猫がキッチンに入りたがる理由
1.飼い主さんのそばにいたいから
猫はひとりが好きなイメージを持たれますが、お世話をしてくれる飼い主さんのことを母猫のように思っているので、飼い主さんのそばで過ごすことが好きです。
飼い主さんがキッチンに行くと、後をついて一緒に入りたくなってしまいます。
2.キッチンで何をしているのか見たい
大好きな飼い主さんがキッチンで何をするのか、猫は気になってしまい見に行きたくなるそうです。また、水の音や料理をする音、食材のにおいなどの正体を知りたくて、キッチンに入りたくなります。
猫は警戒心が強い動物ですが、それと同じくらい好奇心旺盛です。
3.気になるものがある
肉や魚のにおい、出汁のにおいなど、猫にとっておいしいにおいがしてくるため、気になって近づきたくなってしまうことがあります。
また、キャットフードをキッチンで保管している、愛猫のごはんの準備をキッチンでしていると、猫がお腹が空いたときにキッチンに入ろうとすることも。
4.縄張りをパトロールしたい
猫は縄張りをもつ動物で、室内で暮らしている猫は室内が縄張りです。
毎日縄張りを歩いて侵入者がいないか、縄張りをアピールするためにつけた自分のにおいが薄くなっていないかなどをパトロールして確かめています。キッチンに入るのもパトロールをするのが目的かもしれません。
5.水道の水を飲みたい
飲み水を用意してあっても、キッチンの水道から水を飲みたがる猫もいますよね。これは、本能的に流れている水は新鮮だと知っているからと考えられています。
冷たい水が好きな猫、好奇心旺盛な性格の猫は水道の水に興味を持つことが多いそうです。
猫がキッチンに入るのを阻止する方法
猫をしつけるのは難しく「ダメ」と繰り返し教えても理解できる可能性は低いです。飼い主さんがいるときはキッチンに入ろうとする行動が見られなくても、飼い主さんがいないときに入ろうとすることもあります。
猫の安全のためにも、物理的にキッチンに入れないようにする必要があります。
柵、仕切り、ドアなどを設置する
100円ショップで揃う材料で簡単な柵を作ったり、2×4材などを使ってDIYでドアを作ったりして猫がキッチンに入らないようにすることができます。
猫の脱走防止柵やドアなどが売られているので、それを使用して対策することも可能です。
筆者の家では、100円ショップで購入したワイヤーネットで柵を作り、キッチンの入口に設置しています。キッチンカウンターには窓際冷気ブロックパネルをテープで留めて飛び乗らないようにしています。
猫だけの部屋を用意する、ケージを活用する
猫部屋を用意できる場合は、飼い主さんがいないときや調理中は猫部屋で過ごしてもらうようにすると安心です。猫部屋が用意できない場合は、調理中だけでも猫をケージで過ごさせると良いでしょう。
まとめ
猫がキッチンに入りたがるのは、飼い主さんのことやキッチンにある食べ物などが気になるためです。
他にも縄張りのパトロールや、水道で水を飲みたいという目的があります。しかし、キッチンは猫にとって危険な場所です。
柵を設置したり、調理中はケージを利用したり工夫して猫を守ってあげましょう。