ドラゴンボールの初期に登場する、カリン塔の上に住むカリン様。実は原作者の鳥山明先生が飼っていた猫の「コゲ」がモデルだそうです。
黒猫の神秘的なキャラクターイメージの反面、白猫キャラは、近寄りやすい雰囲気が多いようです。
3.茶トラ猫

猫マンガの火付け役ともいえる作品『What's Michael?(ホワッツマイケル)』 。作品内に登場するマイケルは、茶トラの猫です。作者である小林まこと先生が、保護猫を迎えたことや、猫を飼い始めた当時のリアルな生態がキャラクターベースになっていることから、よりリアルに描かれています。
4.サバトラ猫

迷子になった子猫の話「こねこのチー」の主役チー。アニメの公式HPにも書かれていますが、サバトラの子猫です。グレーの縞模様があることから、アメリカンショートヘアとも言われることがありますが、物語の雰囲気も純血種に寄せていないことがうかがえます。
5.ペルシャ

ガーフィールドは、アメリカのマンガのキャラクター。世界一有名なオレンジ色のぽっちゃり猫のキャラクターです。公式の設定では、『太っていて怠け者のシニカルな虎柄のペルシャ』として描写されています。
またシンデレラに登場するルシファーは、アニメの中では雑種の設定です。ただし実写版の映画では、グレーのペルシャがルシファーを演じました。
モデルとささやかれている猫種&キャラクター

ここまではモデルの猫種として確認されたキャラクターをピックアップしました。ここからは、「この猫に似ている」「この猫種だろう」と、ファンからの声が高いキャラクターと猫種を紹介します。
6.アビシニアン
猫の恩返しと耳をすませばに登場する猫の男爵バロン。スリムで筋肉質、大きな耳がピーンと立ち、顔立ちがシャープであることや、気品のある短毛でスマートな印象から、「バロンはアビシニアンでは」と言われることが多いです。
7.ターキッシュアンゴラ
ディズニーのおしゃれキャットマリー。白いふわふわの毛並みにピンクのリボンがトレードマークのかわいい猫キャラクターです。ディズニーにおいて公式的な記載はありませんが、エレガントなフォルムがマリーの優雅な雰囲気に似ていると評判。ただし、ゴージャスな長毛種のペルシャ(白)と見る人もいます。
8.ブリティッシュショートヘア
不思議の国のアリスに登場するチェシャ猫。公式的な設定はありませんが、ブリティッシュ・ショートヘアだと語る人も多いです。もしかしたらブリティッシュショートヘアの「ひげ袋(ウィスカーパッド)」の豊かな丸みと口角があがっているように見える表情が、チェシャ猫スマイルに通じるものがあるからかもしれません。
9.シャム猫
ポケットモンスターに出てくる「ペルシアン」。ニャースの進化系で、ネーミングから「ペルシャ」がモデルかと思う人は多いはずです。しかし、ポケモン図鑑を見てみると『シャムネコポケモン』と記載があり、描写された感じもペルシャよりシャムネコに近い雰囲気です。したがって、ニャースとペルシアンは、シャム猫がモデルと推察されます。
10.メインクーン
猫のキャラクターで世界的に有名なトム(トムとジェリー)。アニメの設定では、純血種ではなく、白と黒の配色であるタキシードブリティッシュキャット(ブリティッシュショートヘア)ともされます。しかし、ファンの中には、体が大柄なメインクーンとされることもあります。
またアニメの『デキる猫は今日も憂鬱』に登場する諭吉は、人間のように巨大な猫。その圧倒的に大きなサイズ感から、ファンの間ではメインクーンがモデルではともささやかれています。
まとめ

整理してみますと、人気の猫キャラクターでモデルやモチーフの猫種が明確になっているものは少数派であることがわかりました。また明らかに多いのがミックス(雑種)で、それはキャラクター設定のしやすさや、親近感をもたせることなど、意図がうかがえます。
しかし、人気のキャラクターと同じ猫種を探したくなる人もいるもので、ファンの間ではモデル・モチーフとなる猫種の想像は尽きないようですね。
なお、猫のキャラクターとして有名な「キティ」ですが、実は、猫ではなく『明るくて、優しいイギリス人の女の子』。となりのトトロで人気のネコバスも、猫種は公表されておらず、「化け猫」の設定。アニメ夏目友人帳に登場するニャンコ先生は、三毛猫に見えますが実は「招き猫」の設定だそうですよ。