子猫のしつけを始める時期
子猫のしつけを始める時期は、可能な限り早い方がいいとされています。猫は生後2週齢~7週齢に「社会化期」を迎えるとされており、これは外界に順応する為の期間と言われています。しかし生後2週齢~7週齢となると、ペットショップやブリーダーから愛猫をお迎えする場合はもちろん、生まれたての子猫を保護しない限り、本来はなかなか触れ合う機会がない月齢とも言えますね。
ペットショップやブリーダーからお迎えする場合は、早くても生後8週齢頃からの引き取りが推奨されているので、一般的に愛猫をお迎えする時期になれば、既にしつけを始めなくてはならない時期であるという事になります。
遅くても生後半年頃には、飼い主さんと一緒に暮らす上でのルールを教えていきたいところですが、成猫になっていたとしてもしつけは不可能ではありません。根気強く教える事できっと理解してくれますので、成猫を迎える際にしつけに関して心配する必要はありませんよ!
子猫の爪とぎのしつけ
子猫の爪とぎのしつけについてご紹介します。
猫をお迎えする際に、心配される事が多い「爪とぎ」ですが、しつけの前に「爪とぎ」は猫の本能であるという事を理解しましょう。その為、爪とぎを全くしないようにしつけるのは不可能です。家具や壁等で爪とぎをしないようにしつける為には、爪とぎを快適にできる場所を与えてあげるという事が重要になります。
まず、爪とぎには様々な種類があります。
形状
- 床置き型
- 壁かけ型
- 柱型
- ソファ型
材質
- 段ボール、紙
- 麻布、麻縄
- 綿、綿縄
- 木材
上記のような爪とぎの中で、愛猫が気に入る爪とぎを見つけてあげましょう。使い捨てタイプの安価な爪とぎも多く販売されていますので、まずは様々な材質の使い捨てタイプを試してみるのもいいかもしれませんね。
また、同じ場所(家具や壁等)で繰り返し爪とぎをしてしまう場合は、爪とぎ防止シートを利用してみましょう。猫は一度気に入ると、注意してもなかなか爪とぎを止めない場合があります。そんな時はきつく叱るよりも、その場所を快適に爪とぎが出来ない場所に変えてしまうのも一つの手ですよ~!
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子猫のトイレのしつけ
猫は、たとえ子猫であってもトイレのしつけは殆ど不要と言われています。子猫をトイレへ連れて行き、前足を軽く持って砂をかく素振りをするだけで、トイレを覚えてくれたという猫ちゃんも多いようです。ただ、新しい場所で愛猫が安心して用を足す為にも、愛猫のオシッコがついたトイレシートやティッシュをトイレの中に入れておくといいかもしれません。
子猫が粗相を繰り返してしまう場合は、しつけというよりは以下のような不満があるのかもしれません。
- トイレの形状が嫌
- トイレの場所が嫌(うるさい、人がよく通る等)
- トイレの砂が嫌
- 膀胱炎等の疾患がある
子猫の様子や、粗相する場所をしっかり観察して原因を突き止めましょう。本来、猫の場合「しつけができていないから、粗相をする」というのは考えにくいと言えます。トイレに何らかの不満がある、環境の変化によって体調不良や泌尿器系のトラブルを引き起こしている等、別のところに原因がないかどうか、しっかり観察してあげて下さい。
例えば、ドームタイプのトイレを用意していた場合は、屋根のないハーフタイプのトイレをもう一つ用意してみたり、別の猫砂を入れたトイレをもう一つ設置してみたりするのもいいかもしれません。また、粗相をしてしまった場所は、猫のオシッコ専用のニオイ消しを利用してしっかり掃除しましょう。
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ニオイのもとを分解して消し去る本物の消臭スプレー。 香りでごまかさず、ニオイのもとをしっかり消し去ります。
子猫が台所に侵入しないためのしつけ
好奇心旺盛な子猫は、お家の中の隅から隅まで冒険したくて仕方がありません。台所は、火元はもちろん、猫が口にしてはいけない食材や調味料がたくさんあります。全てを猫の手が届かないところに置ければ安心なのですが、なかなか難しいですよね。
そんな時は、猫が台所に入ったら水を吹きかける、大きな声や音を出して嫌な場所だと教えるという方法もあります。ただ、これらの方法はタイミングや状況によっては飼い主さん自身を怖いと認識しまったり、食べる=怒られるというような、見当違いな認識を引き起こす可能性もあります。
まず、百均やホームセンターに売っているワイヤーネットや、ガーデニング用品の虫よけ網等を利用してシンクの中や、調味料、食材置き場付近には近寄る事ができないよう工夫しましょう。猫自身も、成長と共に自分にとって楽しい場所ではないと自然に認識しますので、台所で猫にとって良い事(調理中につまみ食いさせてあげる等)を行わないよう注意しましょう!
