猫のアゴ下に『黒いニキビ』ができる原因3つ 放置するとどうなる?正しい対処法も解説

猫のアゴ下に『黒いニキビ』ができる原因3つ 放置するとどうなる?正しい対処法も解説

愛猫のアゴに、黒いニキビのようなものを見つけたことはありませんか?今回は、アゴ下のニキビができる原因と対策について解説します。

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記事の監修

麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、神奈川県内の動物病院にて勤務。獣医師の電話相談窓口やペットショップの巡回を経て、横浜市に自身の動物病院を開院。開院後、ASC永田の皮膚科塾を修了。皮膚科や小児科、産科分野に興味があり、日々の診療で力を入れさせていただいています。

1.皮脂の過剰分泌・アレルギー

白黒の猫のアップ

猫のアゴの下に、黒いニキビのようなものができることがあります。これは、主に「猫アクネ」「ざ瘡(ざそう)」と呼ばれるものです。初めはポツポツとできものがあるだけでも、悪化すると炎症を起こすことがあります。

アゴにニキビができるのは様々な原因によります。例えば、皮脂の過剰分泌。皮脂が多量に出た結果、皮脂腺が詰まってニキビとなります。皮脂腺以外にも、古い角質や汚れが詰まってニキビになることもあるようです。

また、特定の食べ物にアレルギー反応を起こす猫もいます。プラスチックや金属など、食器の素材が合わないというケースもあります。

2.雑菌の繁殖

毛づくろいする猫

雑菌の繁殖が原因で、ニキビができることもあります。とくに、毛づくろいをする機会が減った猫は注意。アゴ下はもともと毛づくろいが難しい場所なので、思っている以上に不衛生になっている場合があります。

また、食器類の汚れが原因となる可能性もあるでしょう。ご飯や水の食器は、こまめに洗っているでしょうか。こびりついた食べ物が腐ると、雑菌の元となってしまいます。

とくに気を付けたいのが、プラスチック製の食器です。プラスチックは、表面に傷がつきやすいという特徴があります。傷の中で雑菌の繁殖が進んでしまうと、猫がご飯を食べているときに口周りに雑菌が付着してしまいますので気を付けましょう。

3.ニキビダニ症

猫の顎

「ニキビダニ」が原因でニキビができることもあります。ニキビダニとは、別名「毛包虫」とも呼ばれる小さなダニ。肉眼で見えないほど小さく、毛穴の奥に住んでいます。

もともと猫の皮膚に存在するダニのひとつですが、免疫力低下や皮膚コンディションの悪化などがきっかけでかゆみを伴う炎症を起こすことがあります。

悪化すると、脱毛したり、かさぶたができたりすることも。炎症がひどくなると、ぷっくりと腫れてしまうこともあります。

免疫力が下がる原因は色々ありますが、病気やウイルス感染、ストレスなどが一般的です。アゴ下のニキビが赤く腫れている場合は、なるべく早めに動物病院に連れていくといいでしょう。

正しい対処法

猫のあごをふく

優しく拭き取る

アゴ下にニキビができたら、ぬるま湯で濡らしたコットンで優しく拭き取るようにしましょう。清潔な状態を保つことで、悪化を遅らせることができます。ただし、強い力でゴシゴシこするのは絶対にやめてください。皮膚にダメージが加わり、さらに悪化してしまう可能性があります。皮脂汚れだけを拭うようなイメージで、そっと拭き取ってくださいね。

こまめなシャンプー

清潔な状態を保つために、アゴ下のみを猫用シャンプーや清浄綿などで部分洗いするのもおすすめです。猫への頻繁な全身シャンプーは皮膚のバリア機能を落としたり、多大なストレスを与えたりして症状を悪化させる恐れがあるため、あくまでアゴ下周辺のケアに留めましょう。「薬浴」を行っている動物病院もありますので、問い合わせてみてもいいでしょう。

食器を変えてみる

食器類のアレルギーや不衛生が疑われる場合は、食器を新調してみてもいいでしょう。雑菌が繁殖しやすいプラスチックは避け、陶器・ステンレス製にするのがベターです。また、ご飯のたびに食器を洗い、綺麗な状態をキープすることも大切です。

無理に触らない

アゴ下のニキビが気になって、猫を撫でるたびに触ってしまうかもしれません。しかし、無理に触ると、雑菌が入ったりニキビが取れてしまうことがあります。どれだけ軽度でも、素手で触ることは絶対にやめましょう。

まとめ

寝る猫

猫のアゴ下のニキビは、皮脂の過剰分泌や、雑菌繁殖などが原因です。原因を特定することが難しいケースもあるため、日ごろからアゴ下のケアを習慣にすることが大切です。普段の様子をこまめにチェックすることで、異変が起きたときに気付きやすくなります。

一時的にニキビができて、自然と治ってしまうこともあるかもしれません。しかし、重症化すると、出血や化膿、痛みや痒みといった猫にとって不快な症状が出ます。心配な場合は、なるべく早く動物病院で診てもらうといいでしょう。

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