猫が『長く鳴いている』ときの理由4つ 鳴き方から読み取る心理や応え方も解説

猫が『長く鳴いている』ときの理由4つ 鳴き方から読み取る心理や応え方も解説

愛猫がいつもより長く鳴くと感じたことはありますか?夜中に鳴き続けたり、姿が見えないだけで不安そうに鳴いたり…。その理由を、鳴き方から読み解き、応え方を解説します。

1.甘えたい感情

椅子の前で鳴く猫

リビングでくつろいでいるときや、何かの作業に没頭しているとき、「にゃーん」と高めの声で長く鳴く場合は、甘えたい気持ちのサインです。

近くにすり寄ってきたり、足元にまとわりついたり、前足でちょんと触れたりする仕草もよく見られます。

これは「撫でてほしい」「遊んでほしい」という気持ちのあらわれ。短時間でも目を合わせて声を返したり、軽く撫でたりすると、安心して鳴きやむことが多いでしょう。

そして気持ちが満たされると、猫は何事もなかったかのように自分の世界へ戻り、静かにくつろぎはじめるものです。人間から見たら「勝手だな」と思うかもしれませんが、それが猫らしさ。そっとしておくのがベストです。

2.要求を訴えている(ごはん・トイレ・ドア)

ごはんが欲しくて鳴く猫

キッチンやごはん皿の近く、トイレの周辺、あるいは閉まっているドアの前などで、一定のリズムで「にゃー、にゃー」と繰り返し鳴く場合は、何かをしてほしいという要求のサインです。

見分け方のヒントは鳴いている場所です。一定の場所を鳴きながら行き来したり、飼い主さんの顔を見てから目的の場所へ歩いていったりする仕草をしていたら、「気づいて」「ここを見て」というはっきりとした意図があるといえるでしょう。

また鳴き声の感じも、「にゃーん」という猫なで声よりも、少し真剣な響きに感じることもあるでしょう。

この鳴き方をしているときは、フードやお水が足りているか、トイレは汚れていないか、出入りしたい場所はないかなど、環境をひと通り確認してみてください。

ただし毎回すぐに応じていると、猫は「鳴けば要求が通る」と学習することもあります。必要な要求かどうかを見極めながら、落ち着いて対応することが大切です。

3.不安・ストレス

不安で鳴く子猫

飼い主さんの姿が見えなくなったときや、外出の前後に、廊下や玄関付近で低めの声で長く鳴き続ける場合は、不安や離れることによるストレスが考えられます。また部屋の中を歩き回りながら鳴いたり、ドアの前でじっと待ちながら声を上げたりする様子が見られることもあるでしょう。

この鳴き声には、「どこに行ったの?」「置いていかないで」という不安な気持ちが込められています。甘えの声よりも、声のトーンにどこか切なさを感じる響きになるのが特徴です。
対応として、安心できる寝床やにおいのついた毛布を用意するなど、「ひとりでも大丈夫」と思える環境を整えてあげましょう。帰宅時は大げさに反応しすぎず、まずは落ち着いた態度で接すること。少しずつ不安が和らぎ、鳴く時間も短くなっていくことが期待できます。

なお、鳴き続けるだけでなく、粗相や破壊行動、自傷行為などが見られる場合は、分離不安症の可能性もあります。分離不安症とは、飼い主さんと離れることに強い不安を感じ、過度に鳴き続けたり問題行動を起こしたりするものです。心配な場合は、早めに専門家へ相談することも検討しましょう。

4.発情期(特に未避妊・未去勢)

叫ぶように鳴く猫

低く大きな声で「にゃあーーー」「あおーーー」と長く鳴く場合は、発情期の可能性があります。まるで遠吠えのように響く独特の鳴き方で、昼夜を問わず続くこともあります。

さらに動作の特徴もあり、低姿勢になり腰だけ高く上げるようなポーズや床に体をこすりつけたり、落ち着きなく歩き回ったりする仕草も特徴です。

これは本能的な繁殖行動によるもので、猫自身が意図しているというより、体の変化に伴って自然に起こる反応です。
夜間に鳴き声が強くなることも多いため、シャッターや窓、カーテンを閉めるなど環境面での配慮も大切です。今後の暮らしを見据えて、避妊・去勢手術を検討することも一つの選択肢となるでしょう。

まとめ

もの言いたげな猫

猫が長く鳴く理由は、甘えや要求、不安、発情期などさまざまですが、中には「その子の個性」という場合もあります。

毎日同じ時間や同じ場所で「にゃーん」と鳴き、食欲や元気に問題がないのであれば、それはコミュニケーションのひとつかもしれません。

なお、短い「ニャ」は軽いあいさつや返事、長い「ニャーーン」は甘えや強い要求、低い「ウー」は警戒や不満、震える声は強い不安や興奮など、鳴き声にも違いがあるので、愛猫の行動とあわせて観察してみてくださいね。

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