猫の「健康を害する」やってはいけないNG行為6選

1.人間の食べ物を与える
私たちが食べているお惣菜やお菓子などは、猫にとっては非常に塩分や糖分が強すぎます。たとえ一切れであっても、体の小さな猫にとっては一生に関わるダメージになることも。
特にタマネギやチョコのように、猫が食べると命を落とす危険な食材も身近に溢れています。「欲しがるから少しくらいなら」という甘い考えが、心臓や腎臓に大きな負担をかけ、取り返しのつかない病気を引き起こす原因になります。
愛猫と長く一緒にいたいのであれば、人間用の食べ物は絶対に与えず、猫専用の食事を徹底することが大切です。
2.おやつのあげすぎ
コロコロとした丸い体つきの猫は可愛らしく見えますが、肥満は「万病の元」と言われるほど恐ろしい状態です。
おやつを欲しがるままに与えていると、すぐにカロリーオーバーになり、糖尿病や関節の痛み、心臓病などのリスクが跳ね上がります。
猫は自分で食事の管理ができないため、飼い主がしっかりとコントロールしてあげなければなりません。一日に与えて良い量は決まっています。
一日に必要な総カロリーを計算し、おやつをあげる場合はその分のカロリーを主食から差し引いて与えるなど、適正な体重を維持することが大切です。
3.室内での喫煙やアロマ
猫の肝臓は、人間や犬とは異なり、特定の化学物質を分解する能力がとても低いです。そのため、飼い主が室内で吸うタバコの副流煙や、リラックスのために使っているアロマオイルの成分が、猫にとっては猛毒になってしまうことがあります。
毛づくろいをする際に、体に付着した有害物質を飲み込んでしまい、ガンや急性の呼吸不全を引き起こすケースも少なくありません。
香りを楽しむ習慣がある場合は、猫のいない部屋で行うか、使用を控えるなどの配慮が必要です。愛猫の健やかな呼吸を守るために、空気の質にもこだわりましょう。
4.水の場所を固定・限定する
猫はもともと砂漠で暮らしていた動物なので、あまり水を飲まない傾向がありますが、水分不足は脱水症状につながる危険性があります。
飲み水の場所がひとつしかなかったり、その場所が騒がしかったりすると、猫は水を飲むのを我慢してしまいます。その結果、尿が濃くなりすぎて結石ができたり、腎臓に大きなダメージを与えたりします。
家の中の数箇所に新鮮な水を用意し、いつでもどこでも水分補給ができる環境を整えてあげてください。たっぷり水を飲む習慣を作ることが、寿命を延ばすための第一歩となります。
5.しつこく構いすぎる
猫と一緒に遊びたい、触れ合いたいという気持ちは素晴らしいですが、猫にも一人になりたい時間があります。
寝ているところを無理やり起こしたり、嫌がっているのに抱っこし続けたりすることは、猫にとって大きなストレスになるのでやめましょう。
ストレスは免疫力を低下させ、ウイルスに感染しやすくなったり、食欲不振を招いたりします。しつこく構いすぎると、飼い主を避けるようになるだけでなく、精神的な疲れから体調を崩してしまうことも。
猫の様子をよく観察し、しっぽを振って嫌がっているときはそっとしておく優しさを持ちましょう。
6.自己判断で人間用の薬を塗る・飲ませる
猫の体調が悪そうなとき、良かれと思って人間用の風邪薬や塗り薬を使ってしまうのは、絶対に行ってはいけない最も危険な行為のひとつです。
人間にとっては安全な成分でも、猫にとっては猛毒となるものが多く存在します。例えば、一般的な解熱鎮痛剤であっても、猫が飲むと数時間で命に関わるような深刻な中毒症状を引き起こすことも。人間も使用する薬を処方されることもありますが、安全性を見極めたうえで、獣医師が猫への適量を計算して処方しています。
少しでも様子がおかしいと感じたときは、自分の判断で薬を与えるのではなく、必ず獣医師の診察を受けてください。
今日からできる長生きのための改善ヒント

愛猫の異変にいち早く気づくためには、毎日の「トイレチェック」を習慣にしましょう。おしっこの量が増えたり、色が薄くなったりするのは、病気のサインかもしれません。
また、室内飼いの猫は運動不足になりやすいため、キャットタワーを設置したり、家具を工夫して上下に動ける場所を作ってあげることが大切です。
さらに、来客時や掃除中など、猫が誰にも邪魔されずに隠れて安心できる「専用の居場所」を用意してあげましょう。
こうした日々の細かな気配りが、猫のストレスを減らし、健康な体を作る基盤となります。
まとめ

猫は言葉を話せませんし、体の不調をギリギリまで隠そうとする動物です。
だからこそ、日々の生活の中でNG行為をひとつずつ減らし、安心できる環境を作ってあげることが、長生きへの一番の近道となります。
愛猫の小さな変化に気づき、その命を最後まで守ってあげられるのは、世界でたった一人の飼い主であるあなただけなのです。