猫も「空気を読んでいる」と感じる瞬間3選

1.泣いていると、そっとそばに来てくれる
飼い主が悲しくて泣いているとき、猫が近くに来て前足でポンポンと触れたり、顔を覗き込んできたりすることがあります。
これは、泣き声という「いつもと違う音」や、うなだれた姿勢から、飼い主が困っていることを察知しているためです。
猫は高い音が好きですが、悲痛な叫びや鼻をすする音には「異常事態」を感じ取り、様子を見に来てくれます。そっと寄り添うことで、猫なりに飼い主を安心させようとしているのかもしれません。
2.忙しそうにしていると、邪魔をせずに見守る
朝の準備でバタバタしていたり、集中して作業をしていたりするとき、猫が遠くからじっとこちらを見ていることはありませんか?
飼い主が素早く動いているときは、下手に近づくと踏まれてしまう危険があることを猫は知っています。そのため、むやみに甘えに行かず、落ち着くまで静かに待つという判断ができるのです。
「今は遊んでもらえないな」と状況を判断して、自分の寝床へ戻る姿は、まさに空気を読んでいるといえるでしょう。
3.喧嘩が始まると、間に入ってなだめようとする
家族間で言い争いが起きると、猫が突然その間に割って入ったり、大きな声で鳴き始めたりすることがあります。これは、部屋の雰囲気がピリピリしていることや、怒鳴り声による空気の振動を嫌がっているためです。
猫にとって「争い」は平和を乱す怖いものです。なんとかしてその場の空気を変えよう、あるいは喧嘩を止めようとして、あえて注目を集めるような行動をとることがあります。平和主義な一面が見える瞬間です。
なぜわかるの?猫の「察知能力」のヒミツ

優れた「観察力」
猫は一日の大半を寝て過ごしているように見えますが、実は起きている間は飼い主の動きをじっくり観察しています。
立ち上がるタイミング、歩く速さ、視線の先など、細かな変化をデータとして蓄積しています。そのため、「あ、今はご飯の時間だ」「今は出かける準備だ」と予測することができます。
飼い主が気づかないような小さな表情のゆがみや、肩の力の入り具合からも、今の感情を読み取っていると考えられています。
敏感な「聴覚」
猫の耳は非常に優れており、人間には聞こえない小さな音まで拾うことができます。また、音の種類を細かく聞き分ける能力も高いため、飼い主の声が明るいか、暗いかを瞬時に判断できるのです。
優しい声で呼ばれれば喜び、低い怒鳴り声を聞けば身を隠します。飼い主が独り言でため息をついただけでも、「何かあったのかな?」と耳をぴくつかせ、その場の空気の変化を感じ取っているのです。
わずかな変化に気づく「嗅覚」
猫の鼻も非常に敏感です。人間は感情が動くと、アドレナリンなどのホルモンが分泌され、体温や体臭が微妙に変化します。
猫はこのわずかなニオイの変化を嗅ぎ取っているのではないかという説もあるようです。
飼い主が不安を感じているときのニオイや、リラックスしているときのニオイを嗅ぎ分けることで、言葉を使わずに「今どんな気持ちか」をダイレクトに察知している可能性があります。
飼い主が意識したい「猫との接し方」

猫が寄り添ってくれたら、優しく声をかける
もしあなたが落ち込んでいるときに猫が近くに来てくれたら、それは猫なりの優しさです。「来てくれてありがとう」と穏やかな声で伝えてあげましょう。
激しく撫でまわすと猫が驚いてしまうので、ゆっくりと背中を撫でる程度にするのがおすすめです。
猫も飼い主が落ち着くのを見ることで安心し、お互いの信頼関係がより深まっていきます。猫の心遣いに感謝の気持ちを持つことが大切です。
猫が一人になりたそうなときは無理に追わない
空気を読むのは猫だけではありません。飼い主も猫の空気を読んであげることが大切です。猫が窓の外をぼーっと眺めていたり、ひとりで毛繕いをしていたりするときは、そっとしておいてあげましょう。
猫は一人の時間を大切にする動物です。構いすぎるとストレスを感じてしまうため、猫が「今は一人にして」というサインを出しているときは、遠くから見守るだけにするのが、猫にとっての幸せに繋がります。
お互いに「心地よい距離感」を保つことが仲良しの秘訣
猫との生活で一番大切なのは、ベタベタしすぎず、かといって放っておきすぎない「適度な距離感」です。
猫はこちらをよく見ているからこそ、飼い主がリラックスして過ごしていると、猫も自然と心を開いてくれます。
お互いの自由を尊重しながら、困ったときには助け合える。そんな関係を築くことで、言葉がなくても深くつながっている安心感を得ることができるようになるでしょう。
まとめ

猫は言葉を話さない分、態度や距離感で一生懸命に自分の気持ちを伝え、同時に飼い主の気持ちも理解しようとしています。
こちらが愛情を持って接すれば、猫もそれに応えてくれるのです。猫が空気を読んで寄り添ってくれたときは、その温もりを大切に受け取りましょう。
観察眼の鋭い猫と一緒に過ごす時間は、あなたの心をもっと豊かにしてくれるはずです。これからも猫との程よい距離感を楽しみながら、最高のパートナーとして仲良く暮らしていってくださいね。