料理中にコンロの上に乗ろうとする等、危険が伴う場合は料理中のみ、ケージに入っていてもらうという方法も一つですね。キッチンの形状にもよりますが、徹底して台所に入れないというのであれば、猫脱走防止のパーテーションを利用するのもいいかもしれません。
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CatCatchキャキャは愛猫家さんの「あるある」をカタチにした「猫・脱走防止専用」パーティションです。猫の外出には交通事故、感染症、迷子、ケガなど危険がいっぱい。CatCatchキャキャを取付けることで、帰宅時にドアを開けた時、猫が飛び出す心配がありません。
子猫にしつけをするポイント
ここまで、子猫の基本的なしつけについてご紹介しました。猫は「しつけができない」「何度言っても理解できない」等と言われる事がありますが、決してそんな事はありません。ただ、犬と違うのは「褒められるから」「怒られるから」という事が、猫にとってあまり意味を成さないという部分です。
猫は自分にとって快適で、必要だと思った事に関してのみその知能を発揮する言われています。猫らしいですよね。(笑)その為、猫を叱りつけてしつけをするというよりは、猫の危険を取り除き、安全な生活環境を提供する事が飼い主としての役目とも言えるかもしれませんね。
ただ、危険な場所に入ったり、コードや飼い主さんの手を噛んだりする事に対しては、子猫の時期からしっかりしつける必要があります。これらに対しても決して叩いたり、怒鳴ったりはせずに、しっかり目を見て「ダメ」と一言で伝え、すぐに物を片付けたり、猫を遠ざけるようにしましょう。危険な場所や物には、猫の嫌いなニオイがする「しつけスプレー」を利用するのも効果的です。
ビターアップル (Bitter Apple) ダバー猫用
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ネコちゃんが噛んだり舐めたりすると困るところに塗る忌避剤。ペットのしつけ剤としてロングセラーを続ける信頼の定番商品です。主な成分は、リンゴから抽出した天然の苦味エキス。うっかり舐めてしまうと、そのパワフル?な苦さにネコちゃんはびっくり仰天。以後、同じ場所を噛んだり舐めたりしなくなります。皮膚や被毛や足裏を掻いたり噛んだりする癖がある場合は、直接、ネコちゃんに塗ってください。
子猫の甘噛みに関しては、猫にとって愛情表現の一つでもあるので、無闇に叱りつけず、おもちゃに気を逸らしたり、ヒートアップしてきたら「痛いよ」と遊びを中断する等の方法で加減を教えてあげましょう。猫は、幼少期に母猫や兄弟猫と「喧嘩ごっこ」をしながら力加減を学びます。早くに母猫や兄弟猫と離れてしまった場合は、この加減が分からず強く噛んでしまう事もありますので、しつけるというよりは、加減を教えてあげると認識するといいかもしれませんね。
まとめ
子猫をしつける方法と適した時期についてご紹介しました。猫の本質を理解し、快適な空間を提供してあげる事が出来れば、特に「しつけ」という物は必要ないのかもしれません。私自身、愛猫に対して叱ったり、何かを教えようとしたりした事はあまりないように感じます。もちろん、子猫は好奇心旺盛なので悪戯に対しては注意する必要があります。水を掛けたり、大きな音を鳴らしたりするのも方法の一つですが、何故猫がそんな行動をしているのかを考えると「構ってほしい」「遊んで欲しい」といった要求が隠れているかもしれません。
40代 女性 いずみ
トイレのしつけは、特に失敗もしますが寛大な気持ちで対応してあげたいものですね!
我が家の猫ちゃんも、保護したときには子猫ちゃんだった子もいますので、その時にはトイレのしつけに時間がかかりましたがなんとかやりとげました。うんちをトイレ以外の場所にするのがなかなかなおりませんでしたが、何度も教えているうちにトイレの中ですることを、覚えてくれました。
子猫ちゃんは、遊び半分で覚えますので、怒らないように気長にみてあげましょう。