『元野良猫をお家猫』にしたいときの対処法5選 外猫を完全室内飼育することは可能?

『元野良猫をお家猫』にしたいときの対処法5選 外猫を完全室内飼育することは可能?

外で生活をしていた猫を迎えて家猫として一緒に暮らすことは、猫の健康にとって大切なことです。元野良猫が室内での暮らしを始めるのは、飼い主さんも猫も不安になるでしょう。元野良猫が家猫になるために飼い主さんがしてあげられることをご紹介します。

1.猫が安心できる場所を用意する

ケージの中にいる猫

外で暮らしていた猫は警戒心が強いので、室内での暮らしになり環境が変わったことでパニックになってしまう可能性があります。

先住ペットがいる場合、同じ場所にいると落ち着かなくなってしまうので、別の部屋で隔離できると良いです。

はじめはケージの中で生活をしてもらいます。トイレや水、ごはん、猫ベッドを用意してケージの中が安心できる場所と覚えてもらいましょう。ケージを毛布などで覆ってあげると、より安心できます。

2.猫のペースに合わせる

人の指のにおいを嗅ぐ猫

猫がまだ人にも家にも慣れていないときに、無理になでたり、抱っこしたりすると、猫が怖がってしまいます。猫から少し離れたところから、やさしく声をかけるところから始めましょう。

猫の様子を見ながら、ケージ越しにおもちゃやおやつを使ってコミュニケーションをとっていきます。猫が落ち着いている様子なら、ケージを開放します。

においをチェックしに飼い主さんに近づき、チェックが終わっても離れなかったら、おもちゃやおやつで仲良くなっていきましょう。すべて猫のペースに合わせてあげることが大切です。

とても長い時間が必要な猫もいます。猫が心を開いてくれたら、少しずつスキンシップも始めてみましょう。

3.家猫生活が楽しいものと覚えてもらう

おもちゃに前足を伸ばす猫

毎日、猫にあった運動量になるようにおもちゃで遊んであげましょう。

1日に数回遊ぶと満足してくれます。猫は高いところが好きなので、キャットタワーなど高いところに登って窓の外を眺められるようにすると、ストレス対策になります。段ボールなど、隠れられる場所も用意しておきましょう。

4.家の暮らしに慣れてもらう

寝ている猫

決まった時間にごはんが食べられる、新鮮な水が飲めるという暮らしに慣れると、落ち着いてくることがあります。

猫は飼い主さんの行動をよく見ています。ごはんの時間や寝る時間を覚えると、猫もそれに合わせて行動するようになってきます。生活リズムができてくると、安心感が生まれ、夜鳴きや外に行きたがる行動も減る傾向にあります。

5.脱走防止

ワイヤーネットがついた窓から外を見る猫

猫が外での生活が長いと、外へ行きたがる可能性があります。窓や玄関が開いた瞬間に飛び出してしまったり、網戸を破ったりしてしまうこともあるのです。

玄関の手前に柵を置いたり、窓は補助鍵を使って猫の顔の幅より開かないようにしたりする簡単な方法や、市販の猫の脱走防止柵などで対策ができます。猫が外に行きたがらなくても脱走対策は必ず行いましょう。

まとめ

警戒した表情でのぞく猫

元野良猫を家猫にするには、時間をかけて信頼関係を作っていくことが必要です。猫がストレスをためない環境を作り、焦らず猫に合わせて進めていきましょう。

また、元野良猫を迎えたら、落ち着いた頃に一度動物病院で健康診断を受けましょう。ノミやダニ、お腹の寄生虫の有無などをチェックしてもらうことで、猫も飼い主さんも安心して暮らせます。

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