猫同士『相性が最悪』なときの行動3つ!負担を軽減するための対策とは

猫同士『相性が最悪』なときの行動3つ!負担を軽減するための対策とは

新たに猫を迎え入れるとき、先住猫との相性が気になりますよね。もし相性が悪かったとき、猫たちはどのような行動をとるのでしょうか。今回は、飼い主さんが猫たちのためにできることをご紹介します。

猫同士の「相性が最悪」ときの行動

喧嘩する2匹の猫

先住猫のいるところに新たに猫をお迎えする際、その相性が気になりますよね。スムーズに打ち解けられれば良いのですが、「相性が最悪」なパターンも考えられます。

もし猫同士の相性が最悪だった場合、彼らはどのような行動をとるのでしょうか。

1.攻撃する

自分の縄張りから追い出したいために、猫たちが喧嘩をしてしまう場合があります。

にらみ合い、大きな声で鳴き合いをした後、猫パンチをしたり噛みついたりしてケガをすることもあります。

2.避ける

お互いに喧嘩でケガをしたくないので、相手の前に姿を見せないようになります。弱い猫は強い猫を避けて行動します。

3.ストレス症状が出る

喧嘩をしたり、相手を避けて生活をしたりすることは大きなストレスとなります。その結果、気持ちを落ち着かせようと過剰な毛づくろいで脱毛したり、食欲が低下したり、ストレスによる体調不良が起きることがあります。

さらに、トイレを我慢したり、膀胱炎になったりすることもあるのです。細菌感染や膀胱結石もないのに、何度もトイレに入る、血尿が出るなど膀胱炎の症状が出る特発性膀胱炎は、ストレスが関係していると言われています。

猫同士の負担を軽くするためには

横向きの猫と後ろを見る猫

では、猫同士が上記のような「相性が最悪」な関係になってしまった場合、飼い主としてどのような対策をするべきなのでしょうか。

猫同士の距離をとれるようにする

猫同士が半径2m以上の距離をとって生活できるようにしましょう。人間同様、猫もお互いの距離が近いとトラブルになりやすいです。

キャットタワーなどを使って、上の空間も利用し、お互いが視界に入らないように環境を工夫してあげましょう。

それぞれの隠れ場所を作る

隠れることができる場所があると、猫は安心できます。猫同士で喧嘩になったときに、各々が隠れられる場所を用意しましょう。

子猫と成猫が生活する場合は、子猫は入れるが成猫は入れない場所、成猫は登れるが子猫は登れない場所などがあるといいでしょう。

トイレ環境を改善する

猫は、自分と相性の悪い猫が使ったトイレを使いたがらない場合があります。

トイレの数は「猫の頭数+1個」が理想と言われています。トイレとトイレは離して設置しましょう。

それぞれの食事場所を用意する

猫がそれぞれ落ち着いて食事ができるように、食事をする場所は離して設置してあげましょう。

なお、他の猫が飲んだ水を飲まない猫もいるので、水飲み場も複数設置した方がいい場合もあります。水飲み場が色々な場所にあることで、猫の水分摂取量も増えるメリットもあります。

避妊去勢手術をする

猫の発情期には、メス猫を巡ってオス猫同士の喧嘩が起こりやすくなります。また、オス猫は縄張り意識が強く、縄張り争いが起きることもあります。

避妊去勢手術をすることで、それらの喧嘩を予防することができます。繁殖を希望しない場合、避妊去勢手術をするのが一般的です。

生活場所を分ける

別々の部屋や1階と2階など生活する場所を分けてあげることで、猫たちのストレスを軽くできるでしょう。

なお、お互いの生活場所を交代で使うことでにおいが混ざり、お互いに相手を受け入れられるようになることもあります。しかし、猫の性格やストレスなどをよく考えてから行う方がいいです。

まとめ

にらみ合う猫

猫同士の相性が悪いと喧嘩になったり、顔を合わせないように行動したりします。同じ空間にいることが大きなストレスになってしまうと、体調不良になってあらわれる場合もあります。

猫同士の相性が悪い場合、猫たちがなるべく穏やかに生活できるように、猫同士の距離、食事場所やトイレの場所、生活場所について、今一度見直して適切な環境作りをすることをおすすめします。

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