猫の『終活』で決めておきたいこと4選 後悔しないための準備と備えておくべき理由

猫の『終活』で決めておきたいこと4選 後悔しないための準備と備えておくべき理由

可愛がっている愛猫も、いつかは天寿を全うします。後悔を減らすため、今できることはないでしょうか?今回は、猫の『終活』について詳しく解説します。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

猫の『終活』で決めておきたいこと4選

歳をとった猫

1.医療方針を決める

家で飼われている猫の多くは、なんらかの病気が原因で亡くなるといわれています。そのため、終活では、あらかじめ医療方針を決めておくことが非常に大切です。

具体的には、「どこの病院に行くのか」「どのような治療をするのか」といった内容です。とくに、延命治療と緩和ケアのどちらを選ぶかで悩むケースが少なくありません。回復の見込みがなく、愛猫が激しい苦痛を伴っている場合、獣医師から苦痛を取り除くための選択肢として安楽死を提案されるケースもあります。

どんな最期を希望するのかは、飼い主さんによって考え方が異なります。猫が健康なうちに家族で話し合っておくことで、いざというときに後悔しない選択ができるでしょう。

医療方針の決定と合わせて、医療費の準備もしておくのがおすすめです。

2.葬儀方法を決める

どのような葬儀・供養をするのか、生きているうちに考えたいことではないかもしれません。しかし、愛猫の死のショックは想像以上に大きいもの。そのときになって慌てて決めると、悔いが残ることもあります。

最近は、ペット霊園の種類もさまざまです。個別火葬や合同火葬、中には家まで訪問してくれるものもあります。遺骨をどこに保管するのかも、家族で決めておくと安心です。

理想の葬儀方法を考えていたのに想像と違った…というケースもあるので、事前にペット霊園を見学しておくといいでしょう。

3.思い出の品を整理する

意外と忘れがちなのが、愛猫の思い出の品々をどうするかということです。亡くなったあとも、食器や首輪、おもちゃなどは残ります。それらの品々を保管するのか、もしくは処分するのか、家族で意見をまとめておくことをおすすめします。

また、愛猫の写真や動画を整理することも大切です。亡くなった直後に愛猫の写真を見るのは、精神的な負担がかからないとはいえません。あらかじめアルバムにまとめておくことで、亡くなったあとも心穏やかに思い出を振り返ることができます。

4.思い出作り

愛猫の死後、充分に思い出が作れなかったことに後悔したという話は少なくありません。犬のように外出ができないため、特別な思い出を作りにくいことも要因でしょう。

しかし、愛猫が亡くなったあとは、何気ない日常が大切な宝物となります。愛猫の死の悲しみを癒してくれるのも、愛猫との思い出なのではないでしょうか。毎日コミュニケーションを取ったり、名前を呼んであげたり…。ちょっとした意識を心掛けることも、終活のひとつといえます。

後悔しないための準備

ノートを見る女性と猫

猫の終活は、決めておきたいことがたくさんあります。そこで、いざというときに後悔しないために、「うちの子手帳」を作成しておくことをおすすめします。

「うちの子手帳」とは、愛猫の情報について記載したノートのこと。希望する医療方針や看取り方、供養の方法などを記し、家族と共有するためのものです。かかりつけの病院や服薬中の薬、食べ物やおもちゃの好みを書いておいてもいいでしょう。

手帳に記しておくことで、万が一のときに迷いなく判断することができます。

備えておくべき理由

猫の位牌

そもそも、なぜ愛猫の死に備えておく必要があるのでしょうか。

終活とは、人生を悔いなく終わらせるための活動という意味があります。ペットの場合、ペット自身が幸せな最期を迎えるための活動であり、飼い主さんが後悔を残さないための活動でもあります。

病気にもなっていないのに、医療方針や葬儀のことを考えるのは気が乗らないかもしれません。しかし、具合の悪い愛猫を前にすると、判断力や決断力が鈍ってしまうものです。終活は、そんなときの家族の支えになります。シニア期を安心して過ごすためにも、早めに終活を始めることをおすすめします。

まとめ

なでられる猫

猫がシニア期に突入するのは、7歳ごろといわれています。そのため、6歳になったら終活について家族で話し合ってみるといいでしょう。死への向き合い方は、家族の中でも意見が割れるもの。愛猫が素敵な最期を迎えられるよう、時間をかけてまとめてみてくださいね。

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