幸せを運ぶ元ノラ猫チャロとの出会い

幸せを運ぶ元ノラ猫チャロとの出会い

私たちのもとに突然出会った1匹の茶トラの猫。名前をチャロとつけ今では大事な家族の一員で大切なパートナーです。出会いから現在に至るまでの道のりをお話しします。

元ノラ猫チャロの出会い

くつろいでいる猫

私は小さい頃から動物が大好きで将来は動物に関わる仕事がしたいと思い、動物看護の専門学校に通っていた頃です。

当時、今も付き合っている人のお家にいた時のことでした。外から「ニャー」「ニャー」と猫の鳴き声が聞こえてきて、その声はずっとずっと鳴き続けていました。

まるで「助けて!」といっているようでした。

居ても立っても居られず彼に「心配だから一緒に探してみよう」と声をかけ、探しました。鳴き声が聞こえてきたのは一台の車からでした。車の下の隙間からボンネットに入れる事を知っていたので万が一、ボンネットにいた場合エンジンをかけてしまったら猫ちゃんの命が危ない、助けないと、と思い車の持ち主の方に事情を説明しボンネットを開けてくれました。

そこには小さな体で震えていた1匹の茶トラの猫ちゃんでした。それがチャロとの運命の出会いでした。

治療の日々のスタート

医者と猫

チャロを保護した当初は爪をたて警戒をし、なかなか触ることが大変でした。

チャロの顔を見るとオデコや耳の裏の毛が抜け、フケが多いのに気づきました。最初はお湯でキレイに洗ってあげましたが、すぐにフケが出るようになり毛が生えてきたと思ったらまた抜けてしまいました。

「これはおかしい……」すぐに病院につれていき検査したところ、

「白癬菌といい、カビの一種ですね。」「恐らくまだ生後1ヶ月くらいだと思うから体の事を考えると治るのに時間はかかる」と先生に言われました。

私は早く治ってほしくてすぐにチャロの治療を始めました。薬用シャンプーで綺麗に洗い、薬を塗り、掃除機で部屋の隅々まで毎日かけました。完治するまで3ヶ月程かかりました。

現在のチャロ

仔猫といる猫

元気になったチャロは現在体重が5キロ程まですくすくと大きく成長しました。保護した当初はあんなに警戒していたが今ではすっかり甘えん坊な子になり私や彼の側にいつもベッタリしています。

私と彼が喧嘩した時もいつも仲介をしてくれたり、私が落ち込んでいる時もいつも寄り添ってくれました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

他にも友達が飼っている猫ちゃんを預かった時にチャロはその猫ちゃんと喧嘩せず一緒に遊んでくれたり母猫のように接してくれました。

家族や友達、職場のスタッフ全員にいつも可愛がってくれてあの時、チャロを預けて本当によかったと心から思いました。

まとめ

ドアップの猫

チャロと出会ったことで明るく楽しい生活を送ることができました。保護猫を含め、動物達は私達に「癒し」や「幸せ」を与えてくれる存在だとおもっています。

しかし日々のお世話による悩みや問題行動によるトラブルが原因で手放してしまうケースがあります。私たちと同じ命は一つ。最期まで責任もってほしいなと願っています。

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