猫がする『逆くしゃみ』ってなに? 放っておいて大丈夫?注意が必要なケースも

猫がする『逆くしゃみ』ってなに? 放っておいて大丈夫?注意が必要なケースも

猫が鼻を「フガフガ」「ズーズー」と鳴らして呼吸していることはありませんか?これは「逆くしゃみ」と呼ばれ、一時的に起こることが一般的です。今回は、逆くしゃみの正体と注意が必要なケースを解説します。

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記事の監修

麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、神奈川県内の動物病院にて勤務。獣医師の電話相談窓口やペットショップの巡回を経て、横浜市に自身の動物病院を開院。開院後、ASC永田の皮膚科塾を修了。皮膚科や小児科、産科分野に興味があり、日々の診療で力を入れさせていただいています。

逆くしゃみとは?

くしゃみをする猫

逆くしゃみは正式には、発作性呼吸や咽頭絞扼(いんとうこうやく)反射などといいます。
通常のくしゃみは、息を吸い込んで思い切り吐き出すことで、鼻に入った異物を外に出そうとする自然な反応です。

一方、逆くしゃみは、勢いよく息を吸い込む動きが特徴です。原因ははっきりとは判明していませんが、毛づくろいやハウスダスト、寒暖差などによってのどや鼻に刺激が加わった際に起こると考えられています。

発作は突然始まり、多くの場合は短時間で自然に収まります。飼い主としては、驚いてしまうかもしれませんが、慌てずに胸をさすって落ち着かせたり、鼻先に息を吹きかけて呼吸をうながしたりしましょう。

注意が必要なケース4つ

診察を受ける猫

1.頻繁に繰り返す

たまに起こる程度であれば、動物病院への受診は必要ないことが多いです。ただし、頻繁に繰り返すようであれば、のどや鼻の病気の可能性があります。

2.呼吸の異変・ぐったりしている

苦しそうに呼吸をしていたり、ぐったりしたりしている場合は、単なる逆くしゃみではなく別の呼吸器疾患の可能性も考えられます。

3.鼻水・くしゃみなどの症状がある

鼻水や通常のくしゃみ、食欲低下などを伴う場合は、感染症や慢性鼻炎などの恐れがあります。免疫力が低い子猫やシニアの猫は、特に注意が必要です。

4.咳やゼーゼーという呼吸をしている

頻繁に咳をしたり、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という呼吸音が聞こえてきたら、喘息などの呼吸器の問題が起こっている恐れがあります。呼吸器の問題は放置すると命に関わることも多いので要注意です。

いずれにしても、少しでも「いつもと様子が違うな」「何かおかしいかも」と不安を感じたのであれば、獣医師への相談をおすすめします。

症状を言葉で説明しにくいこともあるため、猫の様子を動画で撮影しておくと、よりスムーズに診察を受けることができます。

まとめ

くしゃみをする人と猫

猫が逆くしゃみをしていると、飼い主としてはその動作や音に驚いてしまうことがあるかもしれません。

しかし、数秒から数十秒で自然に収まって、その後、普段通りに過ごしていれば問題ないケースが多いとされています。

ただし、頻度が増えている、呼吸が明らかに苦しそう、鼻水が出ているなどの症状が見られる際には、何かしらの病気が隠れている恐れがあります。早めに動物病院への受診を検討しましょう。

普段から様子をよく見てあげることで、愛猫の健康を守ることができますよ。

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