1.キッチン

まず、猫の『入ってほしくない場所』として挙げられるのがキッチンです。
特に料理をしている時は、包丁といった刃物が出ていたりするため、思わぬケガに繋がってしまうことも考えられます。
また『猫が口にしてはいけない食材』のつまみ食いなどで思わぬ中毒症状を引き起こしてしまうこともあるため、できれば入ってほしくないと思っている方は多いでしょう。
どうしても入って欲しくない時は猫が入れないようにドアを閉めてしまうのが良いのですが、引き戸などであった場合開けてしまう猫もいるようです。
そのため、猫の苦手なニオイのするものを置いておいたり、スプレータイプの忌避剤を活用するなどして遠ざけるのが効果的といえます。
また、猫に乗ってほしくない場所にアルミホイルを敷いておくことで、そこに乗るのをやめさせるといったこともできますよ。
2.エアコン

猫は狭い隙間が大好きなため、エアコンの上に乗ってしまうこともあるでしょう。
ですが、エアコンの上はなかなか掃除が行き届かないため、下りた時には猫がホコリだらけになってしまっていた…なんてこともあります。
また、エアコンの上から落ちてしまって思わぬケガをしてしまうケースもあるため、できれば乗ってほしくない場所ですよね。
対策法としては『エアコンに飛び乗れそうな足場を置かない』のが一番です。足場がなければ天井近くのエアコンの上に到達する方法は限られてくるため、足場になりそうな家具はエアコンの近くに置かないようにするのが手っ取り早いでしょう。
しかし、飼い主さんの肩から飛び乗ってしまったり、カーテンレールなどからエアコンの上に乗ってしまったりすることもあります。
そのような場合には、カーテンレールの端やエアコンの横方向にパーテーションなどを設置するのがおすすめです。
網のようなタイプのものはよじ登ってしまう子もいますので、愛猫の運動能力に合わせて設置すると良いかも知れませんね。
3.ベランダ

猫が窓際で外を眺めているだけなら良いですが、外に気になる鳥や虫を発見すると『網戸を開けたり破ったりしてでも捕まえに行こうとしてしまう』ことがあるようです。
窓際だけならまだ良いですが、ベランダは猫がうっかり転落してしまったり脱走したりする危険性があるため、ベランダへの立ち入りを禁止したいと思っている飼い主さんもいらっしゃるでしょう。
かく言う筆者の愛猫も、過去に一度だけ網戸を破ってベランダへの侵入を試みたことがあります。その時は顔が出る程度の穴が出来上がった時点で気づいたため一度部屋を閉め、破れない材質の網戸に交換したのですが、肝が冷える思いでした。
網戸を破ったりしてしまう猫に対しては、引っかき防止スプレーの活用などで対策はできます。しかし、網戸を開けてしまう猫の場合は『猫が部屋にいる時は網戸だけの状態にしておかない』ことも大切です。
また、どうしても網戸のほうに興味を持ってしまう場合は、猫の大好きなおもちゃやおやつなどで他に気を逸らすことも効果的です。
まとめ

猫に乗ってほしくないものや入ってほしくない場所は、その家によって違います。例えば、筆者の愛猫は人間の食べ物に全く興味を示さず、自分のフードを食べたらすぐに下りてくれるため、多くの飼い主さんが禁止しているテーブルの上も特に禁止していません。
猫の性格や能力によっても『エアコンの上に興味を示すけど自力で登れないから特に対策をしていない』『外は窓越しに見るのが好きなだけで網戸を破ろうとはしない』といったふうにそれぞれ違いますよね。
猫に『ダメなこと』を教えるのはとても大変ですし、頭の良い猫相手であれば飼い主さんとの知恵比べとなってしまうことも多々ありますが、猫の性格や能力を見た上で対策するのが一番といえます。